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2023.04.26
登山用ヘルメットの選び方・最軽量&人気モデルを一挙公開

登山用ヘルメットの選び方・最軽量&人気モデルを一挙公開

登山におけるヘルメットは転倒時に頭を守ることに大きな役割を果たす安全装備の一つです。多くの方は落石が多い山道で使用することを前提に考えていますが、急勾配の山を登る時以外では落石によって石や岩が頭に当たる可能性は非常に低いです。

遭難救助事故の大多数が転倒によることからもヘルメットは重要装備の一つとして考えましょう。この記事では登山用ヘルメットの選び方と、ヘルメットに力を入れてる4つのブランドの最軽量モデルを含んだおすすめのヘルメットを紹介します。

登山用ヘルメットの"5つのポイント"を抑えた選び方

登山用ヘルメットを選ぶ時には5つのポイントを抑えることで、実際に使用する時にストレスなく安全に登山をすることが可能です。あまり考えないでヘルメットを購入すると、頭が痛い、首が疲れる、夜間や雨天時に使いづらいなど登山に集中することができなくなってしまいます。

代表的な2種類+αの構造から選ぶ

登山用ヘルメットには大きく分けて2種類の構造があります。

  • インモールド構造:軽くて耐衝撃性が高いが、価格も高い
  • ハードシェル構造:耐久性が高く重量感があるが、価格は手頃

軽量性を重視するならばインモールド構造がおすすめ

軽量な登山用ヘルメットの多くは、インモールド構造と呼ばれる発泡スチロール(EPS)や、発砲ポリプロピレン(EPP)を使用した構造を採用しています。さらに通気性にも長けているため夏の縦走登山や発汗の可能性が高い登山におすすめのモデルです。

衝撃に強く価格が手頃なものならばハードシェル構造がおすすめ

耐衝撃性・耐久性に優れたポリカーボネイトシェルなどを使い、硬くて傷に強い特徴があります。ヘルメットを薄くすることができ更には耐久性が高いヘルメットです。外側に樹脂製のシェルをまとい、内側に発泡剤という構造が一般的で、価格が安く重量は軽いもので230g前後、通常300g前後のスペックです。

インモールドの軽さとハードシェルの耐久性を備えたハイブリットタイプ

EPPとEPS、2つのフォームにABSシェルを組み合わせることで軽さと耐久性を両立させたタイプです。このタイプのヘルメットは主流ではありませんが優れた技術力のブラックダイヤモンドから発売されています。

安全基準を満たしたヘルメットであるか確認する

登山用登山用ヘルメットにはヨーロッパと日本の2種類の安全規格が採用されているモデルがほとんどです。価格が安いモデルにはこの安全規格外であることもあるので必ず確認するようにしましょう。

EN規格-EN12492

ヨーロッパの統一規格をEN規格と言い、その中でもEN12492が山岳用ヘルメットの規格です。この規格は5種類のテストからなり非常に厳しいことテストで成り立っています。

UIAA安全規格

UIAAとは国際山岳連盟のことで、クライミングの発展や安全に寄与することを目的に活動を行っている国際団体です。UIAA規格はヘルメットに限らず登山用品やクライミング用品の耐久性などを定めた安全規格でカテゴリーの用品毎にUIAA規格基準が定められています。

テスト方法

  • 対貫通性:円錐形ストライカさから人頭模型に取り付けたヘルメットの頭頂部へ落下させ、結果人頭模型にストライカが接触しないかを確認
  • 衝撃吸収性:半球形と平面形のストライカ2m、0.5mの高さから頭頂部へ落下させ、結果10kNの衝撃過重であるかを確認
  • あごひもの強度:あごひもに500Nの荷重を加え、結果あごひも全体の伸びが25mm以下であるかを確認
  • あごひもの有効性:スチールワイヤーの先に取り付けられたフックをヘルメットの縁にかけ上に引っ張られるようにプーリーを介してワイヤーをセットし、重り10kgを175mmの距離落下させ、結果人頭模型から外れないかを確認
  • 通気孔の面積:400平方メートル以上

サイズ調整と頭の形に合っているかをチェック

欧州やアメリカのブランドは、その国の人の頭の形に合わせたモデルが多いので、日本人がヘルメットをかぶった時にフィットするかを確認する必要があります。

またキャップやビーニーなどをかぶった上からヘルメットを装着する場合は後頭部に設けられた調整ダイヤルで簡単に操作できるタイプを選ぶことでフィット感を高めることが容易に行えます。

