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登山靴
2017.10.05
サロモンXA PRO&X ULTRA トレイルをどんどん進みたくなるシューズ

サロモンXA PRO&X ULTRA トレイルをどんどん進みたくなるシューズ

僕がサロモンのシューズが気に入っている理由の1つに、向かうフィールドを気にせずに、家を出るところから1足で履き続けていられるというところがあります。

山の中を歩く際に履くシューズって、ごっつい登山靴を想像しますが、サロモンのシューズは街からトレイルまで条件を選ばない良さがあるんです。そしてトレイルでしっかりとシューズとしての機能を発揮してくれます。

佐々木常念さんのサロモンシューズ

例えば緩やかなトレイルでは軽く走ることだってできるし、岩が出て来てもその上を安定して歩ける。先の分からないトレイルをどんどん進みたくなるシューズです。だから普段下駄箱から一番多く取り出すシューズがサロモンのシューズとなっています。

サロモン xa proとx ultra

中でも出番が多いのが、サロモンXA PROとX ULTRAです。今回はこれら2つのシューズの良さについてお話ししようと思います。

サロモンシューズの大きな特徴的な機能

まずはサロモンシューズの大きな特徴的な機能となっている「クイックレースシステム」と「センシフィットシステム」の良さです。これらのシステムはXA PRO、X ULTRAどちらも採用しています。

サロモン xa proとx ultra

クイックレースシステムの導入によって、とにかく素早い脱ぎ履きが可能なんです。そうして一目でサロモンのシューズとわかる特徴的なアッパー部分のパターン。これがセンシフィットシステムなんですが、足全体を包み込むフィット感があります。

<編集部>
つま先から足首部分にかけて、均等に両手で足を包み込むようなフィット感があるのは、「クイックレースシステム」と「センシフィットシステム」の2つのシステムがポイント。これはサロモンでしか味わう事のできない、安定した履き心地が実感できる。

佐々木常念さんのサロモンシューズ

これは履いてみて解るところではあるんですが、着用感を1つ例に挙げてみると、踵のホールド感が良く、次の足を蹴りだしたときに後ろ足の踵が全く浮かないので、足との一体感があるんです。アッパーの柔軟性が生み出すバランスの良さを感じる例の1つです。

サロモン xa proとx ultra

XA PROとX ULTRAどちらもアッパーにはゴアテックス®を使用した防水透湿に優れたモデルと、水辺のセクションが多いルートなどで水がシューズ内に入ってしまった時に抜けの良いゴアテックス®の使用していないタイプとあるんですが、ゴアテックス®を使用していてもアッパーの柔らかさが生み出すバランスの良さを感じる事ができるのは凄い作りですね。

佐々木常念さんのサロモンシューズ

XA PROとX ULTRAをどのように使い分けているかというと、XA PROはアクティブな動きが要求されるような登山をする時に主に履くシューズです。山に登る、岩稜地帯を歩くなど、様々なトレイルが予測される場合はXA PROを履いています。

行く山の難易度や、体力を含めた登山レベルによってではありますが、XA PROで全く問題なく登れる良さを感じています。

<編集部>
XA PRO のXAはクロスアドベンチャーから名前をとっている。

サロモン xa pro

『最新のモデルでは前のモデルに比べてグリップ力が向上した』と語る常念氏の言葉からもわかるように、約15年前に発売されアップデートを繰り返し、今年のモデルで7世代目となるサロモンのロングセラーモデル。

サロモン xa pro ソール

最新のモデルでは、シャーシの肉抜きなどで軽量化が図られたことで、他のシューズよりも軽快で、且つ岩場などでもグリップが抜群とも常念氏は語る。

『歩く』に優れたサロモンX ULTRA

佐々木常念さんのサロモンシューズ

X ULTRAは、最近各地でできて来ているロングトレイルなど、こと「歩く」ということに優れていると思います。トレイルとオンロードが入り混じるようなウォーキングでも最高に使える1足です。

<編集部>
X ULTRA はサロモンのトレイルランニングシューズのテクノロジーとデザインを、設計に取り入れたハイキングシューズ。

サロモン x ultra

ヨーロッパを代表するロングトレイル“TMB”(ツールドモンブラン)の距離165kmを快適にハイクする靴として開発された経緯があるので、常念氏が語るように『歩く』というアクティビィティにマッチしているといえる。

サロモン xa proとx ultra

アクティビティの違いによってシューズを使い分けているんですが、特徴でみるとミッドソールからアウトソールに、それぞれ大きな違いがあると感じています。

<編集部>
XA PROはミッドソールからアウトソールにかけて5つのパーツに分けられており、これに対してX ULTRAは3つのパーツに分けられている。

サロモン xa pro

XA PROは踵の安定性を保持するヒールカップ、衝撃を吸収するEVAフォーム、前足部に向けて左右二又に分かれたシャーシによって歩行のし易さと横方向のねじれ抑制を両立したデザイン。後足部には更にEVAフォームを入れ内部の衝撃吸収を実現している。
そしてアウトソールにサロモンの代名詞「コントラグリップ®」の中でも特にグリップ力が高い「プレミアムウェットトラクション」を採用することで濡れた岩稜帯でも安定したグリップ力を発揮されている。

サロモン x ultra

対してX ULTRAはXAの方がプロテクション力とグリップが高いのに対して、こと歩くという部分に特化したソールの作りとなっている。

X ULTRAのミッドソールに使用されているEVAフォームは、とにかく長い距離を歩いても疲れないという目的を果たすための最高のクッション性を持たせたもので、更にこのミッドソールとアウトソールの間に施されたシャーシは、着地の衝撃を次の一歩のための反発に変える作用を持っており、これが踵に配備されている。

アウトソールはお馴染み「コントラグリップ®」でX ULTRAに採用されている「コントラグリップ®」はグリップ力と衝撃吸収を兼ね揃えており、どんな路面でも快適に歩くことができるのが特徴。

サロモン x ultraソール

X ULTRAを履いて歩いてみて感じるのはアウトソールのパターンが深く、泥詰まりがしずらいので悪路を長時間歩いてもグリップ力が落ちないんです。

サロモン xa proとx ultraのソール

サロモンXA PROとX ULTRAが長い年月、アップデートを繰り返しながら多くのファンを獲得してきた理由がよく解ります。それは実際に履いているからなんですね。言葉で特徴を色々話してきましたが、この良さは履いてみると確実に実感できると思うので、機会をみつけて是非試し履きをしてみて欲しいと思います。

最後に登山をする上でのシューズ選びについてですが、荷物の重量、日帰りなのか泊りなのか、天候が安定しているか、これらを考慮してミッドカット、ハイカットと選択するシューズを変えることは大事ですね。逆に、行く山域よりも装備がオーバースペックにならないことが、軽快に歩くためのポイントになるでしょう。

ガッツリ登山の時にはX ALPシリーズがおすすめです。X ALPにはミッドカットとハイカット、そしてアプローチシューズがあり、これらを山行スタイルの違いによって選択するようにしています。

X ALP


X ALPのハイカットモデル『X ALP MTN GTX®

X ALP


X ALPのミッドカットモデル『X ALP MID LTR GTX®

X ALP

X ALPのローカットモデル『X ALP LTR GTX®

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