今回は2019年1月に開催されたアウトドアの展示会の一部を紹介したいと思う。アウトドアの展示会は大きなもので毎年1月・9月と2回開催される。9月で紹介される商品は次の年のSS→spring-summer(春夏)でリリースされる商品で、1月は今年のAW→autumn-winter(秋冬)でリリースされる商品となっている。今回は1月の展示会レポートなので、今年の秋冬に購入できる商品がメインとなる。都合上、まだ公にはできない商品もあるため、それらについては時期をみて皆さんに紹介したいと思う。
まず初めに紹介するのはパーゴワークス。パーゴワークスは2011年にスタートしたアウトドアブランド。既成概念にとらわれないユニークな商品群に毎回驚かされる。今回はどのような商品をリリースしてくれるのか、とても楽しみに出かけた。
今回商品の案内をしてくれたのは、商品企画を担当している桜井さん。まず今年の春夏にリリースされる商品をおさらいしてもらった。
多くのトレイルランナーに親しまれているザックRUSH。以前山旅旅でも愛用の商品として紹介したこともある魅力的なシリーズだ。このRUSHがフルモデルチェンジして登場する。まずはトレイルランナー向けザックとして最適なサイズ2種類を紹介してもらった。
「トレイルランニングのレースに出かけると多くの方々に愛用してもらっているRUSH。大変嬉しく、ありがたく感じています。中でも定番サイズとして人気のあるRUSH12ですが、この商品をベースに、よりフィッティングを高めて、軽量化を図ったニューRUSH12が登場します。
フィッティングについては、ショルダーの形状を見直して、従来モデルに比べると調整幅が拡大されています。これによって小柄な女性から、ガタイの良い男性まで無理なく背負うことができるようになっています。」
「次に軽量化についてですが、24%の軽量化に成功しました。従来の商品ではライクラといって、クモの糸のように細く、ゴム糸のように伸び縮みする上質な繊維素材を採用していましたが、これを2WAYストレッチメッシュに変更することで、軽量化が実現しました。
更には、ザックの中の荷物のホールド性が向上し、熱のこもりも軽減されました。」
これらの改良により、トレイルランニングがより快適に楽しめるのではないだろうか?トレイルランニング初心者の方に選んでもらえるように、価格設定も調整したというから、リリースが待ち遠しい。
パーゴワークス RUSH5R
次にRUSH 5Rというベスト型のモデル。従来のRUSH7とRUSH-UTの良いところをミックスしたという位置づけのようだ。
「ウルトラトレイル仕様のRUSH-UTと同時にテストと開発を重ねた商品なのです。こちらは100Km未満のレースを想定したサイズ感となっております。
サイズはワンサイズ展開でショルダー長の調整機構と、サイドアジャスターによって、幅広い体型へのフィッティングが可能です。RUSH UTと同様にデザインはベスト型で、ニューRUSH12同様に、2WAYストレッチメッシュで荷物の揺れを防いでいます。」
個人的にはレースに参加することは少ないものの、ファンランで都内近郊に出かけるときにも積極的に使えるサイズ感で、多くのシーンで活躍してくれそう。
パーゴワークス RUSH 20・30
続いて紹介してもらったのはファストパッキングに最適なサイズのRUSH20と30。僕は夏になるとここ最近はファストハイクで北アルプスに出かけることが多い。ファストハイクには2種類の思考が存在するように思う。1つは荷物を極限に削って移動を楽しむというアクティビティ思考の強いファストハイク。もう一方に快適性は損なわず、距離を伸ばして景色やテント生活を楽しみたいという快適重視思考のファストハイク。僕は後者なのだが、そうすると30リッター前後のザックが丁度良い。20リッターはアクティビティ思考の強いファストハイクに最適なサイズ感という印象。
パーゴワークスもそんな2種類のファストハイカーをターゲットに商品を企画したのかは不明だが、結論徹底したフィールドテストを踏まえた商品であることは明確だ。
「現在発売されているファストパッキング向けの商品はRUSH28なのですが、この商品を全面改良したのがRUSH30なのです。まず商品名からも解るとおり、2リットル容量を増やしました。デザインにもこだわっていて、随所に新しさを感じてもらえるような施しを行っています。
メインの開口部は突然の雨や、稜線に出たときにさっとハードシェルなどを出せるように、アクセス性を向上した作りとなっています。また背面にサイドファスナーを追加したので、上から荷物を1つ1つ取り出して探さなくとも、必要なものをザックから探して取り出しやすくなりました。
RUSH20はRUSH-UTから継承した逆台形のフォルムで、重心を高い位置にもってきて、バランスよく走ることができる作りとなっています。またショルダーハーネスとバックの一体感が高いので、背負ったときに荷物の重さを感じさせないのも特徴です。
RUSH28でも採用しているセンターで荷物をコンプレッションできるようにしており、荷物が少ないときにはコンパクトにして使えるようになっています。
ショルダーハーネスにはボトルポケットが付いていたり、ボトムにポケットが付いていたりと、背負ったままの行動を可能にしています。」
これ以外にも、RUSH 20・30では、着脱できるバックパネルによって日常使用でも清潔な状態をキープしてくれるという優れもの。
次回は、人気のチェストバッグ、ハイキング向けバックパックカーゴを紹介していく。