寒い季節の登山では、水を持ち歩くと水が冷えてしまい、冷えた水を飲むことで体温が低下してしまいます。

このようなことがないように、常温もしくは暖かい飲み物を持ち歩くことができる魔法瓶があると体を冷やさずに登山を楽しむことができます。

この記事では登山で使いやすい魔法瓶の選び方と、おすすめの魔法瓶を容量別で21種類紹介します。

登山で使いやすい魔法瓶の選び方

登山で使いやすい魔法瓶の選び方は単純に軽いということだけではなく、いくつかのポイントを抑えて選ぶことで、自分にとって最適な魔法瓶を手にすることができます。その選び方について紹介をしていきます。

容量に対して軽量な魔法瓶を選ぶ

登山で使う魔法瓶を選ぶ際に、気にするポイントで最も多いのが容量に対する重量だと思います。多くの魔法瓶は保温効力を高めるためにステンレスを使用しています。

保温効力よりも軽量な魔法瓶が良いという場合にはチタン製の魔法瓶を選ぶことで、より登山装備の軽量化にインパクトを及ぼします。

チタン製の魔法瓶はステンレス製の魔法瓶と比較すると価格は倍以上すること、また保温効力が約8度程度低下することを念頭に入れておきましょう。

保温効力の高い魔法瓶を選ぶ

魔法瓶のスペックには保温効力として1時間後と6時間後の温度を明記することで、その魔法瓶の保温効力の高さを確認することができます。

保温効力の高い魔法瓶を持ち歩くメリットは、登山中にお湯を使用した食事を楽しめること、熱い飲み物を飲むことができることです。

代表的な例としてはカップラーメンを作る、コーヒーや紅茶を飲んで一息つく、なんていうことが思い浮かびます。

注意しなくてはいけないのは2点あります。

  • 熱いお湯を使用するのが魔法瓶にお湯を入れてから何時間後なのか?
  • 例えばそれが6時間後であれば保温効力の平均は75度だが、使用価値のあるお湯なのか?
    ※ちなみにカップラーメンで使用するお湯の温度は95~100度とされている。

日帰り登山であればクッカーや燃料など、お湯を沸かすための装備を削ることが可能になると考える方も多いと思いますが、注意点を改めて考えて、本当に削って大丈夫なのか考える必要があります。

カップラーメンは少し固めの麺でも良い、少しぬるいカップラーメンでも構わないと考えれても良いし、山旅のスクリューロックコジーを活用して温かいカップラーメンを食べるのもおすすめです。

山旅のスクリューロックコジーは、保温効果が非常に高いので70度前後のお湯でも冷めづらいアイテムです。

▼通常サイズのカップラーメンやクノールのスープパスタを入れ替えて持ち歩くことで、ゴミを出さずに山ごはんを楽しむことができます。

▼730mlはカップラーメンBigサイズを入れる事ができるサイズで、お腹いっぱいにカップラーメンを楽しむのにおすすめのサイズです。

体を冷やさないために魔法瓶を使う

登山中の水分補給は重要です。この時ペットボトルなどを持ち歩いていると冬の登山では水が冷えてしまいます。ちなみに冷蔵庫の適正温度は2~5度、冷蔵室は-18~20度なので、登山中の気温によって、水が凍る可能性も考えましょう。

冷えた水を飲むと以下のような流れで、体が冷やされます。

  1. 冷たい水を飲む
  2. 内臓が冷やされる
  3. 内臓を温めようと体が働く
  4. 内臓よりも優先順位が低い末端が冷える(手や足)
  5. 体を温めるためにエネルギーが消耗する

このようなことがないように、冷えた水を飲まないようにしましょう。

また摂取する水は、体内での水の吸収率を考えて常温程度が良いとされています。熱い飲み物は体を温めることには役立ちますが、水分補給とは別で考える必要がありそうです。

使用用途を考えて魔法瓶を選ぶ

上に挙げたように

  1. 熱いお湯を持ち歩くための魔法瓶
  2. 体を温めるための魔法瓶
  3. 水を冷やさないための魔法瓶

上記3つの目的別で必要な保温効力を定めることができます。

また必要な容量もおのずと定めることができるので、魔法瓶を持ち歩く目的を考えて選びましょう。

登山で使いやすい魔法瓶を選ぶ

サーモスの「山専用ボトル」を代表に、登山での使いやすさに特徴を持たせた魔法瓶があります。高い保温力であること、軽量であること以外に、

  • グローブで掴みやすい形状や素材を使用
  • 魔法瓶が傷つかないような施し
  • 不安定な場所での注ぎやすさ

などに特徴を持たせています。購入前に実際に使用することができないので、自分が登山に出かけてどのような魔法瓶の使い方をするのか想像をして、快適に使える魔法瓶を選びましょう。

