登山に持っていくカメラ。重視する点は2つ。軽量である事・美しい画が撮影できる事、この2つのハードルを乗り越えてから『こんな機能があったら嬉しいな』とワガママがはじまる。
最初から“重視する点2つ”なんて定まっていなかった。画角やレンズにこだわって高価な一眼レフを登山に持っていくこともあった。重い・嵩張るに疲れてスマホで写真を撮影することもあった。画が美しくないなあ、と思ってミラーレスカメラを持ち歩いていた時期もあった。
おすすめポイント
- スタッフサック兼枕で軽量化が可能なアイテム
- 物の出し入れがしやすい
- 頭が当たる部分がフリース素材で気持ちがいい
- 枕の高さを調整しやすい巾着型
商品概要
ブランド | SONY |
商品名 | RX100Ⅲ |
商品説明 | コンパクトボディはそのままに、新開発24mmの明るい大口径レンズと高精細有機ELファインダーを搭載。大型1.0型センサーのハイエンドコンパクト |
価格 | ¥56,408(税込) |
重量 | 約290g |
サイズ | 101.6×58.1×41.0 mm |
センサータイプ | 1.0型(13.2mm x 8.8mm) Exmor R CMOSセンサー、アスペクト比3:2 |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★★ |
操作性 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★★ |
コンパクト性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
登山のカメラは軽量・コンパクトがいい
こうして行き着いたのがSONYのコンパクトカメラRX100Ⅲ。重量はバッテリー含めて290グラム。横幅約10センチ、高さ約6センチ、奥行き約4センチというサイズは大人の手のひらに収まるほど。
ファストハイクやトレイルランには大型なカメラは似合わない。大事なのは撮りたいときに撮れるという心地よさ。だからザックの前面ポケットやウェア類のポケットにスルリと収納できると、ここだという一瞬を逃さなくていい。
揺れない、というのは登山中には重視しているポイント。「ちょっと危ないポイントでカメラが岩にぶつかる」とか「歩いていてカメラが体に当たって痛い」とか、集中力が欠けてしまうのはリスクでしかない。収納する側のポケット性能も大事だけど、軽量・コンパクトという特徴は、こういうリスク回避にもなる。
登山で出会う美しい画を撮影
SONYのコンパクトカメラRX100Ⅲの焦点距離は24-70mm。24mmは目の前に広がる景色を広く映し出すのに最適な画角。70mm、2.9倍の光学ズームで花や動物の写真を収めるのに重宝する。70mmでF値2.8だから、友達を撮影する際に、背景をぼかして撮影することもできる。
難しい設定も必要ない。撮影イメージを考えてダイヤルでメニューを選べばカメラが誘導してくれる。それでも焦点距離と画角の関係、絞り値ぐらいの知識があると、想起した撮影イメージからどんなメニューが最適かすぐに選ぶことができるだろうと思って、簡単に勉強をした。
アスペクト比が3:2や16:9や1:1と選ぶことができる。スマートフォンで見てほしいと思う写真は16:9で撮るといいし、L版で現像したい写真は3:2。インスタグラム風の写真は1:1と、出来上がる写真イメージを楽しんでいる。
SONY RX100Ⅲの登山カメラで嬉しい機能
今のご時世WiFiでカメラからスマホに写真を飛ばせるのは嬉しい。山の頂上でネットが繋がるようなときは、撮りためた写真の中からベストショットを選んで家族に送ることだって可能だ。
RX100用のハウジングに入れれば川の中の撮影も可能だ。渓流釣りや沢登りに持ち歩いたっていい。アクティビティを選ぶことなくカメラを持ち歩けるのは山旅ずきにはたまらない。
スイングパノラマ写真や動画も撮影できる。記憶に残る画をどのように残すかは自分次第で決めることができる。
SONY RX100の面白さ
コンパクトデジタルカメラRX100は2019年現在で7種類のラインナップが存在する。初代RX100は2012年に発売され、時を経て今ではRX100Ⅵが最新機種となっている。
初代が240グラムと一番軽量で、機能性が向上することで少しづつ重量は増し、RX100Ⅵ301グラムとなっている。新しい商品が出続けても古くならず、もしものサポートも継続されるのはユーザーとしてはありがたい。
アウトドアに持ち出すと故障の原因となるようなことが起こるだろう。そうであったとしても治し続けて使い続けていける、そして自分に馴染んでいゆく。