山岳信仰を満喫したあとは、甘いものを楽しみ、お土産を吟味する。御嶽山の周辺にある歴史を物語るスポットに足を運んでみよう。
神社-御嶽神社里宮
御嶽山登拝前、身を清めるための行場だった王滝村の御嶽神社里宮。ヒノキやサワラの巨木が生い茂る長い石段の参道を登ると神秘的な雰囲気に包まれる社殿が見えてくる。
御嶽信仰の聖地で歴史ある由緒正しき里宮はまさにパワースポットの源泉だ。
石段を登り始めたところにある里宮大黒天の社殿横には、大きな五円玉石碑があり、とてもユニーク。
場所:長野県木曽郡王滝村東3315
自然-清滝
里宮から御嶽山へ向かう道の三合目に現れる清滝。
迫力ある轟音をとどろかせる清滝も御嶽神社里宮と同様、御嶽山登拝前に身を清めるための場所だった。
高さは30mあり水量は豊富、真冬には氷柱が現れる。不思議と心が落ち着きパワーをチャージできるスポットだ。
場所:長野県木曽郡王滝村田ノ原
温泉-代山温泉 せせらぎの四季(せせらぎのとき)
木曽の大自然に抱かれた穏やかな空気。サラサラと流れる黒川のせせらぎ。雄大な山に囲まれた歴史香る宿場町。そんな風情が漂う木曽路の日帰り天然温泉がせせらぎの四季。
館内はヒノキのぬくもりにあふれ、源泉100%の美肌効果に優れた赤褐色の炭酸泉でお肌もすべすべ。心身ともにリフレッシュできる施設
場所:長野県木曽郡木曽町新開3968-2
食-中前酒造店
酒米はすべて長野県産を使用している酒蔵。
2008年(平成20年)から隣接の上松町で酒米(酒造好適米ひとごこち)の栽培を始め、目標としていた「地元で自分たちが手がけた酒米」でお酒を仕込んだ。
その仕上りのすばらしさを実感し、さらに研究を重ね、長野県オリジナルの酒造好適米「山恵錦 さんけいにしき」の自家栽培、仕込みに至っている。
水にもこだわっており、蔵正面の山側に横井戸というめずらしい井戸の水を使用。この井戸から湧き出る水は、御嶽山系の伏流水だ。
この水を使っての仕込みはもちろんのこと米洗いや、 道具を洗うのにもこの水を使用している。
この酒蔵で作られる甘酒が特におすすめだ。
場所:長野県木曽郡木曽町福島5990番地
食-御菓子司 田ぐち
地元の食文化を大切に和菓子洋菓子ともに製造している田ぐちは、木曽を代表する銘菓店。開田高原で取れた良質なそば粉を使用したそば饅頭や御嶽もなかはお土産としても大人気。
本来もなかは川がバリバリしているものだが、こちらは湿って要るのが特徴で、あっさりした餡との相性は抜群。
常連客からは濡れもなかという愛称で親しまれている。
場所:長野県木曽郡木曽町福島5283