テント泊登山を始めてみようと思っているならばコスパ最高の登山用テントから始めてみつるのはいかがでしょう?今回は1~2万円で手に入れることができて、しかも軽量で持ち運びしやすい登山用テントをランキング形式で紹介します。
コスパ指標の計算式
コストパフォーマンスに優れたテントを数値化するにあたって、テントの価格を総重量で割り算してコスパ指標としました。これによって1kg あたりの金額の安いものをコスパが優れているとしていますが、人によってコスパの考え方は様々なので、紹介文の中で各テントの特徴を箇条書きで紹介します。
デカトロン フォルクラ
デカトロンはわずか2分で、誰でも簡単に設営が可能なテントが大人気ですが、そんなデカトロンの登山用テントの中で最も軽量なコスパに優れたモデルです。
前室には土間のようなスペースが設けられ、ザックやクッカーなどを置いて放置しておいても汚れる心配のない施しがされています。
インナーテント上部には居住空間を広げるためのポールが施されています。また結露が少ないインナーテント上部のメッシュ素材、68cmの奥行きのある広い空間の前室など初心者でも過ごしやすい空間が保たれています。
特徴
- 前室が土間のようになっている
- 前室の奥行きが68cmと広い
- インナーテントの半分がメッシュ素材で結露が少ない
- 横幅が最も幅が広い箇所で70cmと必要最低限の広さで狭いテント場でも設営できる
Featherstone オブシディアン
今回紹介するテントの中では価格が3万円台と高く総重量も1.7kgと重いですが、居住空間が大変広く、広々とした空間で過ごすことができるコスパに優れたテントです。
高さは114cm、インナーテントはメッシュ素材のため結露がしにくく様々なシーンで快適に過ごすことができます。またレインフライの左右にはベンチレーションが確保されており通気性も抜群です。
特徴
- バイクパッキングユーザーに大変人気がある
- 居住空間が広く過ごしやすい
Naturehike VIK
紹介するテントで最も軽量な1.06kg の登山用テントです。フロア面積は横幅85cm、高さ95cmと必要最低限の居住空間が確保されている、ミニマムな作りのコスパに優れたテントです。
前室部分をトレッキングポールで跳ね上げることができリビングスペースを作り出すことができます。
特徴
- 2万円以内で総重量1.06kg と超軽量
- 前室に天井を作ることができ雨でも過ごしやすい
- 前室が2箇所あり汚れた道具を外に置ける
MOBI GARDEN ライトナイト1
中国で大人気のテントメーカー「モビガーデン」の中で最軽量のテントで短辺に出入り口が付いたタイプのコスパに優れたテントです。短辺に出入り口がついていることで生地を多く使う必要がないため、居住空間が確保されながらも軽量化に成功しているテントです。
スノーフライを単品で購入することができるので雪上でも使用することができます。インナーテントは防水生地を採用しており、インナーテント内に雨の侵入を防ぐことができます。
入り口のレインフライをトレッキングポールで立ち上げることで天井を作り出すことができます。
特徴
- 前室に天井を作ることができ雨でも過ごしやすい
- インナーテントの素材が水を弾く
- 短辺に出入り口がついており居住空間の確保と軽量性を両立している
MOBI GARDEN ライトナイト1JPN
モビガーデンライトナイト1を日本仕様にしたコスパに優れたテントです。インナーテントにメッシュをなくし、10デニールで軽量性を維持しています。出入り口は二重構造でメッシュにして通気性を確保することができます。
特徴
- インナーテントの素材にメッシュをなくし日本の気候でも過ごしやすくしている
- 春~秋と長い期間の使用に適している
- 出入り口は二重構造で通気性を確保している
オクトス アルパインテント
ボトム部分に40デニール、その他の素材に30デニールの耐久性のある素材を使用した安心感の高いコスパに優れたテントです。
アライテントに似た作りで耐久性を維持し長方形の居住空間で快適に過ごすことができます。
特徴
- 広い居住空間でテント内で過ごしやすい
- とにかく耐久性に優れていて長く使い続けられる
Naturehike Couldup1
ネイチャーハイクで最もスタンダードで人気のあるモデルのコスパに優れたテントです。インナーテントの上半分がメッシュになっており結露が少なく日本の気候にマッチした作りです。
短辺に出入り口が確保されており広い空間が確保されておりながら軽量なテントに仕上がっています。作りはモビーガーデンのライトナイトに非常に似ています。
特徴
- 短辺に出入り口がついており居住空間の確保と定量性を両立している
- 1万5000円以内で手に入れることができるコスパに優れたテント
Naturehike Tagar2
インナーテントを取り外すことができてシェルターのような使い方もできるコスパに優れたテントです。
長辺に出入り口がついており、その分横幅は90cmと短めですが、テント場の設営に困らないサイズ感です。また吊り下げ式でスムーズな設置が可能なモデルです。1万4000円以内で約1.5kg の登山用テントが手に入ることに驚きます。
特徴
- カラー展開が豊富
- カラー別でフライシートとインナーテントの素材が異なりそれにより重量を若干違う
- 長辺に出入り口が確保されている
- 1万4000円以内で手に入れることができるコスパに優れたテント
今回紹介したコスパ最高のテントの比較表
※横スクロールで表がスクロールできます。順位 | 8位 | 7位 | 6位 | 5位 | 4位 | 3位 | 2位 | 1位 |
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ブランド | デカトロン | Featherstone | Naturehike | MOBI GARDEN | MOBI GARDEN | オクトス | Naturehike | Naturehike |
モデル名 | フォルクラ | オブシディアン | VIK | ライトナイト1 | ライトナイト1JPN | アルパインテント | Couldup1 | Tagar2 |
総重量(kg) | 1.3 | 1.76 | 1.06 | 1.36 | 1.39 | 1.77 | 1.56 | 1.59 |
価格(税込) | ¥24,900 | ¥33,519 | ¥19,800 | ¥21,800 | ¥21,800 | ¥24,640 | ¥14,900 | ¥13,900 |
就寝人数 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
テント内サイズ(横×縦×高さ) | 70×210×106 | 98×213×114 | 85×210×95 | 110×215×100 | 110×215×100 | 90×205×不明 | 110×210×100 | 90×210×105 |
前室の奥行き | 68㎝ | 15㎝ | 65㎝+50㎝ | 60㎝ | 60㎝ | 60㎝ | 65㎝ | 55㎝×2 |
入口 | 長辺 | 長辺 | 長辺 | 短辺 | 短辺 | 長辺 | 短辺 | 長辺 |
フライシート | 不明 | 20D | 15D | 20D | 20D | 30D | 20D | 20D |
インナーテント | 不明 | 20D | 20D | 20D | 10D | 30D | 20D | 20D |
グランド部分 | 不明 | 20D | 20D | 20D | 20D | 40D | 20D | 20D |
コスパ指標(価格/総重量) | ¥19,154 | ¥19,045 | ¥18,679 | ¥16,029 | ¥15,683 | ¥13,921 | ¥9,551 | ¥8,742 |
コスパに優れたテントを手に入れることができるようになったことで、テント泊登山の入り口が広く開放されたように思います。テント泊登山をしてみようと思ったら、テント以外にもマット、シュラフなど必要なものが多くあります。お金が必要なテント泊登山で、最も高価なテントを格安で購入できるのは嬉しいポイントです。