晩秋からのトレッキングは防寒対策に余念がありませんが、中でも足回りの装備は悩むポイントの1つではないでしょうか?今回は寒い季節のトレッキングはもちろん、タウンユースとしても最適な、履き心地のよいシューズ「サロモンOUTsnap CSWP」を紹介したいと思います。
おすすめポイント
- 非常に軽量で丈夫
- ファッション性が高く街用としても履ける
- マイクロフリースライニングと冬用インソールで温かい
- しっかりとしたグリップ力
商品概要
ブランド | サロモン |
商品名 | OUTsnap CSWP |
商品説明 | 軽量なうえにマイクロフリースライニングと冬用インソールで温かく、ミディアムカットアッパーが優れた保護性能を発揮 |
価格 | ¥14,300 (税込) |
重量 | 360g |
ドロップ | 9mm |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★★ |
グリップ力 | ★★★★★ |
クッション性 | ★★★★☆ |
価格 | ★★★★★ |
サロモンOUTsnap CSWPの歩きやすさの秘密
ウインターシューズと聞くと、ゴツくて重たくて、履いていて疲れるというイメージを抱いていたのですが、サロモンのウインターシューズOUTsnap CSWPは、シルエットがすっきりしていて、なんと約360グラムという軽さを誇りつつも、しっかりと足を温かく保ってくれます。
サロモンOUTsnap CSWPの保温性能
シューズにインシュレーションが入っていないので、すっきりとした見た目を維持しつつ、マイクロフリースのライニングで保温力を補っています。実際に歩いていて感じるのが、行動中に熱くなりすぎて足に汗をかくようなことがなく、それでいてしっかりと温かく、足に気を払うことが少ないので、その分歩くことに集中ができます。
ミッドカットのOUTsnap CSWPは、足首に毛足の長いボアが付いています。これが温かさの秘密の1つで、上から侵入してくる冷気を抑えてくれています。また足首には動脈がかよっているので、ここをしっかり暖めることは、結果足そのものを暖めることになります。足を温めるというのは、足に向かう血液を温めるという側面もあるということです。
シューズの下からの冷気は、定評のあるサロモン独自インソール“オーソライト”のウインターバージョンで起毛ライナー仕様。保温性がアップされているので、雪の上に立っていても足の裏が冷たくなるような事が最小限に抑えられています。
商品名にもある「CSWP」はClimaSalomon™WaterProofといい、サロモンのオリジナル防水透湿素材で、硬くなく柔軟性があり、軽量という特徴を備えています。フルブーティーで耐候性が高く、冷たい風や雨・雪から足全体を守ってくれます。前述したように熱くなりすぎないという部分は透湿力が多少強いからだと思います。外から暖房の効いた屋内に入っても快適ではないでしょうか。
日常でも雨が降ったときに、アッパーから冷たい雨が浸入するor水溜りで靴が濡れるなどで、靴下までが濡れてつま先が冷えるような事がありましたが、サロモンOUTsnap CSWPがあれば雨の中でも軽快に歩け安心です。
サロモンOUTsnap CSWPの構造
アッパーから、ミドルソール、アウトソールにかけての構造も、サロモンが持つ技術を惜しげもなく使用し快適性を高めています。
アッパーは耐久性と保護力を併せ持つ合成アッパー素材を使用し、溶着技術によりステッチが全くない未来的なデザインとなっています。これはフィット感と軽量性、耐候性の向上にも繋がっています。
タンは独立しておらず、両側がアッパーとつながっているので、歩いている最中に中央からずれず、土や砂、雨の侵入を防いでいます。
またアッパーにはつま先から側面へと補強に優れた素材が圧着されていて、足をサポートしながら履いたときに足を包み込むようなフィット感があります。
ミッドソールにはサロモンのトレイルランニングシューズにも採用されているエナジーセルが導入されており、衝撃緩和と程よい反発力で歩行をサポートしてくれます。長距離のハイキングや、路面の硬い場所などで歩き疲れが少ない実感があります。
アウトソールには冬用のコンタグリップが採用されています。雪道や濡れた路面でのグリップ力には定評があり、足裏全体を使って路面を捉えるような歩きかたで、その機能を存分に発揮させることができます。というのも、ラグといって凹凸した突起部分に特徴があり、内側(親指側)のラグはグリップ力を高めるために2段になっています。スキーブーツで培ってきたサロモンの技術がシューズにも反映されていることがうかがえます。
フィールドでは秋口~春先、スニーカーライクな見た目と軽量さで真冬のタウンユースとしても大いに活躍してくれそうです。ウインターシューズというより、幅広いシーズン性と汎用性という部分では寒い時期・場所でのメインの1足になりそうです。