登山装備の中には、消耗品・流行り廃りの早いもの・買い換えずにつかい続けるもの、と大きく分けて3種類あるとしたら、僕の場合、ピッケルは買い換えずに使い続ける部類に入ります。だからどうしても愛着が沸いてくるんです。
おすすめポイント
- 地面に付きやすい形状
- ある程度の重量があることで耐風姿勢をとりやすい
- 現在のピッケルは曲がっているものが多いが直線が個人的に使いやすい
- 手を置く部分にダクトテープを貼るのがおすすめ
商品概要
ブランド | グリベル |
商品名 | 不明 |
最初に購入したピッケルは八ヶ岳でクライミングをしている際に落としてしまって、現在のグリベルのピッケルが二代目にあたります。一代目はカジタックスのピッケルで19歳から2年間使っていました。それから今までの約8年間の登山は、ずっとグリベルのピッケルです。
グリベルのピッケルが重要になるシーン
ピッケルを使うのは雪があるところだけです。例えば冬の富士山への登山はピッケルが重要な装備の1つになります。冬の富士山はとにかく風が強く、更には足元がスケートリンクのようにツルツルとした氷の上を歩くようなときもあります。
そういうときはしっかりとピッケルで地面を突いて、耐風姿勢という方法で登山を遂行します。グッと雪面に両足をつきピッケルとの3点で山の斜面にへばりつくという様な方法が重要になるんです。
このようなシーンで考えるとピッケルはある程度の重さがあったほうがいいんです。軽いと結局ピッケルが氷に弾かれてしまうので、重さと自分の力でピッケルを地面に刺すようにしています。富士山以外でも、例えば残雪のある6月の涸沢でも必須装備に入ります。
体に馴染んでいるグリベルのピッケル
登山ショップに行くとわかりますが、最新のピッケルってカーブしているものが多いんです。僕の記憶が正しければ昔のピッケルって真っ直ぐのものしかなかったんです。それを今まで使っているので、真っ直ぐなピッケルという形状に体が慣れています。曲がっているピッケルも1つ所有していますが、これを使って登山をしても体が覚えていなくて使いづらいんです。体が覚えている道具っていう視点で装備を選ぶというのも重要な考えだと思います。
真っ直ぐなピッケルって雪上の登山では体の一部になるといっても過言じゃなくて、持った瞬間の重さとか、形とか、やっぱりこれだな!という感触がグリベルのピッケルにはあります。
ピッケルに対して行っていること
ピッケルのメンテナンスは人によって様々だと思います。僕は面倒くさがりやなので、研ぐぐらいのことしかやっていません。サビをとって、シーズン終わったら油を必要な場所に塗って保管するというのが本来は理想なのかもしれませんが出来ていないですね。それでも使っていて困ったことは、今のところありません。
ピッケルを持つ部分にダクトテープを貼るのはおすすめです。これは冷え防止のために行っています。握る部分が金属なのでグローブをしていても物凄く冷たいので手が冷えます。でもダクトテープを1枚挟むだけで全然違います。素手でもさわれるようになります。