テレマークスキーって難しいと考える方って多いと思います。それはきっと踵を上げるから不安定だと考える方が多いからだと思います。
今年2年目でそれなりにテレマークを楽しんでいる僕なりのテレマークスキーの練習方法について紹介したいと思います。
テレマークスキーの頻度
今年2年目となるテレマークスキー。1年目はテレマークで連続ターンができたことに心が踊り、シールをスキーに取り付けて雪の上を歩けることに驚き、誰もいない雪山の景色の素晴らしさと怖さの中、スキーをして雪まみれになっては笑ったり悔しがったりしていました。
1年目はゲレンデ練習15回、バックカントリーは湯ノ丸に始まり、妙高エリア2箇所、かぐら、至仏、かぐら、乗鞍と続き合計7回。
2年目は現在進行形ですが、2年目のシーズンインは11月に横手山、12月は丸沼と奥只見のゲレンデへ。滑りを楽しむというよりかはテレマークの課題を作っては、解決に取り組む練習の繰り返しです。ゲレンデ練習5回、バックカントリーは4回。
1ヶ月に約4回のペースで出かけています。こう言っては元も子もないのですが、上達は経験数に比例すると思います。そしてできるだけ2日連続スキーができると、上達のスピードが速くなります。
アルペンスキーの経験は必要か
テレマークスキーを始める前にアルペンスキーを経験した方が良いか、始める前に悩みました。僕なりの考えは結果論ではありますが経験しなくて良いと思います。
テレマークを練習していると、怖いと思った瞬間にアルペンターンになりがちなのですが、アルペンスキーを経験していると、この頻度が多くなるように思います。またアルペンスキーならではの癖というのがあり、その癖を取り除くのに時間がかかるように思います。
最初からテレマークの乗り味というのを体に覚えさせる意味でも、いきなりテレマークからスタートが吉というのが僕なりの考えです。
テレマークの練習方法
テレマークの滑り方には個性があるし、楽しみ方も様々だと思います。それがテレマークの面白さだと思います。ただしそこは道具を使うスポーツなので学ぶことがあります。
僕が行っているのは、Youtubeでテレマークスキーメソッド、らくちんテレマークなどを見ながらテレマークスキーの要素を学んでいます。それをゲレンデスキーで実際に試し、できていない動きは課題として残して、解決に取りくむ…という繰り返しです。
そして、できれば友達と出かけて、自分の滑りを動画に収めてもらい、それを見返すことで自分が思い描いているイメージとの乖離を掴むことができます。
さらに、定期的にテレマークスキースクールに出かけて、先人たちの声や動作に目と耳を傾け、行動することでさらなる上達を目指すことができるでしょう。
テレマークが上達するということ
ゲレンデのような整地でも バックカントリーのような圧雪されていない雪でも、基本的には同じ動作で滑ることができます。
実際に滑ってみて思うのはテレマークターンというものがあり、ターンが上手にできればテレマークがうまいということではないということです。連続したテレマークターンは通過点でしかないと思っています。
スキーというのは角度のある場所をフォールラインに向かって滑り降りていくわけで、ブレーキをかけることがいかに上手に行えるかが肝だと思います。
テレマークが上達することは、イコール怪我をせずに、スタートした場所に戻ってくることで、ブレーキを操作してスキーができれば、どんな斜面でも 怖がらずにスキーができます。
このような考えは、様々な場所にスキーで出かけて、様々な経験をしてきた人たちが共通して口にすることのように思います。
怖いと思うと、上体が後ろに反ってしまって、余計にスキーが走ってしまうし、制御が難しくなってしまいます。だから怖がると、余計怖い思いをすることになり、負の連鎖が続きます。
どんな場所でもスキーにブレーキをかけ、止まることができるというのが、テレマークが上達することのポイントだと思います。