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山本健一選手がプロマウンテンアスリートに転身

山本健一選手がプロマウンテンアスリートに転身

トレイルランナーの山本健一選手が2019年5月1日より、HOUDINI(フーディニ)の契約アスリートとなり、プロマウンテンアスリートに転身するとの発表。

これから更なる活躍が楽しみだ。今回は山本健一選手のコメントを紹介させて頂く。

「山本健一です。いつも応援ありがとうございます。 皆さまのご支援により、ここまで非常に充実した時間を過ごすことができていることに対して、感謝申し上げます。 山梨県の公立高校の体育教員として、また HOUDINI Friends として、教師とアスリートをやらせていただき、本当に 多くの皆さんのお力添えで満足のいく活動をさせていただいております。

2009 年のフランス、シャモニでのウルトラトレイルデュ・モンブランを皮切りに、昨年 2018 年のウルトラツール・ モンテローザまで 10 年間、ヨーロッパの 100 マイルレースにチャレンジしその間、様々な経験をすることができました。 初めてのモンブランではレース中に涙を流し、3年目のモンブランでは、最後の 15 ㎞で今までの自分では経験したことの ない速さで走る感じ(これを後に野生の走りということになります)になり、2012 年ピレネーでは、まったく疲れず ゴールしたら優勝していたとか、2014 年には南インド洋に浮かぶレユニオン島でヨーロッパ最古の 100 マイルレースに 参加し、睡魔、幻聴、幻覚にかなりやられ、なんとかゴールし悔し涙。

山本健一選手の走り

2017 年のスペインバスク地方でのレースでは 139 ㎞地点で足首の伳鞘炎により初のリタイアを経験しました。棄権を判断したときの、そのチェックボイントでの 忘れることのできない、地元の方々にいただいた心のこもった拍手。当然ここには今まで経験したことは書ききることが できませんが、どの経験も心に響く、非常にエキサイティングなものばかりで、年に一度の海外遠征を心から楽しみました。

そして、挑戦 11 年目。 さらに多くの経験がしたい、景色を見たい、人に触れたい、まだ見ぬトレイルを走りたい、そんな想いが年々大きくなる中で、 教員という職から離れるのは非常に寂しいわけですが、この三月末をもって 17 年間の教員生活を卒業しプロマウンテン アスリートとして活動していくことを決心いたしました。ここまでお世話になった皆様、ありがとうございました。 感謝申し上げます。

今の私があるのは間違いなく皆様のおかげです。 これからは自分の時間がほとんどになります。ワクワクしていますが、寂しがり屋の私ですので、多少の不安もあります。 私は皆とわいわいやっている方が好きなのでいろいろなところに出没することと思いますが、どうか皆さんこれまでと 同じようにお付き合いをお願いしたいと思います。

今後の活動については決まり次第お知らせさせていただきますが、 活動拠点は変わらず山梨県韮崎市北杜市エリアとなります。トレーニングするには最適な環境です。みなさん一度ここに 足を運んでみてください。 それでは今後ともよろしくお願いいたします。

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