ISPOニューブランド賞を受賞したことで話題のテントSAMAYA2.5が今年の春にリリースされる。
おすすめポイント
- 本体、ポール、スタッフバッグ込みで600gと軽量
- 設営が早く、慣れれば2分で完成
- シングルウォールによる結露対策が必要だがベンチレーションがあり結露防止につながっている
- 前室がないので荷物は全部中に入れる必要あり。
- オプションのモスキートネットでベンチレーションを塞ぐと虫の侵入を防ぐことが出来る
商品概要
ブランド | SAMAYA |
商品名 | SAMAYA2.5 |
商品説明 | 2~3人用の軽量山岳用テント |
価格 | ¥154,000(税込) |
重量 | 1.5kg |
構造 | シングルウォール・自立式 |
耐水圧 | 20,000mm |
室内サイズ | 200×210×120センチ |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★☆☆ |
コンパクト性 | ★★★☆☆ |
設営・撤収時間 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
SAMAYA2.5のテントの面白さ
2 - 3人用の高い居住性を保ちながら1 . 5 k gと超軽量なシングルウォールテント。シングルウォールテントというと結露の心配があるが、SAMAYA2.5では日本企画の最先端防水透湿生地を採用することで、防風性、防水性と高い透湿性、すべてを兼ね備えたスペックとなっている。
- Breathability: 40,000 g / m2 / 24hWater
- resistance: 20,000 mm
独自の素材を使用したことにより、高い防風性と耐水性に高い透湿の機能が加わり、季節や標高を問わず海辺から山岳まで、どんなアドベンチャーにも対応可能。
また軽量・耐風・耐水の特徴でテントの魅力を伝えることは容易だが、SAMAYA2.5は空間の工夫にも長けている。テントとしての機能を果たしながらCADでデザインすることでかつてない空間を確保することを可能とし、複数人でのテント生活が快適だ。
シングルウォールテントのニーズ
シングルウォールテントが市場においては存在感が小さくなってきていることは否めない。一方、山岳エリアに向かう登山者やクライマーにおいては、シングルウォールテントへの需要が高いことに変わりはない。
本体耐水圧 20,000 ㎜、フロア耐水圧 20.000 ㎜は、マーケットでもトップクラスの耐水性を誇る。特にフロアの耐水性が高いシングルウォールテントは多くなく、雨による浸水、長期滞在でも安心だ。
また、重量は非常に魅力的で、パーティでの夏山縦走、冬季山行、クライミングのベースなどとして、軽量性・携帯性・居住性は群を抜いている。
SAMAYA2.5のテントオプション
SAMAYA2.5専用の前室
2平方メートルの広さを確保。靴やギアなどの置き場として利用でき、テント室内のスペースを確保し快適にする。特に3人での山行の際には有効だ。シビアなコンディションでもより快適な時間を過ごすことが出来、山行がより充実したものになるだろう。
ダイニーマフロアのプロテクション用
フットプリント。ダイニーマフロアは70dナイロンと同等の強度を誇る。石が多いエリアなどでテント底面へのダメージを軽減。特に日本の岩場の多いテント場では使用を勧める。また海遊びでテントを使用する際、現地の情報が少ない場合はお守りにもなる。
SAMAYAとは
若きフランス人クライマーであるギランとアーサーがフランス・Annecy で立ち上げたブランド。
2018 年にテントプロジェクトを立ち上げ、その目的は「超軽量」「室内空間が広い」「機能的なシングルウォールテントを開発」すること。
10種類以上もプロトタイプを制作し、地元であるシャモニー周辺の山、アコンカグア、パタゴニア、エルブルース遠征などにて、自ら、また時にはアンバサダーによる数多くのフィールドテストを繰り返し、改良を重ねた。
「Samaya」はオーナーであるギランの祖先でもるネパール語で「時」を意味する。共同経営者のアーサーもネパール地震後のボランティア参加を含め数多くの時間をネパールで過ごしており、2 人にとってネパールやその山並みは身近な存在だという。