「登山でレインポンチョってアリ?」と迷っている人向けに、低山ハイクや日帰り登山で使いやすい登山用レインポンチョの選び方とおすすめモデルをまとめました。 モンベル トレッキングレインポンチョをはじめ、シートゥサミットやフォルクラ、ザ・ノース・フェイスなどの登山・アウトドア向けポンチョだけをピックアップして紹介します。
レインウェア(ジャケット&パンツ)との違いや、登山でレインポンチョが向いているシーン・注意点も解説するので、「レインポンチョで本当に大丈夫?」「どのポンチョを選べばいい?」という疑問をまとめて解消できる内容になっています。ぜひ参考にしてみてください!
登山でレインポンチョはアリ?ナシ?結論から

「登山の雨具=レインジャケット&パンツ」というイメージが強いですが、山行スタイルによってはレインポンチョがちょうどいい場面もあります。 日帰りの低山ハイクや里山トレッキング、樹林帯メインのコースでは、ザックごとまとめて覆えてサッと被れるレインポンチョは、むしろレインウェアよりラクに使えることも多いです。
一方で、風の強い稜線歩きやアルプス縦走のような「本格登山」では、防風性・フィット感の面でレインウェアに劣るため、ポンチョ単体での運用はおすすめできません。本格登山ではゴアテックスなど信頼できる生地を使用したレインウェアを使用するようにしましょう。
レインポンチョのメリット・デメリット
レインポンチョのメリット
- ザックごとまとめて雨から守れる
ポンチョは上からすっぽり被る形なので、体だけでなくデイパックも一緒に覆いやすく、レインカバーを別で用意しなくても荷物が濡れにくいのが特徴です。 - サッと被れて着脱がとても簡単
ジッパーを全部閉めるレインジャケットと違い、頭からかぶるだけである程度防げるので、関東近郊の低山でよくある「短時間のにわか雨」にも素早く対応できます。 - 服との間に空間ができてムレにくい
身体とポンチョの間に空気の層ができるため、ピッタリしたレインジャケットよりも熱がこもりにくく、のんびりペースのハイキングでは快適に感じやすいです。 - モデルによってはタープ・シェルター兼用も
シートゥサミットのようなモデルは、ポンチョとしてだけでなく簡易タープやグラウンドシートとしても使えるものがあり、キャンプやソロ山行で装備を減らしたい人にも向きます。
レインポンチョのデメリット・限界

- 足元までは完全に守れない
ひざ~すねあたりまではカバーできますが、強い雨やぬかるみではパンツや靴まわりはどうしても濡れてしまいます。 - 風に弱く、バタつきやすい
布地が大きく、裾も広いので、稜線や開けた場所で風が強いとバタつきやすく、歩きにくさや引っかかりの原因になることがあります。 - 隙間から雨が吹き込みやすい
袖や裾が完全に閉じない構造のため、横殴りの雨ではどうしても内側に水が入りやすく、「完全防備」という意味ではレインウェアに劣ります。 - 丈が長すぎると足さばきに影響する
サイズが合っていないポンチョだと、段差や急登・急降下で裾を踏んでしまうことがあり、登山道ではかえって危ない場合もあります。
登山でレインポンチョがちょうどいいシーン

樹林帯メインの日帰り登山
風を受けにくい樹林帯中心のコースでは、レインポンチョの「ザックごとすっぽり覆える」形がとても使いやすくなります。 高尾山や丹沢の樹林帯コース、奥多摩の森歩きのように、森の中を歩く時間が長いルートでは、短時間のにわか雨にサッとかぶれて、そのままやり過ごせる手軽さがメリットになります。
のんびりペースの展望ハイク・里山トレッキング
景色を楽しみながらゆっくり歩く展望ハイクや里山トレッキングでも、レインポンチョは相性が良いアイテムです。 ピッタリしたレインウェアよりも身体との間に空間ができるため、発汗量の少ないペースではムレにくく、奥武蔵や房総の里山など「ゆったり歩き」がメインの山行で快適さを感じやすくなります。
晴れ予報ベースの日に持っておく「お守り装備」
「基本は晴れ予報だけれど、午後のにわか雨が少し心配」という日には、軽量レインポンチョをお守り装備としてザックに入れておく使い方が便利です。 コンビニ雨具より信頼できて、フルスペックのレインウェアほど重くないため、関東近郊の低山日帰りや地方の里山ハイクなど、全国のライトな山行でちょうどいいバランスの雨対策になります。
登山用レインポンチョの選び方|5つのチェックポイント

