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【2024年版】秋の登山におすすめ!保温性と通気性を両立したアクティブインサレーション9選!

【2024年版】秋の登山におすすめ!保温性と通気性を両立したアクティブインサレーション9選!

アクティブインサレーションは、秋の登山において理想的なウェアとして、ここ最近大きな注目を集めています。保温性と通気性を兼ね備えており、動けば暑く止まれば寒くなってしまう温度変化の激しい登山に適した適したウェアです。

Rab、パタゴニア、モンベル、THE NORTH FACEなど、各ブランドが独自の技術を駆使して開発した製品は、軽量性やコンパクト性も兼ね備えており、秋の登山シーンで幅広く活躍するでしょう。

登山の保温着とは

登山では、オールシーズン寒さ対策が必要です。標高の高い北アルプスや富士山などでは、夏でも都心の真冬並みの気温のため、寒さをシャットアウトする防寒着が欠かせません。

一方、登山は冬でも汗をかく激しいアクティビティです。タウン用の防寒着では発汗時の熱を閉じ込めてしまい、大量の汗が逃げ場を失って肌が常に濡れた状態となってしまいます。

汗に濡れたままでは外気温に体が冷やされ、いわゆる汗冷えとなって低体温症を招く危険があります。

登山に防寒着が必要とはいえタウン用の防寒着では、登山につきものの汗をうまく処理することができません。そのため、汗をかくことを前提に設計された登山用防寒着を装備することが大切です。

登山の保温着の選び方6つのポイント

登山での保温着の役割は、ただ体を温めるだけではありません。寒さから身を守り、体を常に快適な状態に保つ登山用保温着の正しい選び方のポイントを紹介します。

1.保温着を【休憩中に着る保温着】と【着て歩く行動着】とに分けて考える

登山用の保温着は、「休憩中(=じっとしている時)」と「行動中(=歩いている時)」の2つの側面から考える必要があります。

まず、休憩中は行動を止めるため熱が生まれず、行動中にかいた汗がそのままだと急速に熱を奪われ、冷えを感じます。高度のある場所では寒冷な空気や風の影響で余計に寒さを感じやすく、動きを止めてじっとしている時に、サッと羽織れて体を温めてくれる休憩時用の保温着が必要です。

一方、行動中は寒冷な環境であっても熱を生み、汗をかくため、体を温めてくれるだけの保温着では必要以上に汗をかいてしまい、その汗が内にこもって蒸れ、汗冷えを招く原因になります。

そのため、行動中に着る保温着には、保温性と相反する熱や汗をどう処理するかといった視点が求められます。まとめると次のようになります。

  • 休憩中の保温着:保温性が大切
  • 行動中の保温着:通気性と保温性の両方が必要

2.休憩中の保温着は軽量なダウンまたは化繊ジャケットがおすすめ

休憩時用の保温着は、行動中はザックに入れておき、ランチタイムや山小屋についたときにサッと羽織るため、軽量コンパクトで持ち運びしやすいダウンジャケット化繊ジャケットがおすすめです。

ダウンジャケットは保温力が高いので安心感がありますが、タウンユースのダウンだと重量があり、透湿性がないため蒸れやすく、雨や雪に濡れるとなかなか回復しません。軽登山でなければ、軽くて撥水性のある登山用ダウンジャケットの利用をおすすめします。

化繊ジャケットはダウンよりも少しかさばりますが、濡れに強いというメリットがあるため、急な雨や雪の時でも安心です。保温力はダウンより落ちるものの、羽毛と比べて遜色のない化繊を使用した製品もあり一概にはいえません。

ただ、化繊ジャケットは後に述べるように行動中に着る保温着としての利用もあるため、休憩時用の保温着として化繊ジャケットを選ぶなら、保温性を重視したモデルを選びましょう。

3.行動中の保温着は「汗をうまく処理すること」が大事

登山での防寒対策は、いかにして汗冷えを防ぐかがポイントです。そのため行動中はできるだけ汗をかかないよう、レイヤリングによるウェアの着脱で体温調節を図りますが、それでも汗をかいてしまうのが一般的です。

