バックパックを背負った際の背中の蒸れ・不快感を軽減するため、デサントジャパンが独自開発した“エアロストリームパネル”をバックパックの背中側に搭載した「エアロストリーム バックパック」が発売された。
近年、登山以外にも様々なシーンで使用できるバックパックが人気だが、背負い続けると、バックパックと衣服が密着することで熱がこもり、蒸れて不快に感じることがある。
その解決には、背中とバックパックの間に空気を流す空間を作る必要がある。より効果的に空間を作り、空気を流すためにデサントが独自に開発したのが、“エアロストリームパネル”だ。
空間を確保するために高さを持たせた凹凸を作り、かつ背中との接地面積を少なくするために、その配置も独自に研究を重ね、凹凸のあるパネルを開発した。
この“エアロストリームパネル”をバックパック背中側に搭載した「エアロストリームバックパック」の機能性比較実験(※開発品と比較品に8kgの重りを入れ、4.5km/hの速さで20分間歩行)を、当社研究開発拠点「DISC OSAKA 」にて行った結果、20分間の歩行で背部温度は上昇せず、湿度の上昇スピードは緩やかに。
またシャツに残った汗量は、比較品を背負った際の半分近くに減少し、背部温度や湿度の上昇を抑制することが分かった。デサントジャパンはこの「エアロストリームバックパック」を、『デサント』・『ルコックスポルティフ』・ 『アンブロ』ブランドで横断的に展開していくという。『デサント』の商品においては、ランニングや トレーニング等のカジュアルシーンでの使用はもちろん、ビジネスシーンでの使用も想定し、 PC ポケットを内蔵するなど汎用性が高いモデルとなっている。他の 2 ブランドの商品においても、 ブランドが持つ競技特性に合わせた機能性が盛り込まれているというから楽しみだ。