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高いグリップ力とフィット感が魅力の新世代トレイルランニングシューズ『サロモン サンダークロス』をレビュー

高いグリップ力とフィット感が魅力の新世代トレイルランニングシューズ『サロモン サンダークロス』をレビュー

サロモンのトレイルランニングシューズの中でも優れたグリップ力とフィット感で大人気のモデルにスピードクロスがあります。このスピードクロスの性能を継承した2023年最新モデルがサロモンのサンダークロスです。

この新世代トレイルランニングシューズ「サンダークロス」は、強力なグリップ力を誇るモデルの筆頭格である「SPEEDCROSS(スピードクロス)」と、レーサーライクでオールラウンドで活躍するクッショニングに優れた「SENSE RIDE (センスライド )」の良いところどりをした新しいモデルです。

今回はこのサンダークロスのハイブリットな魅力とランニングパフォーマンスについてレビューをしていきます。

商品概要

ブランドサロモン
商品名THUNDERCROSS(サンダークロス)
商品説明サンダークロスは、優れたグリップと正確なホールド感で、弾むようなダイナミックなライド感を実現するトレイルランニングシューズ。
価格¥20,900(税込)
重量290g
ドロップ4mm

管理人の評価レビュー

総合評価★★★★☆
快適性★★★★☆
軽量性★★★★☆
グリップ力★★★★★
クッション性★★★★★

路面を気にせず走ることができるグリップ力

サンダークロスが採用しているアウトソールは、サロモン独自開発のコンタグリップの中でもグリップ力を更に向上させた「AllTerrainContagrip®」を採用。グリップ力に優れているだけでなく高い耐久性にも特徴があるので長く履き続けられます。

スピードクロス6のアウトーソル

上の写真はサロモンのスピードクロス6のアウトソールですが、Y字形状を継承しており、とにかく滑らないグリップ力は健在です。サンダークロスのほうがラグの数は多く、間隔が狭いのでスピードを出して走った時に安心感がありました。

ラグの高さは5mm、形状はY字型で様々な大きさと形状を使い分けているため、固い岩場、泥道やぬかるみといった柔らかい路面でもしっかりとグリップが効きます。トレイルランニングはもちろん、急勾配な登山道や、岩場の多い場所、前日が雨の日のハイキングなどで力を発揮します。特に下り坂でのフリップ力は素晴らしく、他のトレイルランニングシューズと比較しても1つ抜き出てる実感がありました。

履く前にアウトソールをよく観察していたのですが、エッジまでしっかりとラグがついているのでグリップエリアが広く安心感が高いです。またアウトソールの左右においてはY字型のラグが横方向に配置されているため、走りながら曲がるときに踏ん張りが効くように感じました。

トレイルランニングでは足指を使って走るように心がけているためどうしてもつま先から母指球あたりのアウトソールがすり減りがちなのですが、サロモンのサンダークロスのアウトソールにおいては、ベース部分に厚みを抑えていつつ、ところどころ厚みを増し強度を上げているのがわかります。

センシフィット構造によるフィット感

朝方の走り始めは足がむくんでいて、数十分走っているとむくみが取れて、改めてシューレースを結び直すのですが、サロモンのサンダークロスはクイックレースが採用されているので、細い紐を1回締め上げるだけで足全体を包み込むようにフィットします。

余ったシューレースはシュータンに設けられたポケットの中に入れるだけ。素早くフィット調整ができます。

厚めのタンと履き口周りの質感はメッシュ素材による通気性が確保されていて、さらにしっかりと足首周りをホールドしてくれます。

悪路でも安心なトゥキャップとアッパー素材

アッパー素材にはシューズの中に土や砂が入り込まないように目の詰まったメッシュのカバーが装着されています。細かな砂がタンの隙間から入ることがないので、砂礫が多い登山道では非常に重宝します。サロモンのスピードクロスを継承していることが伺えます。

トウキャップと両サイドには入念な補強が施されています。硬すぎず柔らかすぎないプロテクション素材で、履き心地の良さと軽量性を両立しています。

柔軟性とクッション性で長距離で疲れにくミッドソール

ミッドソールにはクッション性とエネルギーリターンのバランスが取れている「エナジーフォーム」が採用され、十分なクッション性で長距離でも足が疲れづらく設計されています。

地面から弾むような体感を得られ、前へ前へとシューズが自分を運んでくれるような感覚で走りを楽しめるのはサロモンのセンスライドの良いところを継承しています。

トレイルランニングやファストハイクでは、基本は足裏全体を使うのですが、少し前のめりになるような重心移動でフォアフットで着地する際、フォアフット部分にクッション性のボリュームが強く感じられました。

今回は20〜40kmの奥武蔵でのトレイルランで使用したのですが、終わった後の疲れづらさと、粘土質のトレイルにおけるグリップ力で非常に頼りになるトレイルランニングシューズだと感じました。秋は谷川岳馬蹄形縦走路、全長約25kmのトレイルランニングに挑戦するのですが、サロモンのサンダークロスが抜群に良いだろうと、今から高いパフォーマンスで走ることができるだろうとワクワクしています。

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