カテゴリーから探す

山のモノ Wear / Gears

山のコト Experiences

登山初心者の方へ!ずっと使い続けられる定番アイテム・プラティパスの便利な使い方

登山初心者の方へ!ずっと使い続けられる定番アイテム・プラティパスの便利な使い方

日帰り登山から泊まりがけの山行まで、欠かすことのできない「水」の携行。数ある水筒の中でも、多くの登山者に長年愛用されているのがプラティパスのソフトボトルです。

この記事では、プラティパスの基本的な特徴やサイズの使い分け、また、単なる水筒としてだけではなく、身近な道具と組み合わせた活用術や、メンテナンスの負担を減らす乾燥・保管のアイデアなど、登山をより快適にするための具体的なヒントをまとめました。

プラティパスの種類と使い分け

山を歩く際、常に持ち歩くことになる水。プラティパスのボトルは、この水を安全かつ効率的に運ぶために設計されたソフトボトルです。

素材には、飲み物にプラスチック特有の匂いが移りにくい「BPAフリー」のポリエチレンを採用。非常に軽量でありながら耐久性が高く、使い終われば小さく丸めて収納できるのが最大の特徴です。

  • 1Lサイズ:重量 25g

  • 2Lサイズ:重量 36g

私はこの2つのサイズを所有しており、季節や行程によって使い分けています。

例えば、水分補給が比較的少なくて済む秋から冬、初春にかけての日帰り登山では、コンパクトな1Lサイズを。一方で、気温が上がり発汗量が増える夏の縦走登山では、余裕を持たせた2Lサイズを選択するといった具合です。自分の体力や季節に応じた最適な容量を選ぶことが、快適な山歩きの第一歩となります。

ワインを持ち歩くのに便利な「プラティプリザーブ」

プラティパスには、お酒を嗜む方に嬉しい「プラティプリザーブ(800ml)」という製品もあります。一般的なワインボトルの容量が750mlですので、1本分を丸ごと移し替えて持ち運ぶのに丁度良いサイズです。

通常の水用ボトルと異なる点として、以下の3つの特徴が挙げられます。

  1. UVカット機能: 透明な水用とは異なり、青い模様が入ったフィルムを採用しています。これにより、光線や紫外線からワインを保護し、風味の劣化を防ぎます。

  2. 酸化防止構造: ワインの残量に合わせて容器を折りたたむことで、内部の空気を完全に押し出すことができます。空気に触れる面積を最小限に抑えることで、酸化を遅らせることが可能です。

  3. 優れた気密性: ワイン専用に開発された多層構造フィルムを使用しており、通常のボトルよりも酸素透過性が低く設定されています。山の上でもワインの繊細な風味を損なわずに楽しむための工夫が詰まっています。

プラティパスのおすすめの使い方 その1:キャップのカスタマイズ

プラティパスをより便利に使うための手段として、市販のペットボトルキャップを活用する方法があります。

プラティパスの口内径は28mmで設計されているため、多くの一般的なペットボトルのキャップをそのまま取り付けることができます。特におすすめなのが、ワンタッチで蓋が開く「プッシュ式キャップ」への変更です。

メリットと用途:

  • 直接飲む: 蓋を落としたり失くしたりする心配がなく、行動中の保水がスムーズになります。
  • 傷口の洗浄: 転倒して怪我をしてしまった際、ボトルを軽く押すことで水を勢いよく出し、傷口の泥や汚れを効果的に洗い流すことができます。
  • 細かな注ぎ: クッカーに注ぐ際は、元のスクリューキャップを外せば一気に給水でき、水筒に移し替える際はプッシュ式で少しずつ注ぐといった使い分けが可能です。

万が一、専用キャップを山で紛失してしまった場合も、予備のペットボトルキャップが代用できるという知識は、知っておくと非常に役立ちます。

プラティパスのおすすめの使い方 その2:スマートな収納術

使い終わったプラティパスを、ザックの中で嵩張らせずに収納するためのアイデアです。

ボトルに細いコード(細引きなど)を取り付けておくと、空になったボトルをくるくると巻いて引っ掛けるだけで、非常にコンパクトにまとめることができます。

収納と携行の利便性:

  • ザック内の整理: 空の容器が広がらず、他の荷物の出し入れを邪魔しません。
  • 手首に掛けるループ: コードをあらかじめ手首が通る程度の大きめのループにしておくと、水場からテントサイトへ運ぶ際や、ちょっとした移動時に指や手首に掛けて持ち運ぶことができ、意外なほど便利です。
  • 自宅での保管: 畳んだ状態でまとめておけるため、ギアボックスの中もスッキリと片付きます。

プラティパスのおすすめの使い方 その3:夜の山を楽しむランタン

プラティパスは底にマチがあるため、水を入れるとその重みで自立します。この特性を活かした使い方が「水ランタン」です。

夜のテントや山小屋で、水を入れたプラティパスの下からヘッドライトを当ててみてください。ボトルの水が光を拡散し、周囲を優しく照らすランタンになります。

LEDの直接的な強い光とは異なる、水を通した穏やかな灯りは、山の夜の雰囲気をより一層引き立ててくれます。ただし、中身の水が減ってくるとバランスを崩して倒れやすくなるため、残量を確認しながら安定した場所で使用するのがコツです。

プラティパスのおすすめの使い方 その4:非常時の湯たんぽ活用

テント泊などで冷え込みが厳しく、どうしても寝付けないような場合には、プラティパスを湯たんぽとして活用することもできます。

ただし、使用にはいくつかの注意点があります。

  • 温度調節: 沸騰直後の熱湯をそのまま入れると、ボトルの変形や接合部の劣化を早める恐れがあります。必ず少し冷まして(80℃〜90℃未満)から入れるようにしてください。

  • 火傷対策: ボトル自体に断熱性がないため、お湯を入れると非常に高温になります。必ずタオルで包むか、厚手の衣類の中に入れて使用し、直接肌に触れないようにしてください。

  • 低温火傷への配慮: 就寝中に長時間同じ部位に当て続けると低温火傷を負うリスクがあります。衣類の上から当てるなど、十分に注意して活用しましょう。

プラティパスの洗い方 & 乾かし方

長く清潔に使い続けるためには、お手入れが欠かせません。基本的なメンテナンス方法は公式サイトにも記載がありますが、愛用者の間では様々な工夫が共有されています。

基本のお手入れ

通常はぬるま湯、または少し熱めのお湯に中性洗剤を数滴加え、よく振って洗います。その後、洗剤が残らないようしっかりとすすいでください。

効率的な保管と乾燥のアイデア

以前、乾燥方法についての動画を公開した際、多くの方から実用的なアドバイスをいただきました。

  • 冷凍庫保管: 真水ですすいだ後、水分を軽く切ってそのまま冷凍庫へ入れて保存する方法です。菌の繁殖を抑えられるため、次に使う時に再度すすぐだけで済み、面倒な乾燥の手順を省略できます。これは公式でも紹介されている非常に合理的な方法です。
  • 冷蔵庫の上を利用: 冷蔵庫から発せられる微かな熱を利用して、その上に置いておくことで乾燥を促すというアイデアもあります。

より早く乾かしたい時の手順

「どうしても今日中に乾かして収納したい」という時には、以下のステップを試してみてください。

  1. 内部を膨らませる: ドライヤー(冷風または弱めの温風)で中に空気を送り込みます。

  2. 水分を移す: 内部にクルクルと捻ったキッチンペーパーを入れ、ボトルを振って内壁の水分をペーパーに吸わせます。

  3. 逆さまに吊るす: ペーパーを取り出した後、口を上にして立てて吊るす、あるいは湿気が逃げやすい角度で固定します。内部の湿気が上に逃げていくため、自然に蒸発しやすくなります。

おわりに

プラティパスのソフトボトルは、その軽さと機能性から、一度使うと手放せなくなる道具の一つです。単なる「水の容器」としてだけでなく、キャップを替えたり、灯りにしたり、時には温もりを得たりと、使い手の工夫次第でその用途は大きく広がります。

自分なりの便利な使い方を見つけて、ぜひ次の山行に役立ててみてください。

Youtube「山旅旅チャンネル」でチェックする

Topics

注目記事

Ranking

週間ランキング

Contents

山旅旅のコンテンツ

カテゴリーから探す

SNS

オンラインショップ

Online Shop Yamatabitabi

山旅旅がセレクトする、軽量で使い勝手がいい、普段使いもできるアウトドア用品を扱うオンラインショップです。