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2023.03.10
登山で重要なサングラスの選び方・おすすめモデルを一挙公開

登山で重要なサングラスの選び方・おすすめモデルを一挙公開

登山装備として重要なアイテムの1つにサングラスがあります。登山においてのサングラスは、標高が高くなることによる強い紫外線から目を守り、目に紫外線が当たることによる日焼けを抑える目的と、風による目の乾きを抑制する目的があります。

今回は是非皆さんに知ってもらいたい登山でサングラスをすることの重要性と、登山におけるサングラスの選び方について、おすすめのアイテムと共に紹介をします。

登山でサングラスをすることの重要性

登山でサングラスをすることの重要性

標高が高いと紫外線量が多くなることは意外と知られていません。快晴時における紫外線の強さを観測した数値では、31mの場所の紫外線量と、乗鞍岳(2772m)の紫外線量を比べると約40%紫外線が強い結果が出た(気象庁調べ)ようです。

これは1000mあたり約15%を紫外線が強くなることに換算されます。このように標高を上げることで紫外線量が多くなり、風の影響を受けやすい登山ではサングラスをして目のダメージを防ぐ必要があります。

以下ではサングラスをしないことで考えられるリスクについて言及します。

目の炎症やダメージを引き起こす

照り返しにより登山道の状況把握がしづらくなる

強い紫外線が目に入り続けることで、目の細胞が破壊され、白内障などの病気につながることがあります。また雪道などで多くの紫外線が目に入り、目の痛みを感じた経験がある方は多いのではないでしょうか?これは角膜に紫外線が当たり、炎症を起こしている証拠です。

紫外線量以外にも冷たい風が目に当たることで乾燥をしてドライアイを引き起こし、目を開け続けることが困難になることが想定できます。目を保護する登山に適したサングラスをすることで、これらのリスクを軽減できます。

日焼けを促進し肌トラブルに繋がる

日焼けを促進し肌トラブルに繋がる

紫外線を目から吸収することでメラニン分泌を促進し、日焼け・肌のトラブル・シミそばかすの発生に繋がります。長期では皮膚病、短期ではエネルギー消費が多くなり体力が奪われてしまいます。

照り返しにより登山道の状況把握がしづらくなる

強い日差しが目に入ることで、登山道の状況が把握しづらくなります。ガレ場や岩場のある登山道は、日差しを遮る木々が少なく、足元も不安定です。こういう場所でサングラスを掛けることで、登山道の状況を把握しやすくなり、転倒リスクを回避することができます。

細かな枝や小さな虫や砂埃から目を守る

細かな枝や小さな虫や砂埃から目を守る

登山道を歩いていると、前の人が枝を押して通り過ぎた反動で、その枝が弓のように顔面や体に当たることがあります。この時に目などに枝が入ってしまって、大きな怪我を引き起こしてしまう可能性があります。

サングラスをすることで、このような状況における怪我から目を守り、また虫や砂埃などが目に入ることを防ぎ、登山中の目のトラブルを防ぐことができます。

登山用サングラスの選び方

登山でサングラスをすることの重要性がわかったところで、正しい登山用サングラスを選びましょう。

レンズの形状をチェック-登山では6カーブ以上がベスト

上方や横からの紫外線を防ぐサングラス

登山用サングラスでは側面から入り込む紫外線と風を防ぐ形状のものを選ぶことがポイントです。

サングラスと肌との隙間から入った紫外線が角膜周辺で屈折することで、目に大きなダメージを与えてしまいます。また強い風に当たり続けているときに直接風が目に入らないようにすることを可能にします。

レンズにはレンズカーブと呼ばれる湾曲があり、4,6,8カーブの3種類がほとんどです。

  • 4カーブレンズ…カーブが浅く遮光性に欠ける。クラシック系のサングラスの多くが4カーブレンズを使用している。
  • 6カーブレンズ…遮光性とフィット感に優れたモデル。見た目も良いことから一般的なサングラスの多くが6カーブレンズを採用している。
  • 8カーブレンズ…湾曲が強く、スポーツサングラスの主流が8カーブレンズを使用している。レンズの湾曲が大きいため歪みが生じやすいが「プリズム補正」と呼ばれる技術で歪みを軽減しているレンズがある。

