安全で快適な登山には欠かせないヘルメット。ですが、ザックの中に収納するにはあまりにもかさばってしまいます。安全で快適な登山のためには、使わない時の保管や持ち運びに便利なヘルメットホルダーもあわせて使用するといいでしょう。
今回は、コンパクトで使いやすく、あなたの大切なヘルメットをしっかりと守ってくれる、全登山者におすすめのヘルメットホルダーをご紹介します。ヘルメットの収納や携帯が劇的に楽になる、このアイテムの魅力をぜひチェックしてください!
1. ヘルメットの持ち運びに便利なヘルメットホルダー
ヘルメットホルダーは、登山中やクライミング時にヘルメットを安全かつ簡単に持ち運ぶためのアクセサリーです。ヘルメットは安全のために必要不可欠ですが、その大きさや形状からザックに収納しにくく、外部に取り付けることがほとんどです。
たまにザックの外部にカラビナなどでヘルメットやコップなどを取り付けている方を見かけますが、これは安全面からも避けた方が良いでしょう。狭い空間を通る際などに木々や岩に引っ掛かりバランスを崩してしったり、ヘルメット自体の損傷を招く原因になります。
とはいえ、かさばりザック内部に収納できないヘルメットは、ヘルメットホルダーを使用することでより安全に外部に固定することができます。ザックと一体化し挙動を把握しやすくなりますし、万が一木々や岩肌にぶつかった際にもヘルメット自体の損傷を抑えてくれます。
高額な物でもありませんので、ヘルメットを持ち運ぶ際にはヘルメットホルダーの使用をおすすめします。
2. ヘルメットホルダーの選び方
ヘルメットホルダーを選ぶ際には、以下のポイントに注意する必要があります。特にお使いのザックとの相性やアクティビティ内容をよく考慮し、より安全なヘルメットカバーを選択するようにしましょう。
①ヘルメットホルダーの固定方法
ヘルメットホルダーは、ザックに固定するためのさまざまな方法を備えています。一般的な固定方法としては、フックやゴム紐を使用したものがあります。
フックタイプは、ザックの外部にあるループやコンプレッションベルトに簡単に取り付けることができ、取り外しも容易です。ですが、開放式のフックの場合には激しい動きによって不意に外れてしまうリスクもあります。より安全性性を求めるのならカラビナのような開閉式のフックをおすすめします。
ゴム紐タイプは、より汎用性があり、さまざまなサイズのループやコンプレッションベルトに対応することができます。ゴム紐の固定もフックに留める場合がほとんどで、開放式のフックよりはしっかりとした固定が可能です。
②ザックとの相性
ヘルメットホルダーは、ザックの形状やデザインによっても適合するかどうかが異なります。たとえば、ヘルメットホルダー専用の取り付けポイントがある場合もありますし、外部ストラップやコンプレッションベルト自体がないこともあります。
基本的には登山用のザックであれば、コンプレッションベルトがない方が稀ですし、多くのザックに取り付け可能でしょう。ただし、フック式の場合にはフックの大きさによってベルトの太さと相性が悪い可能性はあります。念のため、購入前に自分のザックとの互換性を確認するようにしましょう。
③ヘルメットの固定方法(形状)
ヘルメットホルダーには主にシート型と袋型の2つの形状があります。
シート型は、ヘルメットをシートで覆うように押さえつけて固定するタイプで、ヘルメットの着脱が容易であるという利点があります。
一方で袋型は、ヘルメット全体を袋に入れザックに引っかけるタイプで、雨や汚れからヘルメットを保護するのに適しています。
どちらの方が優れているというわけではなく、使用する環境や好みによって選択すればよいでしょう。
④収納方法と重量
ヘルメットホルダー自体の収納方法も一つの要素です。コンパクトに折りたためるホルダーは、使用しないときにザック内で邪魔になりませんし、ザックホルダー収納袋が付属するものもあります。ご自身のパッキングプランにヘルメットホルダーも加えてシミュレーションしてしてみてください。
また、ホルダーの重量も考慮すべき点です。ヘルメットホルダー自体がとても軽量なので気になりませんが、ヘルメットを選ぶ際に数10gの重量差も考慮した方も多いのではないでしょうか。そのほかの装備についても同様で、せっかく軽量化を図って選んできたのならヘルメットホルダーについてもより軽量なものを選択すべきでしょう。