魔法瓶が備えたデザインが『不必要である』と想像することも重要です。

魔法瓶の容量を考える

魔法瓶の容量は実に様々です。ここでのポイントは容量が少ない魔法瓶は保温効力が低く、容量が多い魔法瓶は保温効力が高い傾向があります。熱いお湯を必要とする場合は容量が750ml以上がおすすめです。※おすすめの魔法瓶の表で詳しく確認できます。

必要なお湯の量は、山行中に使用するお湯を想定して逆算して決めましょう。

  • カップラーメンのお湯:300ml
    ※リフィルの場合は330ml
  • 尾西のアルファ米のお湯:160ml
  • フリーズドライのスープ:160ml
  • インスタントコーヒーのお湯の量:70ml
    ※インスタントコーヒー小さじ一杯(約2g)を想定
  • 寒くなった場合に飲むお湯:200ml

上に挙げたお湯の量を組み合わせて想定することで、必要な魔法瓶の容量を自ずと決めることができます。

登山におすすめの魔法瓶

ここからは登山におすすめの魔法瓶を紹介します。登山やアウトドア専門のブランドが作る魔法瓶をはじめ、魔法瓶ブランドとして名高いTHERMOSの魔法瓶と比較できるように紹介をします。

容量500ml未満のコンパクトな魔法瓶

※横スクロールで表がスクロールできます。
メーカーSOTOモンベルモンベルスタンレー
製品名エアロボトル300アルパインサーモボトル アクティブアルパイン サーモボトルゴー真空ボトル
容量300ml350ml350ml470ml
素材チタンステンレスステンレスステンレス
重量0.148kg0.238㎏0.24㎏0.344㎏
保温効力(6時間)52度60度以上74度以上54度以上
価格(税込)9,900円3,300円3,300円6,050円

SOTO エアロボトル300

紹介する魔法瓶の中では最も軽量なモデルです。容量は300mlでコンパクトですが、 温かい飲み物を気軽に持ち歩けるサイズです。価格も9900円と高価なのは成形が難しいチタンならではです。丈夫はシンプルなスクリュー式のキャップのみでコップは付いていません。

モンベル アルパインサーモボトル アクティブ

モンベルには大きく2種類の魔法瓶があります。 アクティブと商品名につく魔法瓶は、直接魔法瓶に口をつけて飲むことができるキャップを備えたボトルです。ワンタッチで開閉でき手軽に水分補給ができるデザインです。

モンベル アルパイン サーモボトル

アクティブという名がつかないサーモボトルは蓋が付いておりさらに保温効果が高いボトルです。重量に大きな差はなく、価格は同様です。半回転で開閉できる内栓などアウトドアシーンでの使い心地に優れた人気のボトルです 。

スタンレー ゴー真空ボトル

独特なデザインの アメリカ製のボトルです。100年を超える 歴史あるブランドで耐久性と使い心地の良い優れたデザインのボトルです。保温効力は低いですがスケルトンタイプの蓋によって中が透けるため中身を確認できます。

容量500ml+αの使い勝手の良いスタンダードな魔法瓶

※横スクロールで表がスクロールできます。
メーカーTHERMOSTHERMOSモンベルモンベルHydro FlaskSIGGクリーンカンティーンニトリスタンレー
製品名山専用ボトル『FFX-501』真空断熱チタンボトルアルパインサーモボトル アクティブアルパイン サーモボトルSTANDARD MOUTHジェムストーンインスレート TKProN-HEATEXマスター真空マグ
容量500ml500ml500ml500ml532ml500ml500ml500ml530ml
素材ステンレスチタンステンレスステンレスステンレスステンレスステンレスステンレスステンレス
重量0.28kg0.21㎏0.265㎏0.265㎏0.32㎏0.29kg0.52㎏0.38㎏0.51㎏
保温効力(6時間)77度以上69度以上不明78度以上66.7度82度以上75℃以上85℃以上74度以上
価格(税込)6,050円14,300円3,850円3,850円4,400円5,060円5,280円5,280円7,920円

THERMOS 山専用ボトル『FFX-501』

登山に使い心地の良い様々な特徴を備えた山専用ボトルです。 500 ml 容量のボトルの中では平均的な保温効力があり、重量も圧倒的に軽いわけではありませんが平均的なスペックを備えています。

特徴的なのは硬さの異なる二つの素材を組み合わせたグリップ性が高いコップと、ボディに備えられたシリコン製のリングでグローブをしたまま魔法瓶を扱っても滑りづらいデザインに仕上がっている点です。

THERMOS 真空断熱チタンボトル

山専用ボトルを販売しているサーモスのチタン製魔法瓶です。SOTOのチタン製魔法瓶の最大容量が300mlで、この容量のチタン製ボトルでわずか210gと 非常に軽量な仕上がりです。 価格も14300円と非常に高く、高価な魔法瓶です。

