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駅からハイキングができる広島の山:鉢ヶ峰~米田山で景色を堪能!みはらし連山

駅からハイキングができる広島の山:鉢ヶ峰~米田山で景色を堪能!みはらし連山

山と渓谷202312月号の特集「全国駅からハイキング100」で、わが町広島の山が5か所紹介されていました。テーマは「駅から登って駅へと下りる。都市近郊の山へのアクセスは電車利用が便利でラクチン!」ということで、載っていたのは

  • 「安芸小富士~下高山」(あきのこふじ~しもたかやま)
  • 「宮島弥山~駒ヶ林」(みやじまみせん~こまがばやし)
  • 「武田山~火山」(たけだやま~ひやま)
  • 「鉢ヶ峰~米田山(みはらし連山)」(はちがみね~よねだやま)
  • 「河平連山」(こうひられんざん)

どれも低山ながらガッツリ縦走を楽しめる山ばかりです。

最初の3か所はサッとふれて「鉢ヶ峰~米田山」を最近歩いてきたばかりなので詳しく紹介します。

1.「安芸小富士~下高山」はミモザの開花する春先が圧倒的におすすめです。

2023319日 満開のミモザ 安芸小富士で撮影)

2.「宮島弥山~駒ヶ林」は一年通していつ登っても素晴らしい場所です。年に何度も登っていて、以前紅葉時期の宮島を紹介しているので、今回は初日の出の写真だけ紹介します。

202311日 弥山山頂の向こうから初日の出が昇っている 駒ヶ林で撮影)

3.「武田山~火山」は広島市の南北を縦断できる縦走路「広島南アルプス」の北の部分に位置します。(ちなみに全縦走すると20kmに及ぶロングトレイルになります)

武田山~火山の縦走路はアクセス良し、山頂の眺望良し、面白いのが途中「弓場跡」というのがあって、的当てを自由に楽しむことができます。ここもまたおって紹介します。

202168日 的当てに挑戦中 弓場跡で撮影)

「鉢ヶ峰~米田山(みはらし連山)」の登山レポート

「みはらし連山」は「鉢ヶ峰」「大平山」「米田山」「象山」の4つ低山からなる、広島県三原市の湾岸近くを横断する縦走路です。

名前の通り「三原市」を通る「見晴らし」が感動的に良い山で、真夏の猛暑時期を除いて一年中歩けます。なんといってもその魅力は「瀬戸の多島美」を楽しめること。

歩くなら黄砂もなく澄んだ空、海がキラキラ反射する天気のいい日が絶対におすすめです。

載っていたルートもいいけど、尾道市にある「鳴滝山」「鳴滝城山」もプラスするともっと長い山歩きと尾道グルメも楽しめるので以下を紹介します。

コース【鳴滝山・鳴滝城山】【みはらし連山】

総距離13.7km 累積標高差1080m(休憩なし6時間、プラス休憩は多めの2時間)

一日の行程

  • JR三原駅に駐車(三原駅タイムズ新幹線口¥1000/1DAY
  • 三原駅→尾道駅 JR移動(二駅 ¥240
  • パン屋さんとラーメン屋さんに寄り道
  • 尾道駅→鳴滝登山口 バス移動(尾道駅→終点の鳴滝登山口¥220
  • 鳴滝城山~鳴滝山~鉢ヶ峰~大平山~米田山~亀山 山歩き
  • 三原駅駐車場ゴール

途中1か所トイレがあります。
水場はありません。

逆回りの三原駅から登山スタートにしなかったのは大きな理由があります。

大好きな「大胡商店の朝ラーメン」を食べたかったからです(笑)

登山前の腹ごしらえ&ランチの買い出しおすすめスポット

大胡商店(おおえびすしょうてん)

広島県尾道市土堂1-14-5 尾道駅から徒歩10

朝ラーメンは土日のみ7:30-10:00(隠れ家的な大胡商店)

