9月から10月にかけての秋山登山は徐々に気温が下がり、防寒対策が重要な季節です。この季節は新たな登山アイテムを追加することで快適な登山を実践することができます。今回は秋山登山におすすめの登山アイテムを紹介します。
秋山登山では4箇所を温める
徐々に気温が下がるこの季節における防寒対策を行う際、以下の4箇所を温めることで登山中の冷えから守ります。
- 手を温める
- 体の中から温める
- 体幹を温める
- 頭を温める
この4箇所をしっかり温めることで、冷えによるカロリー消費・疲れを抑えることができ、登山中のリスクを軽減できます。これらを実践するためのおすすめのアイテムを以下で紹介します。
登山で手を温める-薄手のグローブとコンパクト防風ミトン
グローブをした状態でスマホの操作が簡単にできるブラックダイヤモンドのスクリーンタップと山旅コンパクト防風ミトンの組み合わせで手を暖かくしています。
ブラックダイヤモンドのスクリーンタップは、素材そのものがタッチに反応するため、どの指でもスマホが反応しグローブをした状態で大変快適にスマホ操作が可能です。
ライトウェイト、ミッドウェイト、ヘビーウェイトの3種類があり、寒さに応じて変えています。
強い風に当たると手がかじかむのでこの時に便利なのが山旅コンパクト防風ミトンです。わずか21グラムと軽量で8cm角ほどにコンパクトになるので、ズボンのポケット、ザックのウエストポケットにしまっておいても邪魔になりません。
完全防水ではありませんが、撥水加工がしっかりと施されたコーデュラナイロンなので、小雨が降った時にも手を濡らさず行動できます。夏山登山ではこのグローブばかりを使用しています。
体の中から温める-スタンドコジーで暖かな行動食を食べる
スタンドコジーは内側にアストロフォイル、外側にタイベックスを使用した保温性に優れたケースです。大きさは尾西のアルファ米やジップロックのSサイズで食事をするのに適したサイズです。
使い方は簡単で、例えば尾西のアルファ米の封を切って、スタンドコジーの中に入れ、熱いお湯を注いで蓋をします。僕は尾西のアルファ米を行動食にしていますが、作った後に長い時間暖かいので、寒い季節の行動食に冷や飯を食べることがないのが最高です。
アストロフォイルの保温効果を素晴らしく、山の気温にもよりますが、1.5時間ほど熱い状態を保てる程の保温効果の高さが魅力です。スタンドコジーで非常に高い保温効果をもたらしたのは、熱湯を注いだ尾西のアルファ米という熱源をケース内に保管したからです。4㎜という薄さ、更に非常に軽いのにも関わらず、このような保温力のある素材は他には見当たりません。
体幹を温める-通気性と保温性に優れたRabアルファジャケット
9月〜10月の秋山登山に限らず1年中重宝するのがポーラテックのアルファダイレクトを使用したRabのジャケットです。アクティブインサレーションと呼ばれるカテゴリーに属するこのミドルレイヤーは、ジャケットのうち側がオーバーヒートすると、通気性によって素早く熱を外に逃がし、肌寒い時は毛足の長さによって、程よくデッドエアーをため込み体を温めてくれる不思議なジャケットです。
頭を温める-ちょうどいい保温が魅力 フーディニ デソリハット
汗を素早く吸い上げ、程よく保温をしてくれるビーニーは秋山登山で重宝します。フーディニ デソリハットは速乾性に優れたジャージ素材で、ストレッチ性に優れているのでほどよく頭にフィットします。
冷たい風に当たっても耳を覆い隠して保温し、ヘルメットとの相性も良く、山小屋で過ごす時もボサボサの頭を隠してくれる汎用性の高さも魅力です。