登山テントの選び方&テント泊経験レベル別おすすめ登山テント

登山テントの選び方&経験レベル別おすすめ登山テントを紹介!登山テントには様々な特徴があり、特にテント泊初心者の方には最適なテントを選ぶのが難しいでしょう。登山テントの特徴、登山テントで重視するポイントを踏まえつつ、テント泊経験のレベル別でおすすめの登山テントを紹介します。

登山テントは他のテントと何が違うの?

登山テントは宿泊する場所が高所であることから風・雨・雪などの天候にも耐えられるよう想定されたモデルに仕上がっています。具体的には風に飛ばされづらい形状、テントポールが折れないような柔軟性、雨に耐えうる耐水性、結露を防ぐ透湿性、登山装備を置くことができる前室などが挙げられます。また軽量且つコンパクト設計で、バックパックにパッキングしやすく、総重量にインパクトを及ぼさないように施されています。

登山テントを選ぶ際のポイント

登山テントを選ぶ際のポイントを紹介します。①から順にポイントをチェックして絞り込んでいくことで、自分の登山スタイルに適した登山テントを選ぶことができるでしょう。

①収容人数

テント泊登山を行う際、1人で泊まるのか、複数人で泊まるのかを決めましょう。1~2人であればどちらでも使用可能な大きさのテントがあります。しかし完全1人と決めてしまうほうが、よりコンパクトで軽量なテントを選ぶことができます。3人以上になるとそれなりの大きさのテントが必要となりますが、共同装備として装備分散が可能で、結果、装備重量を軽くすることができます。

②使用したい季節

多くのテントは3シーズン用です。冬は寒く、風も強くなり、装備重量が嵩むためテント泊登山をする人が極端に減ります。初心者の方は冬以外の季節でテント泊を行いましょう。4シーズンテントは厳冬期にも耐えることができるように生地が厚く、メッシュ地を避けるなど重量が嵩んできます。

③ シングルウォールかダブルウォールか?

テントのタイプにはシングルウォールとダブルウォールという壁構造の違いがあります。 シングルウォールとダブルウォールについては以下の表でメリット、デメリットを確認しましょう。

※横スクロールで表がスクロールできます。
シングルウォールダブルウォール
前室ないある
結露生じやすい生じにくい
設営・撤去のスピード早い遅い
重量軽い重い
メンテナンス生地が少ないので容易2枚の生地のメンテが必要

前室があることで、汚れた荷物をテント外に置いておける、出入り時に雨の吹込みを避けることができる、雨天時に前室を使用して煮炊きができるようになります。

結露はダブルウォールだとインナーテントとレインフライの空間で湿度調整が行われる為、インナーテント内に結露が生じにくく、ダウンなどの濡れに弱いものを結露から守ることができます。

設営、撤去のスピードが早いことで悪天候の際に直ぐにテント内に逃げ込むことができ、更には撤去も早く行動にスピードをもたせることができます。また登山スタートの前泊時に直ぐに設営、撤去ができるシングルウォールは活用範囲が広く便利です。

重量は生地が少ない分シングルウォールに軽量なものが多いです。

メンテナンスも生地が少ないことで洗う、乾かす際にシングルウォールは楽することができます。

④自立式か非自立式か?

自立式と非自立式という骨組み構造の違いがあります。自立式は張り綱でペグダウンをシなくとも自立するテントで、テント場を選ばず容易に設営が可能です。非自立式は張り綱でテントにテンションをかける必要があり、ペグダウンがしやすいテント場か?テント本体以上の設営スペースを確保できるかなど、気にかける必要があります。

しかしながら非自立式には軽量なテントが多いのも確かで、テントポールを使用して自立させるテントや、ポールを多くしないことで軽量化を図ったテントなど軽量性に目を惹かれます。

⑤重量

テント泊登山の場合は、テント以外にもシュラフやテントマット、ペグ、ガイラインなど様々な装備品を持ち歩かなくてはいけません。これらの装備の中でもテントは1キロ前後と重量インパクトが高く、軽量化を行うことで装備の軽量化につながります。重量が軽くなるということは、インナーテントがメッシュであったり、レインフライがコンパクトに設計されているなど、心配な点が出てくることもチェックしながら、リスク許容範囲からはみ出さないようにテントを選ぶことが重要です。

初心者におすすめの登山テント

テント泊を初めたばかりの方は、設営のしやすさと居住性の高さを重視すると、テント泊時に辛い思いがしづらいです。ダブルウォールで自立式の中でも、居住性が高く、設営も比較的容易に行えるテントの中でも軽量性に優れたモデルを紹介します。

日本の気候に即した設計が施された「ニーモ タニ」

アメリカのアウトドアブランドのニーモが展開しているテントの中で、高温多湿の日本に合ったモデルが、この「タニ」です。タニはニーモの定番モデルでしたが、2018年に現行モデルの名称となり、より設営がしやすく、かつ通気性が向上しました。本体とポールの接続、シートのテンションをかける構造など、設営完了までの各工程で工夫が施されているのが嬉しいポイントです。重量もストレス無く背負うことが出来、十分な居室も確保されています。自立式のダブルウォール、通気性の確保という国内仕様として欲しい性能を十分に備えたタニは、快適で安全な空間を提供してくれます。

ニーモ・ タニ2P 登山用テント

テント専門ブランドが作る安定性の高いテント「ビッグアグネス フライクリーク HV UL2EX」

多種多様なテントを取り扱っているビッグアグネスが、日本国内向けにラインナップしているのが、フライクリーク HV UL2EXです。優れた通気性もさることながら、独特な形状をしたポールから作り出される居室は出入りがしやすく、かつ滞在時もゆとりのある高さがあることでリラックスした時間を過ごせます。重量も十分に使用可能な範囲です。