写真は瀬戸内塩ラーメン(¥550

朝からラーメンだなんて最高です!レモンの香りがさわやかなスープなので朝からでもスルッと胃に入ります。席は5席しかないので待ちの列ができることもあり要注意です。

パンのなる木

広島県尾道市 東御所 3-23 尾道駅から徒歩5
・営業時間 7001900 定休日 火水

尾道駅に戻る途中で今日の昼ごはんとおやつを調達にパン屋さんにも寄りました。

大胡商店との中間地点にある「パンのなる木」です。キューブ型のパンが人気のようです。他にもピザやコロッケを買いました。

尾道駅に戻る海岸線に沿いにトイレがあるので一旦寄るといいです。

バス乗り場は尾道駅前2番乗り場、「鳴滝登山口」行きで終点なので初めてでも安心です。

登山スタート

鳴滝登山口バス停前踏切 コミック巻頭ページ

わずか15分のバスの旅で降り立ったのはこの場所、山系コミックの「山と食欲と私」の広島編の巻頭ページにある絵と全く同じシーン、この場所です。

830 この踏切を渡る所からいよいよスタートです。

最初に目指すのは「鳴滝城山」で今から歩く山々が見えています。

930 1座目 鳴滝城山(322m)

鳴滝城山 山頂

ちょっと荒れ気味で不明瞭なイバラの道を進むことに躊躇しましたが山頂ではこの美しい瀬戸の海を眺めることができました。

鳴滝山公園 もみじの丘

この日は1119日ということもあり、次の山に向かう途中では見事な紅葉が楽しめました。

1030 2座目 鳴滝山(402m) 

展望はありません。三角点のピークハントのみになります。

またもみじの丘に戻って八注池(やつぎいけ)のそばを通り先へ進みます。

1100 展望台

いよいよみはらし連山の縦走路に入ります。

途中の展望台からは尾道水道のキラキラ輝くこれまた美しい眺めが!

因島大橋も遠くに望めます。

眺めを十分楽しんだので今度は心地よい森歩きを楽しみます。

どこまでも平坦な道が続けばいいのだけど、急な下りの後には急な登りが出てきます。

1230 3座目 鉢ヶ峰 429.7

ここまで4時間。目の前に広がるのは光り輝く瀬戸内の多島美!なんとも美しい風景にしばらく見とれていました。そういったわけで休憩時間をかなり費やすことになりました。

時間は既に12時半、ここで昼食タイム。

「ジップロック×コジー×山専ボトル」でチキンラーメンを調理。

ボトルの湯は沸かして7時間経過していたものの、コジーの保温効果で問題なく食べられました。

調達したパンやコロッケも食べたのでおなかパンパンです。

1400 4座目 大平山 424.19

展望はないけど開けています。三角点が分かりにくいのでちょっとした宝探し気分が楽しめます。

ヒントを言うと、鉄塔を背にして時計回りにフェンスを回り込むといいです。

1430 5座目 米田山 357.2

きつい登りを終えたらまた眺望のいい場所に出ました。移動した分だけ島の見え方もずいぶん変わってきました。ここでキューブ型のパンとコーヒーでおやつ休憩をしました。

1530 6座目 象山 277

コンパクトながらここも眺望が良いです。そして今まで歩いてきた山を眺めることができました。

大平山の鉄塔も確認できます。

この後は清水橋登山口へ下ります。枯葉の多い滑りやすい急坂だったのでそこそこ時間がかかりました。車を止めた三原駅まで戻ってゴールです。駅に着いたのは1630頃でした。

最初の鳴滝城山も歩きにくいだけで、どこも危険個所はなく終始歩きやすいです。

朝も太陽の光が反射して海はキラキラ輝き、陽が傾き始めたらまた一段とキラキラを増す島山の観える風景、瀬戸の多島美を一日中楽しめる山歩きでした。

瀬戸内最高!

Youtubeで登山風景を紹介中

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