日光の東照宮がスタート&ゴールのマウンテンランニング大会。今年で4回目となる今回は17キロと40キロという2つのコースが設定されている。40キロという距離は初めてで、更にレースそのものが初めてという僕と、日光国立公園マウンテンラニング大会が大好きな友人と2人で、第四回目となる日光国立公園マウンテンラニング大会に出場した。
日光までのアクセス
電車でのアクセスの場合は、都内からおおよそ2時間ほど。浅草、新宿、宇都宮などから乗り換えなしで到着する。この方法の場合は、前日入りして、ビジネスホテルやカプセルホテル、旅館などに宿泊し、前日受付を済ませばスタートを待つのみ。僕らは朝早起きして車で現地に向かった。
開催日は11月10日。朝はやっぱり寒い。しかしランナーと応援者、スタッフの方々しかいない静かな空間の東照宮は美しい。紅葉もきれいだ。
いよいよスタート
スタート前にコースディレクターを務める星野由香理さんが「今年も晴れましたね!4回とも天気に恵まれて、本当に嬉しい限りです。みなさん沢山楽しみましょう!」とメッセージを述べていた。
日光国立公園マウンテンラニング大会は、順位を競うという楽しみと、それ以外に日光の山々と、その景色を楽しみ、エイドにいるスタッフの方々との交流や、そこで補える補給食を楽しむという、旅っぽいの要素も味わえる。
星野由香理さんのメッセージを聞いて、素敵な旅にしようと友人と握手を交わし、ほら貝と和太鼓、それから見事な紅葉の中、東照宮からスタート。
日光の感動の景色と、楽しい苦しいランニング
一緒にマイペースで走る約束を交わした友人さんは10分で先から姿を消した。僕は山を越え、そして川を越え、そんなこんなでバテバテの中、人生初のエイド!無限梨、無限湯葉、疲れた体にとにかく染みる。
途中、生き返るような気持ちになるほどの美しい景色に囲まれる。この時期の日光の山々は本当に美しい。
20キロの霜降り高原から膝の痛みが発生。そんな中、目の前にあらわれた天空回廊1445段。まわりのランナーと励ましながら登る。こんな経験、日光国立公園マウンテンラニング大会でしか味わえない。
一段上がるごとに足がつりそう。ここからの15キロ、膝が曲がらない。下りも走れない。けど時々頑張って走る。コンパス人間と化した。
「残り3キロ!おつかれさまでーす!」とスタッフさん。あと3キロでキンキンに冷えたコーラを飲むぞ!!と無我夢中で走る。そしてゴール。
40km完走できた。よく頑張った自分。褒め称えております。雄大な日光の自然、参道の石段、寺社仏閣の建築美、人間の温かみ、ゴールしたら食べられる手打ち蕎麦、いろんなものが混ざり合って、結果、感動。
タイム7時間37分
順位431位/743人
日光国立公園マウンテンラニング大会での学び
エイドでは美味しいコロッケがあり、モグモグと頬張った。結果たくさんのおならが鳴り止まない。登りの渋滞中だと、後ろの人の顔の前で申し訳ないし、恥ずかしい。かといって我慢もきつい。
エイドのスタッフの皆さんのやさしさが嬉しかったし、梨と湯葉が最高だった。エイドに立ち寄る度に、梨をお土産で握りしめて走っていたほど。たしかニッコリ梨だったと思う。
自分からレースに出ようと思ったわけではなく、実は友人に誘ってもらって今回参加してみた。結果、こんな体験、誘われなかったら絶対できなかったなあ~と初体験の要素が多く、とにかく思い出を沢山つくることができた。
以下の動画は友人の友人が今回の日光国立公園マウンテンラニング大会を走りながら撮影したもの。最後のオチもなかなかだけど、レースの楽しさが伝わるものとなっているので、来年出場を考えている人は是非みてもらいたい。
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