今年の夏はどんなアクティビティを楽しもう?山に行こうか?島に行こうか?川に行こうか?海に行こうか?限られた期間の中だから1つの遊びを決めるんじゃなく、やりたいことをやれるだけ楽しみたい。
山も川も、島も海も、フィールドを横断して楽しめる、そんな夢を実現してくれるマルチパーパスなシューズがあるのをご存知でしょうか?
サロモンのウォーターシューズで実現すること
今回紹介したいサロモンのウォーターシューズは2足です。1足目はXA AMPHIBで、もう1足はCROSSAMPHIBIAN SWIFTです。どちらも他のシューズにはない特徴がそれぞれにあって、上手に履きこなすことで、アウトドアをとっても快適に、ストレスフリー に、しかもアクティビティを安全にたのしむことができる心強い相棒になってくれることでしょう。
アウトドアフィールドにおける『水』という存在を、楽しみの1つと捉えることができれば、例えば、あえてトレイルランニングに渡渉を取り入れたコースを選択したり、渓流釣りと登山を融合した遊び(マウンテンカラ)にトライしてみたり、山を登って海を泳いで・・と島遊びを満喫したり、遊びの幅が広がります。
サロモンのウォーターシューズXA AMPHIB
もしもあなたが走るパフォーマンスをシューズに求めるのならばXA AMPHIBをおすすめします。それは何故か?ちょっと話は脱線するのですが、ヨーロッパで去年頃から人気が徐々に高まり、日本でも自由なスタイルのスポーツとして、注目を浴びているアクティビティにスイムランというものがあります。
スイムランは、ふたりが常に行動を共にし、トレイルランとオープンウォータースイムを何度も繰り返すこれまでにないエンデュランス系ペアスポーツです。
ランとスイムの間にトランジションはなく、ウェットスーツや靴を付けたまま、もしくは持ち運びます。そして途切れなくスイムとランを繰りかえすため、自然を縦横無尽に走り抜ける感覚を楽しめます。また、レースに向け、個人だけでなくチームとして最大のパフォーマンスを出すために試行錯誤をくり返すこともスイムランの醍醐味です。 このスイムランのためのシューズとして開発されたのが、昨年発売された「S/LAB XA AMPHIB」なんです。そして一般向けモデルとして XA AMPHIBが今年新発売されました。
いずれのシューズも一番の特徴としては、アッパー部分が排水性に優れたメッシュ構造になっていて、素材に水を吸収しないTPUを使用することで重たくなることもなければ乾き易くもあります。 水の中をジャバジャバと入っていって、向こう岸から走りはじめると、このメッシュ部分からシューズの中に入った水が外に吹き出します。
そしてこのシューズの素晴らしいところはシューズの中に余分な水が溜まって、走っている最中に“ちゃぽちゃぽ”しないところです。走っている最中、シューズの前方部分にあるメッシュから、シューズの中に余った水をすっかり外に吐き出してくれます。更に内部も乾きやすいので、晴れていればあっという間に水に入る前の状態に戻ってくれます。
水に濡れることを前提に作られたシューズなので、素足で履けるのも特徴です。夏場のランニングでは、アッパー部分から吹き込む涼しい風が素足にあたって気持ちよく、優れた通気性をダイレクトに体感できます。
重量はXA AMPHIB で244グラム(27cm)、S/LABになると215グラム(27cm)と約30グラムの違いがあります。またアウトソールにはいづれもサロモンのオリジナルソールブランド「コンタグリップ」をベースに、水の中でもグリップ力を損なわないウェットトラクションを 採用していて、S/LABになると、上位モデルの『プレミアムウェットトラクション』が使われており、更なる高みを狙った作りとなっています。
実際に川の中で岩場の上に足がついたときに、一番心配になるのが『滑らないか?』ということで、実際に普通のトレランシューズで渓流釣りをしていた際、足を滑らせるようなシーンが幾度かありました。XA AMPHIBを履いて、川の中で足を滑らせるような事は以前よりも格段に減って、実感としては、アウトソールが岩場やトレイルの濡れたところに吸い付くような感覚があり、安心してアクティビティに集中できます。これは長い時間、自然と向き合うアクティビティでは重要なポイントです。
S/LABは、2 種類の密度で構成された圧縮EVAを採用しているので、優れたクッション性と耐久性を備えた作りとなっています。
XA AMPHIB、S/LAB XA AMPHIBのボトムシステムはSLAB SENSEやSENSE PROに近いシステムを採用しているので、走れるウォーターシューズというのがウリで、スイムランをする方々に強い信頼を受けたシューズでもあるようです。
シューレースはサロモンの代名詞ともいえる「クイックレース」を採用しています。このシステムのサロモンシューズを履くようになってからは、シューレースが途中で解けるような心配が皆無になりました。水に入るようなシーンでは、岩場を渡り歩くような場面も多くあるので、万が一シューレースが解けてしまった場合のリスクは高くなります。
だからクイックレースシステムによって、フィット感を引き出してくれると共に、解ける心配もなく、シュータンに余ったシューレースを全て仕舞いこんでおける、このシステムは非常に優れた機能だと思っています。
サロモンのウォーターシューズCROSSAMPHIBIAN SWIFT
XA AMPHIBが高度なアクティビティにも対応しているのに比べると、CROSSAMPHIBIAN SWIFTは、よりカジュアルなアウトドアシーンにおいて、陸遊びと水遊びをストレスなく過ごすことのできるシューズという位置づけです。
このシューズの最大の特徴であり、個人的に大好きなのが、サンダルにもなるというところです。河原で水遊びをした後、キャンプ地に戻り、テントの中で着替えをする。こんなシーンはよくあることだと思うのですが、着替え終わってテントから出るときに、濡れたシューズを履くのが億劫なんていうときに、CROSSAMPHIBIAN SWIFTは踵が踏めてサンダルになってくれる ので、サクッと履いて外に出ていけます。
またラフティングやカヤックを川で楽しむ時に、遊びが終ってから&帰り用という用途で、以前は履いているシューズとは別にサンダルを余分に持っていってたんですが、CROSSAMPHIBIAN SWIFTに出会ってからは履いているシューズのみで、装備がコンパクトになりました。シューズって200グラムほどの重量の割には嵩張りが結構あるので、持ち歩くのに困っていて、今では非常に助かってます。
アッパー素材にもこだわりがあって、入口の踵部分、丁度アキレス腱の当たる部分にネオプレーン素材を使っているので、土や砂が入り込みにくい作りとなっています。
CROSSAMPHIBIAN SWIFTもXA AMPHIBと同様のアウトソールとミッドソールを採用していて、走るといったアクティビティにも対応していますが、トレイルランニングといった激しいアクティビティというより、フェスイベント、海遊び、沢遊びといったシーンで活用するのに適しています。
この夏、このサロモンの2足のウォーターシューズをシーン別で履き替えて、大いに夏のアクティビティを楽しもうと思います。