トレランで使うレインウェアとなると登山とかハイクで利用されているものを応用して使うというのが普通だったんですが、このサロモンのハイブリットジャケットはランニングに特化したレインウェアとなっているので、すごく助かってます。
前面と背面で異なった素材を採用
前面に10,000の対水圧がある防水加工を施し、背中の面は通気性を重視した素材になっているんです。走っていると後ろから雨は来ないんです。前から雨がくるので、必要なところだけに防水加工がされているというのがあります。
レーザーカットを施したレインウェア
それとレインウェアとなると素材の機密性が高く体が蒸れるんですね。雨を防いでいるんだけど、汗でウェアが濡れてしまう。そういった事がないようにレーザーカットされたベンチレーションが施されているんです。ベンチレーションは脇下以外にも袖あたりにもあって、涼しいというより濡れても直ぐに乾くという印象が強いです。着た感じもサラッとしていて、着心地もいいです。
走り手を考えたレインウェア
それとフードにヘアバンドが付いているんですね。走りながらも頭から汗をたらしてランに集中できない。そういった事がないような施しも逸品です。また風の強い山岳レースだとフィット感がいいので吹き飛ばされないんです。フードを被るというよりバンダナをしているような感覚に近いです。
サロモンの技術力に脱帽
レース中に雨が降ったり寒くなってこれを着用して走っていると想定します。そうして「雨もやんだし、気温もあがってきたから脱ぎたいな」っていうとき、これはフルジップじゃなく、大分下まで広がるスモックタイプになってるんですが、このあたりに秘密があって、前ジップを全開にして袖から腕を出して脱いだら、腰周りに全てを仕舞い込めちゃうんです。腰に巻くだけなら普通なんですが、これのいいところは腰に巻いた状態でも余計なものがブラブラせず綺麗にしまいこめるところなんです。
巻いたものが走っていてづれたり、落ちないように腰周りはタイトな作りになっています。だからといって腰周りの圧迫感もなく非常に便利に活用しています。ランニングもそうですけど、ファストハイクなんかでも活用できるし、僕はレース中は走りながらこの一連の作業をこなしちゃいます。
ハイブリットジャケットが活躍する場
これを着用するのは、寒いとき、雨が降ったとき、風が強いときで、実際2016年の1月に香港で行われたビブラムというウルトラトレイルレースでは50年ぶりぐらいの大寒波に見舞われて、そういう時にこれを着たときにも暖かかったし、風も防いでくれて助かりました。
普段の練習でも積極的に活用していて、雨が降っても練習に励めるし、日常の中でも活用することもあります。
サロモンのエスラボというラインについて
サロモンのエスラボっていうラインナップの商品なんですが、これは軽さと使いやすさを追求しているので、無駄を省いているんですね。だからポケットとかはほとんどの製品に無いんです。シンプルに必要最低限の機能が備わっているというのが特徴です。