初めての登山での山選びは実に楽しいものです。しかし同時に不安もつきまとうものです。初めて登る山は、その後深い思い出となるため安全かつ楽しい登山ができる山を選ぶようにしましょう。初心者向けの登山に最適な、安全性が高い山の選び方を紹介します。
初めての山選びの条件
初めての山選びの重視ポイントは難易度が低く安全であることにつきます。また楽しいと思えるポイントは山の頂上から見る景色が良いでしょう。
森林限界を超えない山
森林限界はエリアによって異なります。関東エリアでは概ね2000m以下の山となります。森林限界を超えると天気の変化、樹林帯がないことによる風の強さに気を配る必要があり、行動着やウェアやギアの装備に気を配る必要があります。
日帰り登山の計画とする
山に慣れるために最初は日帰り登山を何度か経験するプロセスを踏みましょう。日帰り登山で自分の体力を知ることができ、何度か経験すると、歩き方や必要な装備について理解が深まります。また登山コース取りの記事で書いた通り、最初はピストン登山が良いでしょう。
コースタイムは余裕を持って考える
スタート時間が朝一でゴールが夕方というような登山プランのたて方はやめましょう。おおよそ4時間以内(休憩時間は含めない)の歩行時間で終了するプランからスタートをして、徐々に時間を伸ばして行くことで、無理のない登山計画を立てるスキルを身につけることができます。
夕立という言葉があるように、夏の午後に降る雨には注意が必要です。強い日差しで地面付近の湿った空気が暖められ、上昇してできた積乱雲などから降る雨で、落雷を引き起こすことも多いです。上の画像は落雷の多い都道府県を示したもので、日本海側に多いことがわかります。
このような天候の変化にも気を配ると、朝早い時間からスタートをして、お昼過ぎには登山を終了させるプランがおすすめです。
累積標高は500m以内
登山は普段とは異なった筋肉を使います。登山をして『こんなはずじゃなかった』という感想を口にするほど、筋肉疲労による体力の過信を悔やむ場合もないとは言えません。頂上まで行って、歩けないほど疲れてしまって大変な目に合わないためにも、累積標高は500m以内からスタートして、自分の体力を理解しながら、山の難易度をあげていきましょう。
人気のある山を選ぼう
人によっては静かな山が良いと考える方もいらっしゃると思いますが、最初に登る山は人気のある山からスタートしましょう。人気のある山のメリットは多くの登山者が歩いているため、最悪の場合助けてもらえる可能性が高まります。
また人気があるということはそれだけ展望や高山植物などが美しいということであり、登山とはどういう事なのかを理解するのにもおすすめです。
初めての登山におすすめの山
初めての山選びの条件に当てはまる登山におすすめの山を紹介します。
上の山を参考に初めての山登りで思い出になる、素敵な山を探してみてください。