南昌山(なんしょうざん)は岩手県の雫石町と矢巾町の境、盛岡市の西にある標高848.0mの山です。昔の火山のマグマの通り道が削られて現れた「岩頸」という地形で、鐘を伏せたような整った形をしています。「南昌山が曇れば雨が降る」と言われ、天気をつかさどる山として信仰されてきました。山頂には雨乞いに使われた獅子頭石仏が6体あります。宮沢賢治が何度も訪れた山で、山頂の石柱は『銀河鉄道の夜』に出てくる「天気輪の柱」のモデルとされています。東の麓にある幣懸の滝は、マタギが山に入る前に安全を祈って幣束を捧げた場所と伝えられています。
一番短いのは五合目登山口から山頂までの約1kmの道で、往復1時間15分ほどです。ただし階段が多く、急な区間もあります。赤林山矢巾温泉登山口からの往復は8.9km、約3時間52分です。五合目までの林道は舗装されておらず、冬は通行止めになります。冬に登るときはアイゼンなどが必要です。この一帯はクマがとても多いので、音の出るものを持って歩いてください。
出典:YAMAP 南昌山/林野庁 東北森林管理局(盛岡森林管理署の見所)(2026年10月28日確認)