通気性が高いベンチレーションの数と大きさを確認

夏山登山の場合はヘルメットをかぶっていることで風がダイレクトに頭に当たらないため汗をかきやすく蒸れやすくなります。このようなことがないように多数のベンチレーションを備えたヘルメットは蒸れにくく快適な装着感があります。

またヘルメット内部にフォーム素材のインナーパッドがあるモデルは吸湿と吸汗によって顔に汗が滴ることを軽減します。このインナーパッドを取り外して洗えるモデルは衛生的です。

ヘルメットの上からヘッドランプの装着がしやすいかを確認

暗い山の中を登山する時には足元の視界が悪いためヘルメットを装着することがおすすめです。この時ヘルメットの上からヘッドランプを装着する必要がありますが、ヘッドランプクリップがあるとヘッドランプをヘルメットの上から装着した時に滑りづらく安心です。ヘルメットをかぶるシーンを想定して必要な機能がついたモデルか確認するようにしましょう。

登山向けにおすすめのヘルメット

登山向けにおすすめのヘルメットをインモールド構造とハードシェル構造でそれぞれおすすめのモデルを紹介します。紹介するヘルメットは全て登山用ギアに力を入れているだけでなく高い技術力と信頼性の高さが特徴のブランドのヘルメットです。いずれのヘルメットもヨーロッパ規格、国際山岳連盟規格に準じたモデルです。

インモールド構造で200g以下の軽量ヘルメット

インモールド構造の特徴の一つである軽量性に特徴を持たせた4種類のヘルメットを紹介します。全て200g以下で登山装備の軽量化に力を入れている方におすすめのモデルです。

※横スクロールで表がスクロールできます。
ブランドペツルブラックダイヤモンドマムートグリベル
イメージ
モデル名シロッコベイパーCrag Sender Helmetステルス
価格(税込)¥18,370¥15,290¥14,300¥16,500
構造インモールドインモールドインモールドインモールド
重量(S/M)160g186g199g200g
規格EN 12492規格EN 12492規格EN 12492規格EN 12492規格

【160g】最も軽量でフィット感に優れた-ペツル『シロッコ』

後頭部を広くカバーする形状でしっかりと頭を保護するデザインです。前頭部から側面、後頭部にかけて大きな通気孔を設け、汗をかきづらく通気性に優れています。

EPPフォーム (シェル)、クラウン (ポリカーボネート)、ライナー (EPSフォーム)の3種類のハイブリッド構造で、軽量に作られています。

ヘッドランプ取り付け用のクリップは前に2箇所後ろに1箇所ついています。

【186g】高いプロテクションが魅力-ブラックダイヤモンド『ベイパー』

高いプロテクションを得るために、ケブラーとカーボンをシェルとEPSフォームの間にインサートしています。これによって軽いけれども安心感のあるヘルメットに仕上げています。両サイドから後頭部にかけて大型のベンチレーターが多数備えられているため、優れた通気性と軽量化が行われています。

ポリカーボネートのシェルとEPSフォームの一体成形が特徴のヘルメットです。

ヘッドランプ取り付け用のクリップは前に2箇所取り付けられており、取り外しが可能です。

【199g】高い通気性と薄型設計を採用-マムート『Crag Sender Helmet』

特殊な形状を採用し頭部の広い範囲をカバーするデザインで、さらに薄型でかぶりやすい特徴があります。通気性にも優れ両サイドから後頭部にかけての大型のベンチレーターがヘルメットのデザインを特徴をづけています。

アウターシェルとEPSフォームのハイブリッド構造で、重要な部分にケブラーの補強を施した構造です。

ヘッドランプ取り付け用のホルダーは前後に伸縮性のループがあり容易に取り付けが可能です。

【200g】コストパフォーマンスに優れた-グリベル『ステルス』

グリベルのヘルメットはジャパンフィットを採用し、西洋人に比べて丸い形状の日本人の頭に合うように、内側のヘルメットの幅と深さを調整しています。

ポリカーボンのシェルとポリエチレンフォームのハイブリッド構造で、ワンサイズ展開で幅広い頭にフィットするように作られています。

ヘッドランプ取り付け用のホルダーは前に2箇所、後ろに2箇所備わっており、ヘルメットにしっかりと固定します。

初めてヘルメットを購入する登山者に人気のモデル

価格が安く買い求めやすいモデルから、スキーツーリングにも使える汎用性が高いモデルと様々な種類のヘルメットがあります。紹介する6種類のモデルはいずれも人気のモデルです。