フィット感をチェック-素材・レンズカーブ・重量で左右する

汗でも滑らないフィット感に優れたサングラス

登山では滴る汗でサングラスがズレて、それによって行動が散漫になり、サングラスを取ったりつけたりしてストレスを感じないようにすることが重要です。

このサングラスのズレは、ノーズバットと耳の上に当たるテンプル部分の素材によって大きく変わります。またサングラスのカーブ形状によってフィット感を左右するため、レンズカーブも併せてチェックするようにしましょう。

また軽量性に優れていることで、上下運動が激しい登山でサングラスのズレを防ぐことができます。重量にも注目しましょう。

レンズカラーをチェック-グレー・イエロー・グリーン系がおすすめ

レンズカラーが濃くなることで紫外線カット率が変わることはありません。最近では紫外線の量によってサングラスのカラー濃度が変化する調光レンズが注目されています。

カラーの濃淡によって可視光線透過率が異なります。レンズが光を通す割合が変わることでレンズカラーが濃いほど透過率が低くて暗く見え、薄いカラーほど透過率が高くて明るく見えるのが一般的です。

登山ではグレー、イエロー系、グリーン系がおすすめです。グレーのレンズは裸眼のような自然な色合いが特徴で、イエロー系は視界を明るく、グリーン系は自然の景色とマッチするナチュラルな見え方が特徴です。

偏向レンズのありなしをチェック-乱反射と照り返しを軽減

汗でも滑らないフィット感に優れたサングラス

レンズを通して飛び込んでくる紫外線や、照り返しによる反射光などが、目に入ってくる情報を屈折させて、目の前の景色が見えづらくなるのですが、偏光レンズによって有害な光が取り除かれ、美しい景色を見ることはもちろん、照り返しが強い場所で足元の視認を向上させます。

水面の乱反射や雪面の照り返しをカットする特徴があり登山などのアクティビティで偏向レンズはおすすめです。

登山におすすめのサングラス

登山用サングラスの選び方で紹介してきたポイントを、しっかりと抑えた登山におすすめのサングラスを紹介していきます。

大きなレンズで目を保護する『POC アスパイアー アジアン フィット』

POCのコレクション中で最も大きくワイドなフレームとレンズを採用したサングラスのアジアンフィットモデルです。もともとは自転車用に開発されたモデルですが、まるでゴーグルのように広く快適な視界は雪山やバックカントリーでの使用にも適しています。

ブランドPOC
商品名アスパイアー アジアン フィット
重量40g(実測値)

視界が広く紫外線を寄せ付けない『オークリー EVゼロ パス アジアフィット』

視界が広く紫外線を寄せ付けない登山で安心なサングラス-オークリーのEVゼロ パス アジアフィット

オークリー史上最も軽量なサングラスとして注目されたモデルです。しなやかで強いオークリー独自のプルトナイトレンズはフレームレスで近未来的なデザインが特徴です。このフレームレスによって広い視界を確保しています。

ブランドオークリー
商品名EVゼロ パス アジアフィット
重量22g

紹介するサングラスで最も軽量な17gで登山が快適なサングラス『SWANS エアレスムーブ』

紹介するサングラスで最も軽量な17gで登山が快適なサングラス-SWANSのエアレスムーブ

紹介するサングラスの中で、最も軽量なエアレスリーフフィットを採用したスワンズのサングラスです。ノーズパッドは調整が可能で高い耐久性をもつレンズを採用し、アウトドアに持って行っても安心して使用することができます。レンズは紫外線量によってレンズの色が変わる調光レンズを選ぶこともできます

ブランドSWANS
商品名エアレスムーブ
重量17g

登山で汗をかいてもフィット感が変わらないサングラス『uvex sportstyle 802 V』

登山で汗をかいてもフィット感が変わらないサングラス-uvexのsportstyle 802 V

ウベックスの調光レンズサングラスは、ソフトなノーズパッドとテンプルによって汗滑りしにくく、圧迫感のないホールド感でサングラスを継続してかけていても気になりづらい設計を特徴としています。曇っても調光レンズによって視界を妨げず、樹林帯から稜線に抜け、アップダウンを繰り返すといった変化の激しい登山におすすめのサングラスです。