3. おすすめのヘルメットホルダー8選
ブランド | ミレー | マムート | マムート | モンベル | THE NORTH FACE | Arc'teryx | ヘリテイジ | PAAGO WORKS |
商品名 | ヘルメットホルダー | ヘルメットホルダー | ヘルメットホルダープロ | ヘルメットホルダー | ヘルメットホルダー | コアーク ヘルメットキャリー パック アクセサリー | ヘルメットホルダー | RUSH PLUS |
イメージ | ||||||||
価格 | ¥2,090 | ¥3,850 | ¥7,150 | ¥1,760 | ¥2,750 | ¥5,500 | ¥5,280 | ¥3,630 |
重量 | 74g | 不明 | 136g | 77g | 約60g | 15g | 110g | 50g |
形状 | シート型 | シート型 | 袋型 | シート型 | シート状 | シート状 | 袋状 | シート状 |
ザックへの固定方法 | 4点フック | 4点ゴム紐 | 4点開閉フック | 4点フック | 4点フック | 4点ゴム紐 | 4点開閉フック | 4点開閉フック |
①ミレー ヘルメットホルダー
ミレーのヘルメットホルダーは、さまざまなバックパックに取り付けられる外付けタイプで、軽量で持ち運びが簡単です。
4か所の開放式の2,3cm幅のフックをバックパックのギアループやサイドストラップに取り付けることで固定できます。フックはカギ状で引っかけるだけなので、細いひも状のものには不安定感があり、外れそうで少し心配な部分があります。
また、使用しないときは小さく折りたたんでポケット状のメッシュ部分に収納できるため、携行性に優れています。価格も手頃で入手しやすく、多くの方におすすめできるヘルメットホルダーです。
ブランド | ミレー |
商品名 | ヘルメットホルダー |
価格 | ¥2,090 |
重量 | 74g |
形状 | シート型 |
ザックへの固定方法 | 4点フック |
②マムート ヘルメットホルダー
マムートのヘルメットホルダーは、登山やクライミング用に設計された柔軟で耐久性のあるアイテムです。素材には伸縮性のあるスパンデックスという生地を使用しており、さまざまなサイズのバックパックやヘルメットに対応可能です。
ゴム紐にフックがついており、ザックの細いループ等にはそのままフックで固定できますし、太いコンプレッションベルト等にはゴム紐を巻き付けるように固定できます。また、ゴム紐は長さ調整可能で、ヘルメットをしっかりと固定し移動中の揺れを最小限に抑えることができます。
価格は約3,850円(税込)と比較的手頃で、ミレーと同様に品質と価格のバランスが取れた選択肢です。
ブランド | マムート |
商品名 | ヘルメットホルダー |
価格 | ¥3,850 |
重量 | 不明 |
形状 | シート型 |
ザックへの固定方法 | 4点ゴム紐 |
③マムート ヘルメットホルダープロ
マムートの「ヘルメットホルダープロ」は、アウトドアでのヘルメット収納をより安全かつ便利にするために設計された製品です。柔軟性のある素材を使用した袋状のホルダーであるため、さまざまなサイズのヘルメットをしっかりと収納できます。
ホルダーは完全に閉めることができ、ヘルメットが落ちる心配もありません。また、ジッパー部分には保護が施されており、大切なヘルメットに傷がつくのを防ぐ工夫がされています
「ヘルメットホルダープロ」は、重量が136gとやや重めです。ザックへの固定は、袋から延びたゴム紐を開閉式のフックで引っかけるため、思わぬ脱落等が起こらず安心です。価格は7,150円とヘルメットホルダーとしては高額ですが、機能性の高い製品となっています。
ブランド | マムート |
商品名 | ヘルメットホルダープロ |
価格 | ¥7,150 |
重量 | 136g |
形状 | 袋型 |
ザックへの固定方法 | 4点開閉フック |
④モンベル ヘルメットホルダー
モンベルのヘルメットホルダーは、さまざまなサイズのヘルメットをしっかりと固定するために設計されたアクセサリーです。軽量でコンパクトな作りになっており、重量はわずか77gです。
素材には防水透湿性のあるストレッチ素材が使用されているため、ヘルメットにぴったりフィットし、様々なサイズのヘルメットに対応可能です。固定方法は、コンプレッションベルトなどにフックを引っかけるタイプで、数cmの幅のあるベルトに適しています。
