ラージメスティンはメスティンと比較すると一回り大きく、メスティンが約1.8合炊飯できるのに対してラージメスティンは約3.5合まで炊飯ができるサイズです。炊飯だけでなくその大きさから様々な調理が楽しめるラージメスティンの魅力を紹介します。
おすすめポイント
- 鍋物やフライパン代わりとしても使用できるので、山ごはんのバリエーションが増える
- 炊飯は約3.5合、1つで約4人分のお米を炊くことができる
- ラージメスティンの中にOD缶の105~110サイズを入れることができる
- ラージメスティンの中にレギュラーサイズのメスティン、ダイソーのメスティンと、まるでマトリョーシカのようにサイズ違いのメスティンをスタッキングできる
- メスティンの蓋の高さが1.5cmに対してラージメスティンの蓋の高さが2.5cmと深くできているので、フライパンとしても大活躍
- 袋麺を割らずにラージメスティンの中に入れることができる
商品概要
ブランド | トランギア |
商品名 | ラージメスティン |
商品説明 | 取手付きアルミ製飯ごう(メスティン)です。小物入れにも便利です。熱伝導率の高いアルミ製のため、熱が全体に回り、アルコールバーナーでもごはんが大変美味しく炊けます。 |
価格 | ¥2,500(税抜) |
重量 | 270g |
サイズ | 20.7×13.5×7cm |
容量 | 1350mℓ |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
コンパクト性 | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
ラージメスティンとは
ラージメスティンはスウェーデンのブランド、トランギアから発売されているクッカーです。取っ手付きアルミ製飯盒で、クッカー周りの小物入れにも便利なアイテムとして紹介されています。
アルミ製なので熱伝導率の高い調理が可能で、ご飯を美味しく炊けるのが特徴です。
重量は270gとメスティンと比較すると120g重く、そのぶんサイズが一回り大きく作られています。
容量が1350ミリリットルとメスティンの750ミリリットルと比べると倍ほどあり、炊飯できる量も違えば、鍋物やフライパン代わりとしても使用できるので、山ごはんのバリエーションが増えます。炊飯は約3.5合、1つで約4人分のお米を炊くことができます。
ラージメスティンで可能なスタッキング
ラージメスティンの中には様々なものをスタッキングできます。スタッキングアイデアは様々ですが、ここでは数アイデア紹介します。
山ごはんアイテムをすべてスタッキング
ラージメスティンのメリットの一つにOD缶の105~110サイズを入れることができる点です。OD缶、ストーブ、ライター、余った場所に食材というアイデアです。
今回試したOD缶はSOTOのパワーガス105ですが、しっかりと蓋をすることもできました。またコンビニで手に入れることができる割り箸も入るのでカトラリーなども一緒に入れておけます。
サイズの異なったメスティンをスタッキング
ラージメスティンの中にレギュラーサイズのメスティン、ダイソーのメスティンと、まるでマトリョーシカのようにサイズ違いのメスティンをスタッキングできます。
たくさんの料理を楽しみたい時にとても便利で、ファミリーキャンプではこのセットがあればおおよその料理が楽しめてしまいます。
焼いて、蒸して、炊めて、炒めてと様々なレシピで料理を楽しめるセットです。
ラージメスティンで楽しめるレシピ
ラージメスティンでは約3.5合の炊飯が可能なので、グループ登山で楽しむクッカーとして最適でしょう。
炊飯だけでなく大きなサイズを利用して鍋を楽しんだり、袋麺を使ってラーメンを作ったり、フライパン代わりに活用するなど、様々な山ご飯を作ることが可能です。
写真の鍋つかみはストウブの取っ手を掴むのに最適で、山用クッカーにも広く使えるアイテムです。以下で購入ができます。
蓋のサイズも大きく、メスティンの蓋の高さが1.5cmに対してラージメスティンの蓋の高さが2.5cmと深くできているので、フライパンとしても大活躍です。
山ごはんレシピ4選
焼きうどん
たくさんの野菜を炒めた後に、うどんをのせて調味料とからめて作る焼きうどん。小さなクッカーだと調理しづらいのですが、ラージメスティンを使えば簡単に作ることができます。
焼きうどんの材料も全てラージメスティンの中に収まってしまうので、持ち歩くのにも大変便利です。