ブランドuvex
商品名sportstyle 802 V
重量22g

登山も普段もおしゃれを楽しめるサングラス『オークリー フロッグスキン』

登山も普段もおしゃれを楽しめるサングラス-オークリーのフロッグスキン

オークリーのフロッグスキンは普段使いもできる、おしゃれなサングラスとして人気の高いモデルです。フレームカラーとレンズカラーの組み合わせで自分だけのサングラスを作ることができる特徴があり、それでいて軽量且つ掛け心地が良く多くの登山者に愛用されているモデルです。

ブランドオークリー
商品名フロッグスキン
重量24g

フィット感と紫外線の侵入を許さないサングラス『アイボル CONLON』

フィット感と紫外線の侵入を許さないサングラス-アイボルのCONLON

優れたフィット感とデザイン性で注目を浴びているアイボルのサングラスです。普段使いができるおしゃれなデザインですが、顔の輪郭に合うフレームシェイプで紫外線をしっかりとシャットアウトしてくれます。

ブランドアイボル
商品名CONLON
重量26g

メイドインジャパンの日本人の顔に馴染む登山用サングラス『FLOAT』

メイドインジャパンの日本人の顔に馴染む登山用サングラス-FLOAT

福井県鯖江市で生まれた日本人の顔になじむサングラスです。アウトドアモデルは登山やトレイルランニング仕様で軽量且つフィット感に優れた特徴があります。サングラスを外した時に首にかけておけるネックホールド機能がフロートの特徴の1つで、サングラスをかけたり、外したりすることが多い登山者にはおすすめのモデルです。

ブランドFLOAT
商品名アウトドアモデル
重量26g

軽量性と優れたフィット感が特徴『モンベル トレールグラス PL』

非常に軽くフィット感に優れた登山ユーザーのためのサングラスです。天候、山の状況に合わせて別売りのレンズに交換が可能です。メイドインジャパンならではのアジアンフィットの特徴で登山だけでなくプランニングにも使用できる汎用性の高さも魅力です。

ブランドモンベル
商品名トレールグラス PL
重量17g

女性におすすめの登山向けサングラス

女性の方は男性の方に比べて紫外線を気にする方が多いと思います。可愛らしさも重要ですが、しっかりと紫外線を目の中に入れないようにフィット感に優れたスポーツ向けの登山用サングラスがおすすめです。

以下で紹介する女性におすすめの登山向けサングラスは軽くて、女性向けにフレームがデザインされているモデルをピックアップしています。

つけ心地の良さで人気のモデル『オークリー EVゼロパスアジアフィット』

ランニングでも使用できる軽量性とフィット感に優れたオークリーの定番モデルです。レンズ上部に余計なパーツがないため視界が確保しやすく風の巻き込みも少ないデザインに仕上がっています。非常に軽量でつけていることを忘れてしまうような心地よさを感じることができます。最軽量パフォーマンスフレームを採用したサングラスです。

ブランドオークリー
商品名EVゼロパスアジアフィット
重量22g

取り外し可能な日よけを備えたモデル『サンスキー ツリーライン』

登山では日除けをつけて、普段使いには日除けは外して様々なシーンで使用ができる汎用性に優れたサングラスです。この取り外しが可能な日除けは、風を防ぐこともでき、目が乾かないように保護してくれます。デザインはティアドロップタイプで、女性から男性まで使用することができるサングラスです。

ブランドサンスキー
商品名TreelineTortoiseForest
重量28g

8カーブで目を保護する軽やかなデザイン『スワンズ LUNA』

8カーブを採用した丸みを帯びたコンパクトな女性向けモデルです。ガラスの約10倍以上の耐衝撃性を持つポリカーボネートを使用している点、目にダメージを与える有害な紫外線を99.9%以上カットして目を守る独自のレンズ、フィット感を保つためのノンスリップラバーなど登山向けにデザインされた女性向けサングラスです。重量は21gと非常に軽量でレンズカラーが選べるサングラスです。

ブランドスワンズ
商品名LUNA
重量21g

幅広いスポーツで使用できるサングラス『POC KnowUranium』

アクティビティからライフスタイルまで幅広いシーンに対応するサングラスです。歪みのない鮮明な視界を確保するCARLZEISS社のレンズ、シックなデザインでオシャレも楽しめるサングラスに仕上がっています。大きなレンズなので視界確保に優れ、紫外線と風から目を守るデザインです。

ブランドPOC
商品名KnowUranium
重量26g
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