まず「どんな山行で使うか」を決める
アルプス縦走や風の強い稜線が多い山行では、基本はレインウェア(ジャケット&パンツ)を優先します。一方で、日帰り低山・里山トレッキング・樹林帯中心のコースが多い人なら、「メイン雨具=レインポンチョ」という選択肢も十分アリです。
耐水圧・透湿性のスペックを見る
登山・トレッキング用途なら、耐水圧10,000mm以上をひとつの目安にすると安心です。 モンベルのトレッキングレインポンチョのように、耐水圧や素材スペックが明示されているモデルを選ぶと、「どの程度の雨まで想定しているか」が分かりやすくなります。 透湿性の数値は出ていない製品も多いですが、登山ブランド製であれば、ある程度の蒸れにくさは期待できます。
ザック対応サイズを必ずチェック
「何リットルのザックまでカバーできるか」は、ポンチョ選びで最重要ポイントのひとつです。 30L前後のデイパック向けか、フォルクラのように60Lクラスまで想定しているかで、使える山行の幅が大きく変わります。 自分がよく使うザック容量に対して、余裕をもってかぶれるサイズを選ぶようにしましょう。
裾まわり・袖まわりの調整機能
ポンチョはそのままだと裾がバタつきやすいため、ドローコードやスナップボタンなどで裾をまとめられるモデルがおすすめです。 袖付きか、前がどこまで開くかによっても、ストックを使うときの振りやすさや作業のしやすさが変わるので、「自分がいつもしている歩き方・装備」をイメージしながら形を選ぶと失敗しにくくなります。
軽量性と収納性
日帰り登山やハイキングで「お守り装備」として持ち歩くなら、300g前後までがひとつの目安です。 シートゥサミットのウルトラシルナノポンチョのような超軽量モデルは、タープ兼用などマルチユースも視野に入れるUL志向の人にぴったりです。 どのモデルも、スタッフサック付きや本体ポケットに収納できるパッカブル仕様だと、ザックの隙間に入れやすく、結果的に「常に持ち歩く」習慣を作りやすくなります。
一方、軽量性ならレインウェアも負けてはいません。軽さを重要視するなら軽量レインウェアも選択肢となるでしょう。
登山におすすめのレインポンチョ5選
| ブランド | モンベル | シートゥサミット | シートゥサミット | フォルクラ | ザ・ノース・フェイス |
| モデル | トレッキングポンチョ | ウルトラシルナノポンチョ | ウルトラシルナノタープポンチョ | トレッキングレインポンチョ | ハイドレナレインポンチョ |
| 価格 | ¥9,900 | ¥14,410 | ¥17,270 | ¥5,990 | ¥25,300 |
| 重量 | 295g | 145g | 230g | 340g | 不明 |
| 素材 | ハイドロプロ®2レイヤー[表:40デニール・ナイロン・リップストップ] | 15D PUコーテッドシルナイロン | 15D PUコーテッドシルナイロン | 100% ポリエステル | Taslan Nylon 2.5L(表側:ナイロン100%、裏側:ポリウレタンコーティング) |
| 耐水圧 | 5,000mm | 不明 | 不明 | 2,000mm | 不明 |
| 想定ザック容量 | ~30L | 不明 | 大型ザック対応 | ~60L | 不明 |
モンベル トレッキングレインポンチョ|まず1枚選ぶならコレ

