登山用のウェアって、普段着としては利用していないという人も多いのではないか?見た目がテクニカルで街を歩くのにはちょっと恥ずかしい、なんていうウェアも確かに多い。
今回紹介するファイントラックのネオリーフエストは、まるでコットンのような風合いで、しかも機能にも優れているというアンダーウエアだ。
ファイントラック ネオリーフエストが採用した素材
ウェアの素材が柔らかく、肌触りが良いのはとても重要だ。Tシャツが擦れて肌が赤くなってしまうことも過去にはあった。
ファイントラックのネオリーフエストの見た目はコットンのような風合いなのだけど、触ると柔らかい手触りで気持ちが良い。何の素材で作られているか聞いてみると「トリアセテート」と聞きなれないキーワードが飛び出す。
「トリアセテートとは絹に似た光沢と柔らかい手触りでスーツの裏地やドレスなどに使われているのです。そして、吸汗拡散性、適度な調湿性、接触冷感など、大変優れた機能も備わっているのです。」
更に詳しく聞くと、アウトドアの用途に採用するのには強度不足という課題があったという。これを克服するため、糸にする段階、生地にする段階から開発とテストを繰り返したという。その歳月は素材探しから3年というから驚きだ。
ファイントラック ネオリーフエストの特徴
ネオリーフが肌に優しいわけ
生地にする段階でリバーシブル天竺という編み組織を採用しているという。これによってストレッチ性に優れ、大きな動作にもストレスを感じさせない。また縫い目が肌にあたって痛くならないよう、フラットシーマという縫い目(シーム)がフラットでごろつきがないような作りとなっている。
ネオリーフの吸汗性
トリアセテートの性質から、吸汗性が持続するのも特徴だ。洗濯を100回行っても滴下した水を1秒以下で吸水して拡散させるという。汗が吸われても1点に集中して、なかなか拡がらないと乾きは遅い。しかしネオリーフエストは汗を吸った途端に拡散することで、ウェアが汗で濡れている時間を短縮できる。
ネオリーフの生地強度
糸にする段階でトリアセテートとポリエステル短繊維を合わせた1本の糸にした。さらに生地にする段階で、この糸とナイロン長繊維を2層に重ねて編み込んでいる。この技術によってトリアセテートの柔らかい肌触りを活かしながらも強度を実現しているという。
これ以外にも抗菌防臭加工などにも優れた作りとなっている。 ネオリーフエストは発売時期は2019年4月下旬の予定ということ。今年のアンダーウエアにネオリーフエストを取り入れてみてはいかがだろうか?