モンベル アルパインサーモボトル アクティブ 0.5L

平均的な重量で使い心地の良い魔法瓶で、他を凌ぐ価格の安さが魅力です。直接魔法瓶に口をつけて飲み物を飲むのに使い心地がよくコストパフォーマンスに優れたモデルです。

モンベル アルパイン サーモボトル 0.5L

平均的な重量と保温効力の高さを備え、価格も安いコストパフォーマンスに優れた魔法瓶です。 シリコンゴムの滑り止めが上部と下部に備えられ、操作性に優れた内栓で使い心地の良い魔法瓶です。 アルパインサーモボトルすべてがこのデザインを採用しています。

Hydro Flask STANDARD MOUTH

ハイドロフラスクはアメリカ生まれのボトルブランドで2017年に日本に上陸した目新しいブランドです。デザイン性の高さで著名人が使用したことから火がつき人気の高い魔法瓶です 。カラー展開が豊富で使っていて楽しくなるデザインに仕上がっています。

SIGG ジェムストーン

スイスのブランドSIGGの中でも保温性の高い使い心地に優れた魔法瓶です。6時間後の温度が80度を超えるスペックの高さが最も特徴的です。 このスペックはこの後紹介するニトリの N-HEATEXがホテル85度に次ぐ温度ですが、重量が300gを切る軽さで、軽量かつ保温効果の高い魔法瓶を探しているのならば非常におすすめのアイテムです。

クリーンカンティーン インスレート TKPro

どの角度から注いでも溢れづらいポアスルー設計を採用した魔法瓶です。実際に使ってみると非常に使い心地がよく、アクセサリーパーツも豊富なので好みに合わせて使い勝手を変えることができるデザイン性の高さが魅力です。

ニトリ N-HEATEX

内側に銅メッキと銅コイルを使い5層構造にしたことで高い断熱効果を生み出したニトリの魔法瓶です。紹介する魔法瓶の中でも圧倒的な 断熱効果があり、耐食性にも優れた 316ステンレスを使うなど妥協ない作りが特徴です。

ライター陣は自宅でニトリの Easy レバーキャニスターを使用しているのですが、10個中10個全て半年以内に割れてしまったので、 ニトリ製品に疑問を抱いていますが、この魔法瓶は良さそうです。

スタンレー マスター真空マグ

スタンレーの中で非常に高い保温効果を誇る魔法瓶です。ボディのロゴにはレーザーエッチング加工が施され、特殊なパウダーコーティングを外装に施したデザイン性の高いボトルです。若干重量が重く、無骨なデザインが好きな人にはおすすめです。

容量600~800mlのちょっと多めにお湯を持ち歩ける魔法瓶

※横スクロールで表がスクロールできます。
メーカーTHERMOSHEXARモンベルモンベルHEXAR
製品名山専用ボトル『FFX-751』ヘキサーボトルアルパインサーモボトル アクティブアルパイン サーモボトルヘキサーボトル
容量750ml800ml750ml750ml600ml
素材ステンレスステンレスステンレスステンレスステンレス
重量0.36kg0.49㎏0.348㎏0.36㎏0.41㎏
保温効力(6時間)78度以上82度以上不明80度以上80度以上
価格(税込)6,600円5,980円4,400円4,400円4,378円

THERMOS 山専用ボトル『FFX-751』

サーモスの山専用ボトル500mlと同様の特徴を備えた魔法瓶です。容量が250ml増えたことで保温効力もアップされています。

HEXAR ヘキサーボトル

他の魔法瓶が円柱なのに対し六角形の独特なデザインを備えた魔法瓶です。六角形であることで転がりづらく、魔法瓶を握った時に滑りづらい特徴があります。

6時間後の保温効力が82度と高く、様々な点において登山仕様に設計されたボトルです。最大重量が490gですが、内側についた52gのコップ、ストラップベルトなどを外すことで425gになります。

容量900mlの大容量設計の魔法瓶

※横スクロールで表がスクロールできます。
メーカーTHERMOSモンベルモンベル
製品名山専用ボトル『FFX-901』アルパインサーモボトル アクティブアルパイン サーモボトル
容量900ml900ml900ml
素材ステンレスステンレスステンレス
重量0.39kg0.368㎏0.38㎏
保温効力(6時間)80度以上不明81度以上
価格(税込)7,150円4,950円4,950円

THERMOS 山専用ボトル『FFX-901』

山専用ボトルの中で最も容量の多い900mlタイプの魔法瓶です。他の山専用ボトルと同様の特徴を備えており、6時間後でも80度キープする高い保温効果が特徴です。

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