※横スクロールで表がスクロールできます。
ブランドモンベルペツルカンプブラックダイヤモンドグリベルペツル
イメージ
モデル名L.W.アルパインヘルメットメテオストームハーフドームサラマンダー2.0ボレオ
価格(税込)¥9,790¥14,740¥13,500¥7,700¥10,780¥10,560
構造インモールドインモールドインモールドハードシェルハードシェルハイブリット
重量(S/M)225g225g230g260g352g285g
規格EN 12492規格EN 12492規格EN 12492規格EN 12492規格EN 12492規格EN 12492規格

【225g】軽量で安価に購入が可能-モンベル『L.W.アルパインヘルメット』

モンベルのヘルメットの中で最も軽量なモデルです。日本人の頭の形にフィットするようにデザインされた2サイズ展開で、価格も安く初心者にもおすすめのモデルです。ベンチレーションの数は他のモデルと比べると少ないため肌寒い季節にもおすすめのヘルメットです。

【225g】スキーツーリングにも使用可能-ペツル『メテオ』

軽量で薄型設計のヘルメットです。スキーツーリング用として認証を受けた汎用性にも優れたモデルで、ペツル独自の独自基準によるプロテクションに優れたヘルメットです。大きな通気口を側面と前面に配置し春から夏に向けての暑い季節でも快適に登山を楽しむことができます。

【230g】22のベンチレーションで涼しい-カンプ『ストーム』

カンプのヘルメットの中で軽量性に優れたモデルで、テクニカルなクライミングやマウンテンイヤリングのために動きやすく設計されたヘルメットです。ベンチレーションの数が多く優れた通気性で涼しく快適に登山を楽しむことができるモデルです。

【260g】手始めの購入におすすめ-ブラックダイヤモンド『ハーフドーム』

紹介するヘルメットの中では最も価格が安く機能性にも優れたヘルメットです。片手で操作できるダイヤルやヘッドランプクリップを備え使いやすくシンプルなデザインに仕上がっています。

【352g】デザイン性とコストパフォマンスに優れた-グリベル『サラマンダー2.0』

ジャパンフィッティングを採用した大きな頭の人にもフィットするデザインに仕上げたヘルメットです。自分の頭の形に合うヘルメットがないと悩んでいる方の救世主のような存在で人気があります。

【285g】コスパ優秀なハイブリッドモデル-ペツル『ボレオ』

様々なアクティビティで活用することができる耐久性に優れたヘルメットです。ペツルのヘルメットの中では価格が安くコストパフォーマンスに優れていることから多くの登山者に人気のあるモデルです。ペツルの独自基準に基づいた構造、ヘッドランプを取り付けるための4つのクリップなど高い機能性をもで備えたモデルです。

ヘルメットの持ち運びに便利なヘルメットホルダー

登山装備にヘルメットを加えた際、ヘルメットホルダーがあることでザックの外側にヘルメットを取り付けることができます。ヘルメットのサイズを気にせず容易に取り付けることができるサイズ調整や、ヘルメットが落下しにくいようにしっかりと固定させるストレッチ性などをチェックして購入しましょう。

【74g】ミレーのヘルメットホルダー

使用しない時はコンパクトにして収納しておけるヘルメットホルダーです4箇所のフックをザックのコンプレッションベルトに装着することができる仕様でほぼ全てのザックに取り付けることができます。ストレッチ性に優れた素材でしっかりとザックを固定させることができます。

【120g】マムートのヘルメットホルダー

ヘルメット全体を覆い隠すように収納するタイプのヘルメットホルダーです。大きなサイズなので様々な大きさのヘルメットを収納することができます。シンプルなヘルメットホルダーよりも雨に濡れづらいタイプのヘルメットホルダーです。

【60g】ザノースフェイスのヘルメットホルダー

使用しない時はスタッフサックに収納しておくことができます。ストレッチメッシュを使用しているため軽量性にも優れており、アルミフックによる固定で小さいながらもしっかりとザックにヘルメットを固定させることができます。

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