汗冷えを防ぐには、かいた汗をうまく処理し、肌とウェア内の環境を常にドライに保つ必要があります。

汗対策とドライな環境作りに重要な役割を果たすのが、ベースレイヤーミッドレイヤーです。

肌に直接触れるベースレイヤーと、体を保温するミッドレイヤーに何を選ぶかが、行動中の保温着のポイントといえます。

4.ベースレイヤーで「肌と汗を切り離す」のがポイント

ベースレイヤーは肌に直接触れる上、行動中に脱ぎ着できないため、登山の汗対策を大きく左右する重要なアイテムです。汗をかいても肌をドライな状態にするには、肌と汗を切り離す必要があります。その役目を担うのが、ベースレイヤーです。

ベースレイヤーが汗を素早く吸って拡散することで、肌はドライな状態となり、汗冷えを防ぎます。

ファイントラックのドライレイヤーは汗冷え対策として開発されたベースレイヤーで、行動中の汗処理に悩む多くの登山者から支持されています。

また、汗対策と共に保温性や着心地の良さも重視したベースレイヤーとして人気があるのが、メリノウール素材の商品です。冬山や高山だけでなく、年間を通じて着用する愛好者もいるほど親しまれています。

5.ミドルレイヤーはフリースまたはアクティブインサレーションがおすすめ

ベースレイヤーで汗と肌とを切り離したら、ミドルレイヤーで汗を放出しつつ体を保温します。

ミドルレイヤーには通気性や透湿性に優れ、なおかつ保温性もあるフリースがおすすめです。タウン用のフリースは汗が内にこもって蒸れやすいため、登山用のフリースを選びましょう。

また最近は、行動中の保温着として、アクティブインサレーションと呼ばれる化繊のジャケットの人気が高まっています。

アクティブインサレーションは、行動中に着ていてもオーバーヒートにならない程度の保温力があり、なおかつ通気性と撥水性に優れているため汗対策ができる上、多少の降雨時でも着続けていられます。

ただし、アクティブインサレーションは、保温力よりも通気・撥水性のほうが高いため、動きを止めると寒く感じられ、休憩時用の保温着としてはおすすめできません。

アクティブインサレーションは保温性も兼ね備えた行動着として着用し、ダウンなど休憩時用の保温着を別途装備しておくのがおすすめです。

6.通気性、透湿性を重視するなら化繊素材がおすすめ

登山の防寒対策において、保温力を第1に考えると、ダウンやウールなど天然素材のほうが勝ります。しかし、登山では雨や雪、そして汗による「濡れ」がつきものです。

濡れに強く、通気性、透湿性に優れているのが化繊素材です。化繊は天然素材に比べて値段が安いのも魅力です。ただし、肌触りや着心地などは天然素材のほうが優れているため、一概にどちらがいいとはいえません。

アクティブに動き、汗をかきやすい方なら化繊素材を、平均よりもゆったりと行動する方なら天然素材をおすすめしますが、ご自分の好みやシーンに応じて選んでみてください。

秋におすすめのアクティブインサレーション

メーカー

Rab

パタゴニア

モンベル

THE NORTH FACE

NORRONA

ファイントラック

OMM

OMM

マムート

商品名

Xenair Alpine Light Insulated Jacket

ナノエアライトハイブリッドフーディ

EXライト サーマラップ ジャケット

ベントリックスジャケット

falketind Octa Jacket

ポリゴンULジャケット

Core Fleece

SuperSonic Smock

アイガーヨッホ イン ハイブリッド ジャケット

イメージ

Men's Xenair Alpine Light Insulated Jacket Light Khaki
出典:Rab
ライトグリーン (LGN)の画像を拡大する
出典:モンベル

出典:NORRONA

出典:OMM

出典:OMM

アイガーヨッホ イン ハイブリッド ジャケット azurit-night
出典:マムート

重量(g)

293g

335g

163g

260g

264g

185g

195g

185g

324g

価格(税込)

\26,400

\40,700

\15,400

\28,600

\31,900

\24,200

\23,650

\28,600

\36,960

中綿素材

40グラム・フルレンジ・ポリエステル

ストレッチ エクセロフト

VENTRIX ECO(ポリエステル100%)

TEIJIN Octa(ポリエステル)

ポリエステル100%(ファインポリゴン®)

