小谷温泉から雨飾山へ登山へ向かう際の、登山口に雨飾高原キャンプ場がある。雨飾山の山頂は360度の展望があり、日本海から北アルプスまで雄大な景色が楽しめる百名山として知られており、登山客にとってはベースキャンプ場として雨飾高原キャンプ場を利用している人も多い。
雨飾山、雨飾高原キャンプ場、小谷温泉は妙高戸隠連山国立公園内にあり、雨飾高原キャンプ場においては、自然を大切にするための一環として6月中旬~10月末頃までの期間限定の運営となっている。
雨飾高原キャンプ場のサイト情報
標高1200mにある雨飾高原キャンプ場は登山客にとってはベースキャンプ場であり、ファミリーキャンプの人たちにとっては人里離れた自然を満喫できるキャンプ場として利用されている。
キャンプサイトは登山者用サイト以外に全部で4種類ある。
きつね村サイトは管理棟、炊事場に近く初心者にも利用しやすい空間となっている。ふくろう村サイトは管理棟から150mほど坂道を上った森に囲まれたサイトで、静かに過ごせる空間として人気がある。
うさぎ村サイトは管理棟から一番近くに位置するエリアで、グループキャンプにおすすめだ。手ぶらでサイトは手ぶらでキャンプをする人用に設けられたスペースとなっている。
雨飾高原キャンプ場の素晴らしさはどこのサイトからも天気が良ければ見ることができる満点の星空だろう。標高の高さによる澄んだ空気によって、都心では決して見ることのできない美しい夜空を堪能できる。
トイレは非常にきれいで安心だ。シャワールームも設置されている。また売店には日用品、調味料、アウトドア用品、食品、飲料と豊富に取り揃えられているので、もしもの時には安心だ。事前にオフィシャルサイトで販売されているものをチェックしておきたい。
雨飾高原キャンプ場の周辺施設
雨飾高原キャンプ場の大きな魅力の1つに周辺に日常ではなかなか楽しむことができない魅力的なスポットが多くあることだ。
道の駅小谷
道の駅小谷は小谷村の食が一同に集まる。キャンプ時には是非、ここで食材を調達してバーベキューを楽しんでほしい。中には道の駅小谷が開発したオリジナル商品もあるので、お土産としてもおすすめだ。
小谷野豚で作ったボロニアソーセージ、雨飾山という名のついた地酒、きなこプリン、野菜、果物…ついつい長居してしまいそうだ。
道の駅小谷から深山の湯へ移動することができる。また500円以上の食事をすると入浴料が半額なので、道の駅小谷の中で疲れた身体をいやすことができる。
小谷温泉の名所!山田旅館
小谷温泉は450年以上の歴史を有する温泉。開湯は武田氏の家臣、岡田甚一郎による発見と言われており、武田信玄の隠し湯として伝えられている。古くから湯治場として利用されている。3つの原泉があり、元湯、新湯、あつ湯とそれぞれ効能豊かな温泉で、現在は「大湯元山田旅館」で入浴が可能だ。
山田旅館では昔ながらの元湯と宮大工の手により改装した温泉棟の外湯の展望風呂と、2箇所に違う風情のお風呂がある。山の中の一軒宿で広い敷地と建物の散策やはしご湯が可能だ。庭には飲泉場も設けており、飲泉しながら温泉の効果を存分に楽しめる。日帰りでの利用も可能で、時間は午前10:00から15:00となっているが、変更の可能性もあるため、事前に確認をしておきたい。
レトロモダンな古民家カフェ Café 十三月(じゅうさんがつ)
JR南小谷駅より車で15分のところにある「Cafe 十三月(じゅうさんがつ)。築140年の古民家を改築したというお店は、昔のなごりを残しつつどこか現代っぽさを感じるレトロモダンな雰囲気がある。
ランチにはカレープレートが楽しめる。また自家焙煎のコーヒー、地元の食材を使ったスイーツは大変おいしい。夏になれば自家製のシロップを使ったかき氷もおすすめだ。
昭和時代にタイムスリップ そばや 蛍(ほたる)
雨飾高原キャンプ場まで続く県道にたたずむのは、そばや 蛍。外観は昔のまま、お店の中を改装して食事を楽しむ空間を作っている。
そば殻が練りこまれている深里。そばの実だけで練りこんでいる蛍の緑。2種類のそばを楽しめる。
くるみと味噌をすり鉢でなめらかになるまで擦り続けて、そのすり鉢にそばつゆを入れて完成する「くるみダレ」で食べるそばは絶品だ。そのほかお店の畑でとれた野菜をつかった天ぷらは是非食べてもらいたいメニューの1つ。
雨飾高原キャンプ場の概要
- 住所:長野県北安曇郡北安曇郡小谷村中土18926-1
- 電話:0261-85-1045
- オフィシャルサイト