「山で料理も楽しいけど、寒い日は料理してる間に体が冷えるよね…すぐ料理が冷めるのも悩みだな。」

「クッカーは持ってるけど、最近はコンビニ飯で済ませることが多いな。正直、料理も後片付けもめんどうなんだよね…。」

こういう悩みはありませんか?

楽しみにしていた山ごはんも、強風が吹いている山頂でブルブル震えながら作って食べるのでは気分が下がりますよね。

そんな時にスープジャーがあれば山で料理する手間を家で済ませる代わりに、温かいご飯をすぐに食べることができます。

さらに、ゴミも出ない!といった山ごはんの悩みが解決するのです。

登山にスープジャーを持っていくメリットとデメリットについて見ていきましょう!

登山で温かいご飯を楽しむために料理が必要な理由

登山で温かいご飯を楽しむために、なぜ料理が必要なのでしょうか?

標高が上がると気温も下がるので、山頂は思っている以上に寒いことが多いです。

山頂は遮るものがなく、風が強く吹き、冬は手がかじかむほど寒いなんてことも…

料理不要の山ごはんといえば、コンビニで手軽に買えるおにぎりやパンが定番ですね。

では、想像してみてください。

寒い山頂で冷えたご飯を食べているうちに、体がどんどん冷えて体温が下がっていきます。

料理不要の山ごはんはすぐに食べられることがメリットですが、体が暖まらないことや栄養が不足しがちなことがデメリットです。

だからこそ山頂では手軽に温かいご飯を食べられるカップ麺が人気ですよね!

それでも毎回カップ麺というのは栄養面が心配で、テンションも上がりません…

栄養バランスもしっかり取れて、テンションが上がるご飯をすぐ食べたい!という方におすすめしたいのがスープジャーです。

スープジャーとは

スープジャーとは、魔法瓶の中に熱々のスープやカレーを入れておくことで6時間後でも温かいご飯が食べられる保温・保冷機能に特化したお弁当です。

スープジャーの特徴

スープジャーの保温・保冷機能は、人が温かいご飯を食べた時においしいと感じる温度(60〜70℃前後)と冷たいご飯を食べた時においしいと感じる温度(0〜10℃前後)を保てるものが多いです。

スープジャーの容量はみそ汁1杯分ほどの300ml〜丼ものをガッツリ食べられる700mlまで幅広くあります。

小さい容量ほど保温・保冷機能が落ち、大きい容量ほど保温・保冷機能が高くなります。

ところで、みなさんが一番気になるのは「スープジャーからスープが漏れないのか?」ということではないでしょうか。

私はスープジャーを2年以上使っていて今まで漏れたことはありません。

調べてみたところ、スープジャーからスープが漏れる原因はいくつかあるようですが、注意すれば滅多に漏れることはなさそうです。

不安な方はジップロックやビニール袋に入れて、万が一漏れても大丈夫な工夫をしておくと安心ですね!

スープジャーでご飯を持っていこう

スープジャーでご飯を持っていくにあたって、事前準備、どんなご飯を持っていくか、山で実感するメリットについてご紹介します。

事前準備

スープジャーの大変なところは家での事前準備=料理でしょう。

朝に料理をして、持ち運んでいる間に味が染みているのが理想ですよね!

おすすめは具沢山なミネストローネやクラムチャウダー、おでん、カレーなどでしょうか?

前日の夕飯の残りがあれば入れて持っていくのもありですね。

家で料理する分、山で楽できる!がメリットなのでここは一踏ん張りです!

スープジャーで何を持っていくか

スープジャーの特徴は優れた保温・保冷機能なので、冬はおでん、夏はそうめんといった季節ごとの料理が楽しめます。

料理時間を短縮したい方は、スープの素やレトルトおでんを使って楽するのもありですよ!

山で実感するスープジャーのメリット

山で料理する必要がない

クッカーや燃料を持っていない登山初心者にとっては、大きいメリットかもしれません。

登山の道具は高いので買い揃えるのに躊躇してしまいますよね…

家で作った料理を持っていくだけなら、ハードルが低いのですぐに始められます!

味が染みた料理を食べることができる

クッカーは熱々のご飯が食べられる一方、料理の時間はできるだけ短くしたい方が多いのではないでしょうか。

簡単に火が通る料理だと、大きめのにんじんやジャガイモ、かぼちゃは入れられません…

ご飯やカップ麺、パスタをベースに作る山ごはんは簡単に火が通って料理工程が少ないものが人気ですよね。

スープジャーなら料理工程が多くても、煮込みに時間がかかっても大丈夫!

栄養バランスがいいご飯が食べられるので、満足感が高いです。

ゴミが出ない

山でご飯を食べる時の悩みですよね。

カップ麺の残り汁は飲み干さないとか…なんて葛藤は誰もが一度は経験があるのではないでしょうか。

スープジャーなら食べ切った後は持ち帰るだけなので心配無用ですね!

スープジャーを持っていくのと、クッカーで料理するのどっちがいい?