価格はさすがモンベルと言ったところで1,760円(税込)と、コストパフォーマンスの優れた製品です。
ブランド | モンベル |
商品名 | ヘルメットホルダー |
価格 | ¥1,760 |
重量 | 77g |
形状 | シート型 |
ザックへの固定方法 | 4点フック |
⑤THE NORTH FACE ヘルメットホルダー
THE NORTH FACEのヘルメットホルダーは、さまざまなバックパックに取り付けが可能なアイテムです。フィット感を向上させるためにストレッチメッシュ素材が使用されており、ヘルメットをしっかりと固定することができます。
アルミフック付きの4本のウェビングテープが長めに設定されており、バックパックの雨蓋部分やサイドコンプレッションベルトなどにも取り付けることができます。
ホルダー自体も約60gと軽量です。価格は2,750円で、多くの方にお勧めできる安定感のある性能と価格になっています。
ブランド | THE NORTH FACE |
商品名 | ヘルメットホルダー |
価格 | ¥2,750 |
重量 | 約60g |
形状 | シート状 |
ザックへの固定方法 | 4点フック |
⑥Arc'teryx コアーク ヘルメットキャリー パック アクセサリー
Arc'teryxの「コアーク ヘルメットキャリー パック アクセサリー」は、Arc'teryxのクライミングやスノーパックとシームレスに統合できるよう設計されており、アウトドア活動中にヘルメットを安全かつ効率的に持ち運ぶためのアクセサリーです。
グローブを付けたままでも操作できるように設計されており、スノースポーツ向けのデザインとなっています。とはいえ軽量でコンパクトなため、スノースポーツに限らずさまざまなアクティビティにおいて活躍するでしょう。
また、専用の収納袋がついていたり、直感的な4点アタッチメントなどの効果的なデザインにより、他のヘルメットホルダーとは一線を画すような高級な製品であると言えるでしょう。その分、価格は高く設定されていますが、こだわりのヘルメットホルダーとしておすすめの製品です。
ブランド | Arc'teryx |
商品名 | コアーク ヘルメットキャリー パック アクセサリー |
価格 | ¥5,500 |
重量 | 15g |
形状 | シート状 |
ザックへの固定方法 | 4点ゴム紐 |
⑦ヘリテイジ ヘルメットホルダー
ヘリテイジのヘルメットホルダーは、さまざまなクライミングや登山用ヘルメットをしっかりと収納するために設計されたアクセサリーです。ザックのサイドコンプレッションベルトなどにショックコードとミニカラビナで簡単に取り付けることができ、袋状になっているため安全にかつ確実な収納が可能です。さらに、底部がメッシュ構造になっており、雨水などがたまりにくい設計となっています。
使用していない時は、ホルダーの袋部分をドットボタンで閉じておけるため、ザックに付けたままコンパクトに収納しておけます。重さは約110gとやや重めで、素材には防水性とストレッチ性を備えたポリエステルとナイロンが使われています。
ブランド | ヘリテイジ |
商品名 | ヘルメットホルダー |
価格 | ¥5,280 |
重量 | 110g |
形状 | 袋状 |
ザックへの固定方法 | 4点開閉フック |
⑧PAAGO WORKS RUSH PLUS
PAAGO WORKSの「RUSH PLUS」は、RUSHシリーズのバックパックに機能を追加するために設計されたギアホルダーです。軽量でコンパクトなデザインで、重さはわずか50gです。
このホルダーはストレッチメッシュとショックコードを使用しており、ヘルメットなどの外付けが可能で、さまざまなサイズのRUSHシリーズのバックパックに互換性があります。また、4つの開閉式のフックで簡単に装着でき、それぞれのコードロックで長さを調整できます。
メッシュ部は2重構造でアウターなどを入れておくポケットとしても使用可能で、シンプルでありながらも機能性に優れています。
ブランド | PAAGO WORKS |
商品名 | RUSH PLUS |
価格 | ¥3,630 |
重量 | 50g |
形状 | シート状 |
ザックへの固定方法 | 4点開閉フック |