グレゴリー創設者ウェイン・グレゴリー

1977年にグレゴリーの創設者ウェイン・グレゴリーがグレゴリーを始めた時に、「靴にはサイズがあるのに、なんでバッグにはサイズがないんだ?」という疑問から始まっていて、山で長時間ストレスなくバックパックが背負える大切さを大事にした物作りを徹底しているブランドです。

フィッティングからスタートしたグレゴリー

この疑問から始まっているので、グレゴリーはフィッティングからスタートしたという背景があるんです。だから競合他社と比べて何が強みなのか?高機能、耐久性、軽量性、価格色々な視点があると思うんですけど、カジュアルバッグを除いたアウトドアザックに限定していうと、グレゴリーはフィッティングが強みなんです。

グレゴリーのバックパック作りの目的

グレゴリーのフィッティング哲学

例えば、山に入ったときに一番最悪なのって、靴が合わずに靴ずれを起こして歩く度に痛くて、本来とっても楽しい所に来ているはずなのに楽しめない。靴が良ければ、靴のことを意識しないで景色を自然に楽しめる。

ザックも同じで、ザックがストレスにならないように、しっかり体にフィットするような作りであれば、より自然の中で長時間、何日歩いてもストレスなく自然そのものを楽しめる。それがアウトドアの道具として大切なんじゃないかという考えが基本にあるんです。

背面長の測り方
背面長の測り方
背面長の測り方

この考えを叶えるために、ウェイン・グレゴリーは第七頚椎(後ろ首の骨が出っ張っているところ)が、ある年齢を超えると成長の過程で伸びないというロジックを発見して、第七頚椎から腰骨までのトルソーの長さ(背面長)を計ってザックのサイズを分ければ、人それぞれでピッタリあうサイズのバックパックを作れるはずだっていう考えに至ったんです。

グレゴリーのバックパック「カシン」

グレゴリーのザック「カシン」

そこから「カシン」というモデルが誕生して、遊歩大全という本でコリンフィッチャーが「グレゴリーのザックは凄いぞ」って紹介をして大ヒットになったんです。そこからブランドに火がついて、売れていったという歴史があるんです。この「カシン」は30年以上前のモデルなんだけど、考え方の大方を今のモデルも受け継いでいる完成系に近いモデルなんです。

フィッティングが細かいバックパック

グレゴリーのバックパックにおけるフィッティング

ザックのトルソーの長さは細かく、自分の背骨の長さに合わせて微調整できます。男性はS,M,L、女性はXS,S,Mの各3サイズから選べます。

 

マジックテープでサイズを調整カシンではマジックテープで背面長を微調整する

グレゴリーのバックパックにおけるフィッティングバルトロではスロットで背面長を2段階に微調整できる

 

グレゴリーザックのウエストベルト

その上でウエストにしっかりとしたベルトが付いているので、肩だけじゃなくウエストにも加重を分散させる事ができ、上半身全体で背負うというコンセプトが入っています。

 

グレゴリーザックのショルダーでの加重分散

上半身全体で背負うから、身体のどこにテンションをかけるか調整できます。例えばショルダーベルトにおいては、肩のどこにあてるのかを選べるようになっていたり。

 

グレゴリーザックのウエストベルト

ウエストベルトは自動で角度が変わって、細かくテンションのかかる場所を調整してくれるんです。「カシン」というモデルが登場してから、様々なザックが出てきては細かく変わってきていますが、30年以上前に既にベースは完成されていて、それを引き継いできています。

グレゴリーのフラグシップモデル

グレゴリーバルトロ

グレゴリーのフラグシップモデルは「バルトロ」で、65,75,85リッターと大型で何日も要すようなテント泊で使えるザックで、2015年に大幅リニューアルしました。アメリカのバックパッカーズマガジンの中で、2015年エディターズチョイスのゴールドを久しぶりに受賞したり、他でも色々なところで賞に選ばれて、市場ではとっても好評です。

