雨の心配がある山行で、頼りになるシューズはサロモンのSENSE RIDE GORE-TEX® INVISIBLE FITです。
1泊以上の縦走登山、ファストパッキング、雨の日や雨の後のトレイルランニングと、天候の悪化を気にする山行で、防水透湿シューズを履くことは、大きな安心感を得ることができます。
雨や水たまりでシューズが濡れてしまうとあらゆるリスクが生じます。例えば靴擦れなどの足のトラブル、靴が重くなることでの体力消耗、足の冷え…。これらを回避する為に、僕にとってはサロモンのSENSE RIDE GORE-TEX® INVISIBLE FITは欠かせないシューズなのです。
2018年の夏休みに5泊6日で富山の折立登山口から、薬師岳~黒部五郎岳~三俣蓮華岳~双六岳~笠ヶ岳~新穂高温泉と長期縦走を楽しんだときも、サロモンのSENSE RIDE GORE-TEX® INVISIBLE FITを履いて山に向かいました。
その履き心地は素晴らしく、履いていることも忘れるような快適な登山を提供してくれました。この縦走時では、シューズを履きかえることなく登山、ファストハイク、トレイルラン全てを楽しみたいと思っていました。サロモンのSENSE RIDE GORE-TEX® INVISIBLE FITはそんな希望にもしっかり応えてくれます。
サロモンのSENSE RIDE GORE-TEX® INVISIBLE FITのテクノロジー
一般的なゴアテックス採用のシューズは、アッパーの内側にゴアテックスのメンブレンが挟み込むような構造で作られているので、アッパーが濡れて保水はするけど、中は濡れないっていうものが多いんです。そうするとどうしても保水することでシューズが重くなってしまい、シューズの柔軟性も損なわれるんです。
そうすると足運びがしづらくなって、早い行動をするのが億劫になってしまうんです。だけどサロモンのSENSE RIDE GORE-TEX® INVISIBLE FITは、ゴアテックスのメンブレンがアッパーにぴったりと直接張り合わせた構造になっているので、雨が降っても保水しづらく、ずっと快適な状態を保ちます。また足を曲げてもしなやかで、さらに構造上、軽量化にもつながっているので、非常に歩きやすく、走りやすく、足運びがスムーズで、登山を快適なものにしてくれます。
縦走時に突然の記録的な豪雨に見舞われてしまったときも、足回りの心配なく、移動に集中できたのは、サロモンのSENSE RIDE GORE-TEX® INVISIBLE FITだからこそと縦走終了時に感謝したほどです。
サロモンのSENSE RIDE GORE-TEX® INVISIBLE FITで走る、歩く
アウトソールにはプレミアム ウェット トラクション コンタグリップ®を採用しているので、濡れた路面でもとにかく滑りづらく、縦走のようなあらゆる路面状況に出くわす山行には、最高の力を発揮してくれます。岩場、ガレ場、ザレ場などでもトレイルをギュッと掴んでくれ、滑ることなく移動ができます。
直登に出くわしても、1歩1歩、無駄な力を入れずとも、上へ上へと足運びができ、疲れづらい行動の実感ができます。
振動を抑えて衝撃から足を保護するvibeテクノロジー
- クッション素材の「オパール」
- リバウンド力の高い「エナジーセル+」
この2つの素材を組み合わせたのがvibeテクノロジー。ミッドソール内に埋め込まれた衝撃吸収素材「オパール」は、ただ衝撃吸収をするだけではなく、着地した瞬間の一番大きな衝撃の後に継続する微振動をも吸収してくれるのです。
この微振動が長く続くことで膝の怪我や筋肉疲労を起こします。振動を抑えて衝撃から足を保護してくれると共に、ミッドソール素材「エナジーセル+」の反発力によって弾むような移動を体感できます。衝撃吸収による足の保護は、重い荷物を背負って下るときに大きな実感があります。
一日で2~3万歩、登ったり下ったりしていると、最後の方では、足がいうことをきかなくなるのが常だったのですが、サロモンのSENSE RIDE GORE-TEX® INVISIBLE FITだと、最初から最後までパフォーマンスが変わることなく、筋肉痛にならなかったのには驚きました。
雨が降って夏にも関わらず山の上は氷点下というような状況下で、テントから出入りしたり、山小屋でシューズを脱ぎ履きするときに、サロモンの代名詞でもあるクイックレースの力をまざまざと感じました。
手が悴んだ状態で、靴紐をほどいたり、結んだりすること程億劫なことってないんです。しかもテントの中で暖まっていたのにも関わらず、シューズを履いて移動するまでに、どんどん体温が奪われていくのはリスク以外の何ものでもなく、クイックレースによって、数倍の速さでフィット感を生み出せるのは、縦走時には最高の心地よさを感じます。
今回のインプレッションを通して悪天候やマッドコンディション時のトレラン、天候が不安定な縦走時には最適な1足だと思いました。またレースシーンでは「OMM」など寒さと移動行程が長いレースには安心して履き続けられるシューズとしてオススメです。