山にクッカーと燃料を持っていく人は、結局スープジャーを持って行くより山で料理したほうがいいのでは?と思われるかもしれません。

そこで、スープジャーと燃料・クッカーをそれぞれ重さ、準備の大変さ、料理時間、料理の幅、後片付けの楽さで比較してみました。

スープジャーと燃料・クッカーの比較表


スープジャー燃料・クッカー
重さ300-400g程度200g程度
準備の大変さ家で料理するので準備が大変具材と味付けを持っていき、現地で料理するので準備は楽
料理時間10分〜30分程度10分程度
料理の幅具沢山のスープなど煮込み系のご飯も作れるすぐ作れる料理が人気
後片付けの楽さ食べ終わったら持ち帰るだけなので楽クッカーを掃除する手間あり

燃料・クッカーは軽量化と現地で熱々ご飯を楽しむことの両方を求めている方向けですね。

一方スープジャーは本体の重さに具材の重みも加わるので、持ち運びは重いけれども現地でご飯を作る手間を省いてサッと食べたい方向けです。

春や秋のような心地いい季節は山ごはんを作るのにクッカーを持っていき、冬はスープジャーを持っていくという風に分けるのもいいと思います。

おすすめのスープジャー

女性の私は300mlのスープジャーを使っていて量が少ないなと感じたので、今回は400ml程度のスープジャーをご紹介したいと思います。

私が使っているスープジャー THERMO MUG MINI TANK 300ml

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価格3,300円
重さ320g
容量300ml
口径直径75mm
保温効果(6時間後)54度以上
保冷効果(6時間後)11度以下

参照:サーモマグ 商品ページ

THERMO MUGはインテリアとしても飾れるほど高いデザイン性と優れた保温・保冷効果を誇るブランドです。

私はTHERMO MUG MINI TANKの300mlを2年以上使っています。

気に入っている点は、見た目が可愛いことや口径が広くて食べやすいことです。

残念な点は、冷めるのが少し早いことや量が少ないことです。

6時間後の保温効果は54度以上とあるので、一般的なスープジャーよりも保温効果が低いですね。

やはり6時間後でも保温効果が60度以上あると、おいしく食べられると感じます!

アウトドアブランド スタンレー クラシック真空フードジャー 0.41L


価格5,940円
重さ340g
容量410ml
口径直径70mm
保温効果(6時間後)

67度以上

保冷効果(6時間後)

8度以下

参照:スタンレー 商品ページ

スタンレーはアメリカで誕生した老舗ブランドで、真空スチールボトルが有名です。

スタンレーのスープジャーは優れた保温効果とジャーの横にスプーンがついている便利さが特徴です。

保温効果はなんと7時間後も60度以上、保冷効果は10度以下をキープすることができます。

また、ジャーの横に専用のスプーンが挿せるので、忘れる心配もありませんね!

410mlは女性も満足できるちょうどいい量だと思います。

アウトドアブランド スタンレー 真空フードジャー 0.53L


価格5,720円
重さ

520g

容量530ml
口径直径78mm
保温効果(6時間後)

75度以上

保冷効果(6時間後)

6度以下

クラシック真空フードジャー 0.41Lを超える保温・保冷効果を持つフードジャーがあるのです!

容量も530mlとガッツリ食べたい人におすすめ。

気になる点は、本体の重さが520gで重いことですね。

アウトドアブランド キャプテンスタッグ モンテ HDフードポット400

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価格

4,400円

重さ

272g

容量400ml
口径不明
保温効果(6時間後)65度以上
保冷効果(6時間後)12度以下

参照:キャプテンスタッグ 商品ページ

キャプテンスタッグはアメリカのBBQをいかに日本式に発展させていくか、という思いでテントやランタン、BBQコンロと幅広いキャンプ用品を販売しています。

キャプテンスタッグのスープジャーは持ち手が付いている便利さが特徴です。

気になった点は、口径が狭そうで食べにくそうなところです

魔法瓶といえばの王道ブランド サーモス 真空断熱スープジャー/JBR-501


価格6,600円
重さ300g
容量500ml
口径直径72mm
保温効果(6時間後)63度以上
保冷効果(6時間後)11度以下

参照:サーモス 商品ページ

サーモスは1904年にドイツのベルリンで誕生した魔法瓶のパイオニアブランドです。

スープジャーの口が丸く加工されていることでやさしい口当たりとなっていることが特徴です。

500mlという大容量なのに、そこまで保温効果は高くないことに驚きました。

アウトドアブランドの方が外で使うことを想定されているからなのか、保温効果が高いですね!

魔法瓶といえばの王道ブランド 象印 SW-KA40


価格6,600円
重さ320g
容量400ml
口径直径70mm
保温効果(6時間後)64度以上
保冷効果(6時間後)9度以下

参照:象印 商品ページ

象印は炊飯ジャーや電気ポット、ステンレスボトルを手がける老舗ブランド。

アウトドアブランドに匹敵する保温・保冷効果の高さとシームレスせんが特徴です。

シームレスせんとは、パーツを少なくして洗いやすいよう改良された象印特有のスープジャーの栓の呼び方です。

日常での使いやすさを追求した商品ですね!

おすすめスープジャーのまとめ

スープジャーは寒い山頂ですぐに温かいご飯を食べたい人、夏はひんやり料理を食べたい人におすすめ

登山では普段はしない苦労をして料理をすることで、いつも以上にご飯の美味しさを感じることができますよね!

春や秋のように心地いい気温の中で料理をするのも、冬にサッとスープジャーで温かいご飯を楽しむのも登山の楽しみを増やしてくれるのではないかと思います。

「今から登山を始めても山ごはんを作る道具が足りないな」

「できるだけ簡単に山ごはんを楽しみたい」

こう思っている方にはぜひスープジャーを取り入れていただき、手軽に山ごはんを楽しんでもらえたらなと思います!

また、山頂でカップ麺を食べるといつも以上に美味しく感じるので、熱々のお湯を持っていける魔法瓶の水筒もぜひ使ってみてくださいね!

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