レシピ
作り方はしっかりとラージメスティンを温めた後に油を入れて野菜を炒めます。しっかりラージメスティンに熱を通すことで焦げ付きを抑えます。
野菜に火が通ったら冷凍うどんを投入し、軽くお水を垂らして蓋をして蒸し焼きにします。その後に醤油とソースを投入してあえたら完成です。とっても簡単にできるのでキャンプめしにも活用してます。
ラーメン
レギュラーサイズのメスティンや、多くのクッカーで不満だったのか、インスタントラーメンの袋麺が入らないことです。これによって多くの人たちが棒ラーメンや、カップ麺を持ち歩いていたのではと思います。
ラージメスティンはその大きなサイズの特徴を生かして袋麺を割らずに収めることができます。
袋麺の魅力は味や麺の種類など様々なものが販売されており、野菜と一緒に調理をして美味しいラーメンを食べることができます。
今回は全粒粉の入ったノンフライ製法で、生麺のようにおいしい日清ラ王の味噌味を使ったレシピです。
レシピ
ラージメスティンよく温めて油でキャベツや玉ねぎなどを炒めます。
軽く火を通したらお水を入れて沸騰させ麺を入れて茹でます。
約4分間茹でたら袋麺についている液体スープをラージメスティンに入れて、最後にコーンの缶詰を入れたら完成です。
寒い登山での山ごはんで、唸るような美味しさを提供してくれます。
キムチ鍋
登山で辛いものを食べるのが好きな人にとてもオススメなのがキムチ鍋です。
やっぱり鍋にはたくさんの野菜が入ってると美味しく、ラージメスティンの大きなサイズだとそれが可能です。
レシピ
しっかりと熱を通したラージメスティンに油を入れたら最初にキムチを投入します。キムチを炒めた後に豚肉を入れるのがキムチ鍋を美味しく作るコツです。
豚肉とキムチを炒めたらキャベツ、もやし、人参などを入れて火を通していきます。
火が通ったらお水を入れて蓋をし、沸騰したら辛ラーメンについている調味料を投入します。ラーメンは最後の締めに使用すれば良いでしょう。
辛ラーメンの調味料がなければ鶏ガラスープと唐辛子を入れます。
追いキャベツ、追い豚肉でビールを飲みながら鍋を楽しむのは格別です。
たっぷり野菜と缶詰の炊き込みご飯
ラージメスティンを使えば、炊き込みご飯はたくさんの具材を入れることができ、贅沢炊き込みご飯を作ることができます。
レシピ
お米2合に、サバ缶、マイタケ、ネギ、人参、高野豆腐を一緒に入れて、醤油と酒みりんを入れます。最後に白ごまをまぶして頂くのがおすすめです。
もしも余ったらおにぎりにして次の日の行動食にしてもいいし、メスティンの中にそのまま入れておいて次の日の朝ごはんにしても良いです。
ラージメスティンのバリ取り
ラージメスティンはレギュラーサイズのメスティンと同様、購入したばかりは無垢のアルミ状態となっていたのは一昔前。最近発売されているメスティンは出荷前にバリ取りされています。
もしも気になる方がいれば以下のようにバリ取りを行えます。
最初は紙やすりで縁を磨き、丸みを出します。
ラージメスティンのシーズニング
無垢のアルミ状態というのは、表面がアルミむき出しという状態です。
アルミニウムは酸素と結びつきやすく空気に触れていると薄い酸化皮膜を作るという特性があります。だから一般的には錆びにくく耐食性が良いと言われています。
しかしこの被膜は非常に薄く、使い込んでいくことで傷つきやすく、また腐食や摩耗をしていきます。
またシーズニングをせずに料理をするとアルミ臭が気になる方もいるようです。だから最初に自分でシーズニングを行う必要があります。
シーズニング方法はとても簡単でコメのとぎ汁を鍋に入れてラージメスティンを入れ約20分ほど煮込むと米の皮膜がラージメスティンにできます。
ラージメスティンは大きいサイズなので、大きな鍋を使う必要がある点だけ注意が必要です。
皮膜は使い込んでいくうちに剥がれていくのでシーズニングは使った回数に応じて何度か行うと綺麗に長く使うことができます。
ラージメスティンもメスティンもバリ取り方法とシーズニングの方法に関しては同じなので、購入したら以下の記事を見ながらバリ取りとシーズニングを行ってください。
その他のメスティンレシピの記事
メスティンといっても、トランギアのメスティン、ラージメスティンやダイソーメスティンとサイズと形が様々あります。またメスティンで作ることのできるレシピも様々です。メスティンの様々なレシピを紹介中ですので、是非チェックしてみてください。