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2024.02.10
寒い時期でもぽかぽか快眠!シュラフの保温力をアップさせる5つの方法

寒い時期でもぽかぽか快眠!シュラフの保温力をアップさせる5つの方法

登山やキャンプで、シュラフ(寝袋)のなかで凍えながら過ごしたことはありませんか?時期や場所によって想定よりも気温が低くなり、寒さを感じてしまうなんてことはよくある話です。そこで今回は、シュラフの保温力をアップさせる5つの方法について解説します。これらの方法を実践することで、寒い時期でもぽかぽか暖かく快眠することができるでしょう。シュラフを買い替える前に、ぜひ試してみてくださいね。

シュラフで暖かく寝られる仕組み

シュラフ 寒い

まずは、シュラフの保温性の仕組みについて解説します。シュラフで暖かく寝られる理由は、中綿が空気を多く含むことで、高い断熱性があるからです。空気は熱が伝わりづらく、外から伝わる冷気をガードしてくれます。さらに、体内の熱は外に逃げづらいので、体温を暖かく保てるのです。

季節ごとに適したシュラフを用意するのが理想

シュラフ 寒い

シュラフを選ぶ際には、時期や場所など使用シーンにおける気温を推定し、それに見合った性能をもつものを選ぶのが大事です。シュラフの性能については、ヨーロピアンノームという規格における「快適使用温度」を参考にすると選びやすいです。

たとえば、快適使用温度が0度のシュラフがあるとすると、気温が0度以上のときに使用すると快適に寝られます。ただし、人の代謝の違いや使用環境によって変わるので、表記の温度はあくまで目安に考えるとよいでしょう。

シュラフの快適性や携帯性の観点から、季節ごとに適したシュラフを用意して使うのが理想です。というのも、夏用のシュラフは冬で使うには寒すぎますし、冬用のシュラフは夏で使うには暑すぎるばかりでなく、かさばってしまうからです。

▼シュラフの選び方の詳細はこちらから

シュラフの保温力をアップさせる5つの方法

シュラフ 寒い

シュラフは季節ごとに適したものを用意するのが理想ですが、高価であるシュラフを複数もつのは難しい人もいるでしょう。そこで、シュラフの保温力を向上させ、より幅広く使える方法を5つご紹介します。

重ね着をする

暖かく寝るための簡単な方法は、重ね着をすることです。寝巻きのうえにさらに着こむことで暖かく過ごせます。おすすめの重ね着は、ウールやフリース素材のジャケット・パンツです。どちらも保温性に優れ、適度に熱気を逃がしてくれます。ただ、重ね着しすぎると着ぶくれし、シュラフのなかで窮屈さを感じてしまう場合もあります。

帽子やソックスなどの小物も有効

体の末端は冷えやすいので、帽子や厚手のソックスなど、小物類で寒さ対策をするのも有効です。足先や頭などを温めることで、効果的に保温できます

ダウンジャケット・パンツは効果が薄い

ダウンジャケット・パンツは保温性が高いですが、シュラフのなかで重ね着するには効果が薄いです。というのも、体内の熱はダウンウェアに留まるため、シュラフまで熱が伝わらずに暖まらないからです。さらに、ダウンウェアを着るとモコモコしたり、動きづらくなるのもデメリットになります。

カイロや湯たんぽを活用する

シュラフ 寒い

カイロや湯たんぽなどで体を直接的に温めるのも有効です。これらの熱源ですぐに温められるのがメリットですが、長い時間体に当てておくと低温やけどが起こる場合があります。寝る前にシュラフから出しておいたり、湯たんぽはタオルを巻いて使うなど、工夫して安全に使うとよいでしょう。

インナーシーツを入れる

シュラフのなかにシーツを入れると保温性が増します。体と外気との間で空気の層が増えるため、冷気が伝わりづらくなるのです。

シュラフカバーをかける

シュラフの外側を覆うシュラフカバーを合わせて使うと断熱性が増します。また、シュラフカバーの代用として、毛布やウェアをシュラフの上からかけるのもよいでしょう。一つ注意点として、通気性のないものをシュラフのうえからかけてしまうと、温度差で結露してしまう可能性があります。シュラフが濡れてしまうと、体が冷える原因になります。

シュラフを2枚重ねる

荒業ではありますが、シュラフを2枚重ねるという方法もあります。シュラフを重ねることで、シュラフの性能以上の保温力が見込めます。しかし、実際に使ってみないと、どの程度の保温力があるのか分かりません。また、シュラフを重ねると窮屈感が増してしまう点もあります。

その他シュラフの保温性改善のポイント

シュラフ 寒い

シュラフの保温性改善ポイントとして、2つ例を挙げます。これらのことを見直すことで、シュラフ自体を買い替えたり、新たにアイテムを買い足したりせずに済むかもしれせん。

首元のすき間を少なくする

シュラフをかぶって寝る際、冷気が入りやすい場所が顔周りや首元です。とくに封筒型のシュラフは頭側のスペースが大きく、そこから冷気が入りやすいです。また、人形型のシュラフでもすき間ができる場合があります。シュラフのすき間は、紐で縛って埋めたり、タオルなどでふさいだりして、冷気が入らないよう対策するとよいでしょう。

断熱性の高いマットを使う

快適に寝るためには、シュラフと併せてマットの存在も欠かせません。マットは地面の凹凸を少なくするだけでなく、地面から伝わる冷気も防いでくれます。マットの断熱性は「R値」という数値で評価されています。R値が高いほど断熱性が高いので、寒い時期に使う場合はマットの断熱性にもこだわって選ぶとよいでしょう。

シュラフを使いこなして暖かく寝よう

シュラフ 寒い

シュラフの保温力をアップさせる5つの方法について解説しました。重ね着をしたり、シーツやシュラフカバーを利用したりする方法があります。また、シュラフの使い方やマットを見直してみたりすることで、保温性改善が見込める場合があります。シュラフを買い換える前に、これらの方法を一度試してみてはいかがでしょうか。シュラフを使いこなして、寒い時期でもぽかぽか暖かく快眠しましょう。

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