オーストラリア生まれのアウトドアブランド「シートゥサミット」。他社との差別化を徹底的に追及し、細かい使い勝手にこだわりが光るギアを幅広く揃えている。
シートゥサミットというブランド名の由来は、創業者の一人、ティム・マッカトーニーという人物が、インドのベンガル湾からエベレスト頂上、つまり海(シー)から山の頂上(サミット)までの単独遠征を行った経験からきている。
よって商品コンセプトの1つに荷物をできるだけコンパクトに、更には高い汎用性や耐久性を実現することを目標としている。今回はそんなシートゥサミットの展示会の模様をお届けする。
シートゥサミット ウルトラシル デイパックが更に軽くコンパクトに
シートゥサミット ウルトラシル デイパックはご存知だろうか?約72グラムという軽さと、収納時には手のひらサイズにコンパクトになり、広げれば約20リットルのデイパックに早代わりするという優れもの。登山のサブザックとして使用している人を見かけることも多かった。
そんなシートゥサミット ウルトラシル デイパックに、新たな仲間ウルトラシル ナノデイパックが追加される。これは2019春夏物の新製品で、まもなく発売(詳細未定)されるというから楽しみだ。本体の重さはなんと30グラム、容量は18リットルという驚くような軽さ。ウルトラシル デイパックの半分の軽さを実現した。
使わないときはコンパクトに収納することで、たまごほどの小ささになり、使わないときはポケットに入れる、キーホルダーなどに付けておくという携帯が可能。
シートゥサミット ウルトラシル デイパックのつくり
軽いだけじゃないというのがシートゥサミットならではの強みと感じる。素材は15デニールのナイロンファブリックで、シリコンを含浸したナイロンを採用している。これによって強度とコンパクト性を保ちつつ、耐水性にも優れている。
こういうコンパクトなザックって使い続けているうちに、加重のかかるポイントが破けてしまい使えなくなったという経験があったが、そこもシートゥサミットは見逃していない。
例えばショルダーのつけ根部分などにはバータックという、ジーンズのフロントポケットやウエストバンドを縫いつける部分に見られるような棒状の補強縫製が施され補強されている。これによって耐過重が20キロというから驚きだ。
ファスナーも非対称に配置されており、収納サイズのコンパクト化に一役かっている。とってもシンプルなように見えて細かなところにシートゥサミットの想いが詰め込まれた商品の1つだと感嘆した。
次回もシートゥサミットのギアを紹介する。ちょっと驚きますよ。