PRIMALOFT® ACTIVE 75g

Merino Tecnowool

素材

表:20D Pertex Quantum Air

裏:20Dナイロン

30D ポリエステル

表:20Dナイロン
裏:12Dナイロン

15D Mechanical Stretch Breathable Recycled Nylon

PERTEX® 51% RECYCLED NYLON / 49% NYLON

ナイロン100%

PRIMALOFT® NEXT - 125g

ナイロン

Polartec Alpha Direct

フード

あり

あり

なし

なし

なし

なし

なし

なし

なし

Rab Xenair Alpine Light Insulated Jacket

Men's Xenair Alpine Light Insulated Jacket Light Khaki
出典:Rab
Men's Xenair Alpine Light Insulated Jacket Ebony Zinc

軽量でありながら優れた保温性と通気性を兼ね備えたアクティブインサレーションジャケットです。外側にはPertex Quantum Airが使用され、耐風性と耐候性を提供しつつ、内側にはPrimaloft Gold Active+が部位ごとに配置され、効率的な体温調節を実現しています

スタート・ストップが多く、体温調整の難しい登山には最適なジャケットです。重量は約293gと非常に軽く、持ち運びにも便利です。

メーカー

Rab

商品名

Xenair Alpine Light Insulated Jacket

重量(g)

293g

価格(税込)

\26,400

中綿素材

素材

表:20D Pertex Quantum Air

裏:20Dナイロン

フード

あり

パタゴニア ナノエアライトハイブリッドフーディ

出典:パタゴニア

冷涼な天候下での激しい運動に最適なジャケットです。40グラムのフルレンジインサレーションを採用し、非常に軽量なシェルと裏地が特徴です。総重量は335gと軽く、秋の登山に1着持ち歩くと重宝するでしょう。

R1エアのニットパネルを使用しており、保温性と伸縮性、そして優れた通気性を提供します。動きやすさと快適性を追求したデザインで、アウトドア活動においてもスタイリッシュに着こなすことができます。

メーカー

パタゴニア

商品名

ナノエアライトハイブリッドフーディ

重量(g)

335g

価格(税込)

\40,700

中綿素材

40グラム・フルレンジ・ポリエステル

素材

30D ポリエステル

フード

あり

モンベル EXライト サーマラップ ジャケット

ライトグリーン (LGN)の画像を拡大する
出典:モンベル
EXライト サーマラップ ジャケット Men'sの画像を拡大する

軽量でコンパクトに収納できる優れたアクティブインサレーションジャケットです。中綿にはモンベル独自の「ストレッチ エクセロフト®」を使用しており、優れた保温性とストレッチ性を実現しています。この素材は濡れにも強く、汗や雨にさらされても保温力を維持し、速乾性にも優れています。

春や秋のトレッキングや夏季の高山でのアウターとして、また冬山では中間着として一年を通じて活躍します。価格は1万5千円と非常に低価格で、コストパフォーマンスに優れた1着です。

メーカー

モンベル

商品名

EXライト サーマラップ ジャケット

重量(g)

163g

価格(税込)

\15,400

中綿素材

ストレッチ エクセロフト

素材

表:20Dナイロン
裏:12Dナイロン

フード

なし

THE NORTH FACE ベントリックスジャケット

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) |ベントリックスジャケット(メンズ)
出典:THE NORTH FACE
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) |ベントリックスジャケット(メンズ)

変化する天候や運動量に対応するために設計されたインサレーションジャケットです。このジャケットは、通気性とストレッチ性に優れたスリット入りの化繊わたを採用しており、運動時にはスリットが開いて通気を促し、停滞時には閉じて保温性を高める仕組みです。

生地には通気性の高い軽量ストレッチナイロンを使用し、体の動きにスムーズに追従します。また、肩や腰部分には耐摩耗プリントが施されており、耐久性も確保されています。左胸内ポケットに本体を収納できるパッカブル仕様で、持ち運びにも便利です。秋から冬の登山やスノースポーツで活躍する一着です。

メーカー

THE NORTH FACE

商品名

ベントリックスジャケット

重量(g)

260g

価格(税込)

\28,600

中綿素材

VENTRIX ECO(ポリエステル100%)

素材

15D Mechanical Stretch Breathable Recycled Nylon

フード

なし

NORRONA falketind Octa Jacket

出典:NORRONA

軽量で通気性に優れたアクティブインサレーションジャケットです。このジャケットは、帝人のOcta素材を採用し、8本の突起を持つ中空繊維が多くの空気を保持することで、高い保温性と通気性を実現しています。