モンベル トレッキングレインポンチョは、登山・トレッキング用途を前提に作られた定番モデルで、「迷ったらこれ」をおすすめしやすい一枚です。 モンベル独自の防水透湿素材(ハイドロプロ2レイヤー)を採用し、耐水圧などのスペックも明示されているため、「登山用雨具として基準をクリアしているか」を判断しやすいのが大きな安心材料です。
30L前後のデイパックまでしっかり覆えるサイズ感で、関東近郊の低山日帰りや里山トレッキングにちょうどよくフィットします。 裾のスナップボタンでバタつきを抑えられるなど、登山での使い勝手もよく考えられており、初めてレインポンチョを導入する登山者に最もすすめやすいモデルです。
向いている山行スタイル
- 日帰り低山・里山トレッキング(高尾山・丹沢・奥多摩など)
- レインポンチョを初めて使ってみたい登山初心者~中級者
- 「登山ブランド製・スペック明示」重視で安心して選びたい人
| 価格 | ¥9,900 |
| 重量 | 295g |
| 素材 | ハイドロプロ®2レイヤー[表:40デニール・ナイロン・リップストップ] |
| 耐水圧 | 5,000mm |
| 想定ザック容量 | ~30L |
シートゥサミット ウルトラシルナノポンチョ|超軽量な「雨具メイン」寄りポンチョ
シートゥサミット ウルトラシルナノポンチョは、約145gクラスの超軽量ポンチョで、レインポンチョとしての使用をメインにしつつ、軽さをとことん突き詰めたモデルです。 30Dクラスの軽量生地を使い、ザックを背負ったままでも被りやすいカッティングで、日帰り登山やUL寄りのハイキングの「メイン雨具」としても使いやすいバランスになっています。
向いている山行スタイル
- 日帰り~山小屋泊の軽量ハイク・UL寄りの登山
- レインポンチョもできるだけ軽く・コンパクトに抑えたい人
- テント泊まではいかないが、装備を軽量化したいハイカー
| 価格 | ¥14,410 |
| 重量 | 145g |
| 素材 | 15D PUコーテッドシルナイロン |
| 耐水圧 | 不明 |
| 想定ザック容量 | 不明 |
シートゥサミット ウルトラシルナノタープポンチョ|タープ兼用のマルチユース派
シートゥサミット ウルトラシルナノタープポンチョは、「ポンチョ兼タープ」として設計されたマルチユースモデルです。 ウルトラシルナノポンチョと同様に軽量ながら、四隅のループや形状が工夫されており、雨具として着るだけでなく、簡易タープやシェルターとして張れるのが大きな特徴です。
ソロキャンプやテント泊山行、ロングトレイルなどで「レインポンチョ+タープを1枚で済ませたい」人にとって、装備点数と総重量をぐっと減らせる選択肢になります。
向いている山行スタイル
- ソロテント泊・ロングトレイル・バイクパッキングなどのマルチデイ山行
- タープや簡易シェルターと兼用できる装備を探しているULハイカー
- キャンプやフェスも含めて、1枚でいろいろ遊びたいアウトドア派
| 価格 | ¥17,270 |
| 重量 | 230g |
| 素材 | 15D PUコーテッドシルナイロン |
| 耐水圧 | 不明 |
| 想定ザック容量 | 大型ザック対応 |
フォルクラ トレッキングレインポンチョ|大きめザックも覆えるコスパ良好モデル
デカトロンのフォルクラ トレッキングレインポンチョは、最大60Lクラスのザックまでカバーできるサイズ展開が特徴の、登山・トレッキング向けポンチョです。 S/Mサイズでも約340gとやや重めですが、そのぶん丈と幅にゆとりがあり、テント泊用の大きめザックを背負う山行や、荷物の多い雨予報の日にも安心して使えます。
価格も抑えめでコストパフォーマンスに優れているため、「まずは気軽にポンチョを試したい」「家族で何枚か揃えたい」といったニーズにも応えやすいモデルです。
向いている山行スタイル
- 40~60Lクラスのザックを使うテント泊・ロングトレイル
- 荷物が多くなりがちなファミリーハイクやキャンプ併用の山行
- 収納サイズよりも「ザックごとしっかり守れる安心感」を重視したい人
| 価格 | ¥5,990 |
| 重量 | 340g |
| 素材 | 100% ポリエステル |
| 耐水圧 | 2,000mm |
| 想定ザック容量 | ~60L |
ザ・ノース・フェイス ハイドレナレインポンチョ|街~山まで使える汎用性の高い一枚

ザ・ノース・フェイス ハイドレナレインポンチョは、防水透湿性を備えた2.5層ナイロンを使用しつつ、タウンユースからフェス・キャンプ、ライトな登山まで幅広く使えるデザインのポンチョです。 アウトドアブランドらしいフードまわりや防水設計で、急な雨でもしっかり体をカバーでき、普段使いのレインウェアとしても活躍します。
「登山専用ギア」ほどストイックではありませんが、関東近郊の低山日帰りやアウトドアフェス、街での悪天候時など、さまざまなシーンを1枚でカバーしたい人には取り回しの良い選択肢です。
向いている山行スタイル
- 低山ハイク~街への行き帰りまで、シームレスに使いたい登山者
- フェス・キャンプ・普段の雨の日も含めて「1枚で色々こなしたい」人
- きれいめなデザインのポンチョを探しているアウトドア好き
| 価格 | ¥25,300 |
| 重量 | 不明 |
| 素材 | Taslan Nylon 2.5L(表側:ナイロン100%、裏側:ポリウレタンコーティング) |
| 耐水圧 | 不明 |
| 想定ザック容量 | 不明 |
よくある質問Q&A(登山×レインポンチョ)

Q1. レインポンチョだけで登山レインウェアの代わりになりますか?
A. 低山の日帰りや里山トレッキング中心なら、条件付きで「メイン雨具」として使えますが、アルプス縦走や風の強い稜線ではレインウェアが基本です。 樹林帯メイン・短時間の雨が多い山行なら、モンベル トレッキングレインポンチョのような登山用ポンチョを選べば、実用面で困るシーンは多くありません。
Q2. 風でバタついたり危なくないですか?
A. 開けた稜線や強風の日はバタつきやすく、足さばきの邪魔になることがあります。 裾をスナップやドローコードでまとめられるモデルを選ぶこと、風が強いエリアでは無理をせずレインウェアを選ぶことが安全面では重要です。
Q3. コンビニの安いポンチョで代用してもいいですか?
A. 登山ではおすすめできません。コンビニや街用のポンチョは、耐水圧や耐久性・サイズ設計が登山向けに作られておらず、破れやすかったり、ザックがしっかり覆えなかったりします。 少なくともモンベルやアウトドアブランド製など、「登山・アウトドア用途」が明示されているものを選ぶのが安全です。