ビッグアグネスフライクリーク HV UL 1 EX 登山用テント
HV UL1EX

居住性が高く繊細な作りに特徴をもつテント「MSR ハバNX」

1969年創業の老舗ブランド、MSRが展開するテントで、軽量かつ高い居住性を有したモデルが、ハバNXです。軽量と居住性は注目すべき点ですが、登山テントとして必要な防風、防水といった耐久性も高く、弾力性のあるポールにより強風にも十分に耐える強度を誇り、独自のコーティング技術とシームレスによって完璧ともいえる性能を纏っています。質実剛健が相応しい作りは、過酷な環境を歩く登山において、持っているだけでも安心感を抱かせてくれます。

MSR・ハバNX 登山用テント

日本発の老舗テントブランドが放つ自信作「アライテント エアライズ」

日本国内を代表するアウトドアブランドのひとつ、アライテントを代表するテントの一つが、このエアライズです。登山テントとしての基本性能を十分に備えており、視認性の高いオレンジのフライシートも、安全なキャンプ場では目立ちますが、遭難者捜索時や安全確保の点において、視認性の高いカラーは、正に登山に特化したデザインです。オプションにより4シーズン対応可能なところも嬉しいポイントです。

アライテント・エアライズ 登山用テント
出典:アライテント

テント泊入門者がこぞってチェックする「モンベル ステラリッジテント」

日本のみならず世界的にも有名な国内アウトドアブランド、モンベルのテントの中でもフラッグシップモデルとなるのが、ステラリッジテントです。軽量かつ高い耐久性を持ち、現行モデルではこれまでとは異なる吊り下げ式によるポールと本体の接続に変更されたことで、より強固な防風性を獲得しています。豊富なオプションを展開しており、4色のレインフライ、広々とした前室を確保できるエクステンドレインフライ、天井部に荷物置きを設置できるオプショナルロフトなど、また別売りのスノーフライによる4シーズン対応と、1度持てば手放せなくなるモデルです。

モンベル・ステラリッジテント 登山用テント

5モデル比較

※横スクロールで表がスクロールできます。
商品名ニーモ・タニ 2Pビッグアグネス・フライクリーク HV UL2EXMSR・ハバNXアライテント・エアライズモンベル・ステラリッジテント2型
イメージニーモ タニ2Pビッグアグネス フライクリークMSR ハバNXアライテント エアライズモンベル ステラリッジテント
重量1.18kg1.08kg1.29kg1.55kg1.23kg
収納時サイズ本体:22×17×13cm ポール:44×6cm14×35cm
ポール別収納:45cm
46×15cm30×15φcm
フレーム38cm
30×14.5φcm
ポール41×5φcm
サイズ展開22345
価格(税込)¥63,800¥59,950¥58,300¥48,400本体¥32,120
フライ¥14,850
特徴優れた通気性と設営高い天井による居住空間高い防風、防水性4シーズン対応
視認性の高いレインフレイ
4シーズン対応
豊富なオプション

上級者におすすめの登山テント

ある程度テント泊の経験があり、リスク許容度の範囲が広い方におすすめのテント(テントとは謳われていないものもあります)を紹介します。重視ポイントは軽量性で、結露、設営方法、居住スペースなど考えなくてはいけないポイントが圧倒的に増えます。しかしながら重量のアドバンテージは初心者向け登山テントと比較すると圧倒的に高く、考えるポイントも多くなり、これらを楽しめる方にはおすすめです。

ダブルウォールで圧倒的な軽さを誇る「ニーモ ホーネットストーム」

快適性、居住性を保ちながら極限までの軽量化を追及したULバックパッキング向けテントです。上級者におすすめのテントの中でもリスクが非常に少なく居住性が高い安心できるテントに仕上がっています。

ダブルウォールで圧倒的な軽さを誇る「ニーモ ホーネットストーム」

驚異の軽さを実現した「TERRA NOVA Laser Pulse 1」

ギネス認定の軽さを誇るレーサーパルス1は、ダブルウォールでありながら、重量は驚異の545g。さらに収納サイズは、ポールを除けば500mlのペットボトルに匹敵する異次元のコンパクトさがあります。設営サイズは全長220cm、幅50cm、最大天井高82cmと1人用のシェルターとして十分なスペースを確保しています。非自立式のため、設営を場所を選びますが、慣れてしまえば容易です。

驚異の軽さを実現した「TERRA NOVA Laser Pulse 1」

設営の速さとシンプルな作りが特徴「ヘリテイジ クロスオーバードーム2G」

ヘリテイジ クロスオーバードーム2G

シングルウォールで自立式のシェルターはその圧倒的な設営の速さと630gの重量で、ダブルウォールテントでは実現することのできない快適さを感じることができます。結露問題はつきまといますが、工夫を凝らすことを楽しむことができれば、多くのメリットを享受することができます。

宿泊以外にも多用途に使えるツエルト「ファイントラック ツエルト1」

居住性と、軽量性を突き詰めることで、高次元でバランスの良さを実現したツェルトです。ビバーク時になんとか大人2人が横になることができる最小限の居住空間を確保でき、狭い場所でも設営ができ、救助用シートとしての使用もできる必要十分な強度を持ちます。自立せず、シングルウォールのため様々な点に気を配らなければなりませんが、230gという軽量性と手の中に収まるコンパクト性、17600円という価格の安さにメリットを感じずにはいられません。

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