 

グレゴリーバルトロ

バルトロはフラグシップなのでフィッティングの真髄が全て盛り込まれています。それ以外の全てのグレゴリーのバックパックに、バルトロと同じ機能が使われているかというとそうではなく、バックパック専門メーカーとしてあらゆる価格帯とあらゆる人たちに対して商品を作り選択肢を広げている為に、機能を絞り込んで提供を行っています。

女性モデルのバックパック展開

グレゴリーザックの女性モデル特徴

グレゴリーの特徴として、ほとんどのモデルに女性サイズがあって、色を変えて、サイズを小さくしてという単純な考え方ではありません。まずトルソーの長さ(背面長)においては男性モデルのS-M-Lに対して、女性はXS-S-Mという3サイズです。服の場合は男性のSと女性のSはサイズが異なるけど、グレゴリーの場合はトルソーの長さという規定は一緒なので、男性のSと女性のSのトルソーの長さは一緒なんです。よってサイズの考え方は、男性より背の低いXSからサイズ展開があるんです。

また女性だとショルダーの形が男性と異なっていて。男性の場合はザックを胸でがっちりサポートしていますが、女性は胸があるので、そこを避けるようにスッと脇下に入るような作りで背負いやすくサポートできる作りになっています。

バックパックの調整トルソーについて

グレゴリーのバックパックにおけるフィッティング

まずはトルソーの長さでザックのサイズを選んでもらう事から始まります。Sで身長170センチ前後、Lで身長185センチオーバーという基準ですが、胴長の人だとサイズが異なるなどはあるかと思います。

 

グレゴリーのバックパックにおけるフィッティング

更にトルソーの長さをより細かく設定する為に、スロットで調整します。
例えばSの中のSSなのかSMなのかっていうのがあります。実際はSMLの3サイズなのですが、Sの中に2サイズの分類があるので、全部で6サイズあるっていう考え方です。

バックパックの調整オートカントについて

グレゴリーのバックパックにおけるフィッティング

次にオートカントといって、肩幅や体型に合わせてショルダーハーネスの角度が自動調整される機能があります。いかり肩、なで肩など、どんな体系の人でも背負っていれば最適なショルダーの角度が得られます。ショルダーが3D構造で立体的なんです。お付き合いのあるライターさんでホーボージュンさんが「グレゴリーって長時間背負った後、置くときにびっくりする。置いたら自分の体置かれているように立体的なフォルムを瞬間確認できるから驚く」って言われてました。

このショルダーにもサイズがあり、胸板が厚いとか、ペッタリしているとか、体型によって選ぶことができます。ショルダーハーネスもSMLと3サイズあるので、フィッティング専門店で計測して自分のサイズに交換して購入することができます。

バックパックの調整ウエストの作り

グレゴリーザックのウエストベルト

次にウエストの作りなんですが、ウエスト部分の中心にザックの背骨が入っているから、ウエストのサイドを手で持ててしまうぐらいしっかりしていてぶれない作りです。例えば20キロ程の装備を背負っていても、ウエストにも重量が乗れば、加重分散してくれ、直接肩に20キロが圧し掛かるような事がないので楽に感じます。

 

グレゴリーザックのウエストベルト

また腰の出っ張りが、ザックの背面下部にフィットするように作られていて、更に滑りにくい素材で作られているので、腰に吸い付くように背負う事ができます。

 

グレゴリーザックのウエストベルト

ウエストにもオートフィットの機能が搭載されていて、ウエストとザックの支点を中心に動きます。右足を上げて、左足を上げてという動きに合わせて、それぞれ片方で動くので、歩きやすさを提供してくれます。

このようにグレゴリーのザックは自分にちょうどあったサイズのザックを、フィッティングの中で選択ができ、更に体型の違いで微調整を行うことで、抜群なフィット感を提供してくれる。これが男性、女性という違いで選ぶことができるというのが特徴のブランドです。

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