花の百名山ではザゼンソウが紹介されている。
木曽駒ヶ岳を主峰とした中央アルプスの前衛となる山で、山頂近くにある鞍部の大窪みから風が越えることが山名の由来となっている。信仰の山として地元に親しまれており、白山社奥宮は国の重要文化財である。堂々たる山容とは裏腹に山頂は展望の少ない静かな場所であるが、近くにある虚空蔵山と合わせて登るなど、多彩な登山ルートを持ち、また植生が豊かで様々な花を楽しめる。
長野県内の一般的な登山ルートを体力度と登山道の技術難易度で評価した「信州・山のグレーディング」では、霧雪期・天気良好時の登山ルート別難易度評価を公表しており、難易度を5段階評価中、1段階という難易度で、荒船不動からの登山ルートにおいて概ね整備済み、道迷いの心配が少ないとされている。
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