表地にはPertexが採用されており、耐風性と撥水性に優れています。肩周りや脇下にはストレッチ素材を使用し、動きやすさも抜群です。軽量でありながら耐久性も高く、ファストハイクなどのアクティビティに最適な一着です。

メーカー

NORRONA

商品名

falketind Octa Jacket

重量(g)

264g

価格(税込)

\31,900

中綿素材

TEIJIN Octa(ポリエステル)

素材

PERTEX® 51% RECYCLED NYLON / 49% NYLON

フード

なし

ファイントラック ポリゴンULジャケット

出典:ファイントラック

オールシーズンで活躍する軽量かつ高機能な行動保温着です。このジャケットには、独自開発の「ファインポリゴン®」素材が使用されており、汗や水に濡れてもロフトを維持し、保温力が低下しないのが特徴です。

親水コーティングされた裏地と適度な通気性を持つ生地により、汗を効率的に処理し、蒸れにくい快適な着心地を実現しています。さらに、軽量でコンパクトに収納できるポケッタブル仕様で、持ち運びにも便利です。

メーカー

ファイントラック

商品名

ポリゴンULジャケット

重量(g)

185g

価格(税込)

\24,200

中綿素材

ポリエステル100%(ファインポリゴン®)

素材

ナイロン100%

フード

なし

OMM Core Fleece

出典:OMM

革新的なアクティブインサレーションジャケットで、PrimaLoft® ACTIVE素材を使用しています。この素材は、合成のプルームがニットメッシュに織り込まれており、フリースのような暖かさを提供しながらも重量は半分以下です。特に優れた通気性を持ち、軽い風でも熱を逃がすため、運動中でも快適に着用できます。

また、濡れても保温性を維持し、優れた吸湿速乾性を備えているため、湿った環境でも快適です。シングルメッシュ構造により、余分な生地層が不要で、軽量かつコンパクトに収納可能です。

メーカー

OMM

商品名

Core Fleece

重量(g)

195g

価格(税込)

\23,650

中綿素材

素材

PRIMALOFT® NEXT - 125g

フード

なし

OMM SuperSonic Smock

出典:OMM

超軽量で高い防風性と断熱性を兼ね備えたインサレーションジャケットです。PointZero防風シェルとPRIMALOFT® ACTIVE 75gのライニングを組み合わせており、優れた保温力を提供しつつ、重量はわずか185gに抑えられています。

シングルレイヤーのメッシュ生地に化繊プルームを直接織り込んだPRIMALOFT® ACTIVE素材は、他の化繊インサレーションと同等の保温力を持ちながら、重量を半分に軽減し、通気性も優れています。また、ポケットに本体を収納できるパッカブル仕様で、パッキングにも優れており登山での携行に適しています。

メーカー

OMM

商品名

SuperSonic Smock

重量(g)

185g

価格(税込)

\28,600

中綿素材

PRIMALOFT® ACTIVE 75g

素材

ナイロン

フード

なし

マムート アイガーヨッホ イン ハイブリッド ジャケット

アイガーヨッホ イン ハイブリッド ジャケット azurit-night
出典:マムート
アイガーヨッホ イン ハイブリッド ジャケット azurit-night

雪山での快適な着用を実現するために設計されたハイブリッドアクティブインサレーションジャケットです。このジャケットは、表地に防風性と通気性に優れたPERTEX Quantum® Airを使用し、裏地にはPolartec® Alpha® Directを採用しています。これにより、適度な保温性を提供しつつ、熱がこもらない設計となっています。

また、背中や腕、身頃の横にメリノウールを配置することで、汗冷えを防ぎます。袖にはサムループが付いており、冷気の侵入を防ぐことができます。さらに、クライミングハーネスに干渉しない位置に2つの胸ポケットがあり、左ポケットはジャケットをパッカブルに収納可能です。重量は約324gで、軽量ながらも機能性に優れた一着です。

メーカー

マムート

商品名

アイガーヨッホ イン ハイブリッド ジャケット

重量(g)

324g

価格(税込)

\36,960

中綿素材

Merino Tecnowool

素材

Polartec Alpha Direct

フード

なし

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