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【2025年】おすすめの軽量インフレータブルマットを徹底比較!

【2025年】おすすめの軽量インフレータブルマットを徹底比較!

テント泊には必須装備であるテントマットですが、エアマット・クローズドセルマット・インフレータブルマットと3種類あります。それぞれに特徴があり、メリットデメリットがありますが、インフレータブルマットはエアマットとクローズドセルマットの中間的な立ち位置で良い所どりをしているのが特徴になります。

登山に適したインフレータブルマットレスとは


セルフインフレータブルマット

登山用インフレータブルマット(自動膨張式マット)は、内部にウレタンフォームなどのクッション材が入っており、バルブを開けるだけで自動的に空気を吸い込み膨らむ構造のスリーピングマットです。主な役割は、地面からの冷気を遮断し、地面の凹凸を吸収して快適な寝心地を提供することです。

他の登山マットとの違い

シートゥサミットのスリーピングマットの選び方

登山用マットは大きく「クローズドセルマット」「エアマット」「インフレータブルマット」の3種類に分かれます。それぞれの特徴をまとめると以下の通りです。

種類

クローズドセルマット

エアマット

インフレータブルマット

使用準備

広げるだけですぐ使える

空気を入れて膨らませる必要

バルブを開けて自動膨張+空気調整

耐久性

パンクしない・非常に丈夫

パンクリスクあり

パンクリスクあり

収納性

かさばる(外付けが主流)

非常にコンパクト

コンパクト(商品による)

寝心地

薄めで硬め

厚みがありクッション性高い

厚みとクッション性のバランス良好

重量

軽量(100~400g台が主流)

超軽量~中量

中量~やや重め

価格帯

比較的安価

幅広い(高機能は高価)

幅広い(高機能は高価)

インフレータブルマットが向いている登山スタイルは?

冬山登山におけるサーマレスト テントマットの選び方
  • テント泊登山全般:快適な寝心地と断熱性を両立したい人に最適です。特に春~秋の3シーズン、標高の高い山や冷え込みが気になる場所でのテント泊におすすめです。
  • 初心者~中級者の登山者:設営が簡単で失敗しにくく、寝心地も良いため、初めてのテント泊や快適性重視の方に人気です。
  • 快適性重視派:家の布団に近い感覚で寝たい人や、翌日のコンディションを重視する人に向いています。

インフレータブルマットのメリット・デメリット

3つのメリット

①寝心地が良い

サーマレスト プロライトエイペックス 寝心地

インフレータブルマットは、内部にウレタンフォームなどのクッション材が入っており、空気とフォームの両方で体を支える構造のため、地面の凹凸をしっかり吸収し、まるでベッドのような柔らかい寝心地を実現します。特に高性能モデルは、体圧分散性が高く、長時間寝ても体が痛くなりにくいのが特徴です。

また、フォーム材が体全体を均等に支えるため、寝返りを打っても安定感があり、熟睡しやすいというメリットもあります。快適さと携帯性のバランスを重視する方には、インフレータブルマットは理想的な選択肢です。

自動膨張システムにより設営が楽

【レビュー】ニーモ テンサー ミディアム マミー-軽量且つ寝心地を犠牲にしないテントマット

エアマットは手動で空気を入れる必要があり、ポンプや口での吹き込みといった手間のかかる作業が必要です。一方で、インフレータブルマットは栓を開ければ自動的に膨張するため、手間が省けます。また、呼気に含まれる湿気によるトラブルも防ぐことができます。

穴が開いても断熱性能をある程度は維持できる

nemoフライヤーレギュラーマミーの断面

エアマットとの最大の違いに内部が空気だけかフォームがあるかということです。穴が開いた際に空気が漏れてしまい中身がなくなってしまうエアマットは全くもって使い物にならなくなってしまいますが、インフレータブルマットであれば充填物のフォームは残りますのである程度の断熱性は維持できます。とはいえ、体による圧力がかかれば収縮しクッション性やその部分の断熱性は失われてしまいます。

2つのデメリット

撤収が面倒

nemoフライヤーレギュラーマミーの空気弁

設営の際には栓を開けることで自動膨張するインフレ—タブルマットですが、撤収する際には自分で折りたたんで空気を抜く必要があります。フォームのおかげでエアマットよりも空気を抜く際に力や時間を要します。

断熱性能を上げると重くなる

サーマレスト プロライトエイペックス 収納

インフレータブルマットの最も大きなデメリットがこちらです。充填物のフォームによって断熱性能を上げていますので、R値を大きくしようとするとその分重量もかさんでしまいます

特にR値が3後半からのオールシーズン使用できるものになってくると、重量は1kg近くになってきます。これに対して、エアマットであればR値が高くなっても500g以下の軽量モデルが存在します。高い断熱性能を求める場合には、インフレータブルマットよりもエアマットの方が適しているでしょう。

インフレータブルマットを選ぶ4つのポイント

①寒さから身を守る断熱性能(R値)

出典:シートゥサミット

テントマットを選ぶ際の最重要項目が断熱性能です。これは、地面からの冷気を遮断し、寒さを感じずに快適に眠れるかどうかを大きく左右します。

一般的に、R値が2~3で3シーズン用、3~4.5で4シーズン用、5以上で冬用とされています。複数のテントマットを併用する際には、R値は足し算で考えます。

登山に向かう環境に応じて、十分な断熱性能を有したマットを選ぶようにしましょう。

②登山の基本!できるだけ軽いマットを

サーマレストのテントマット レビューのための装備

言わずもがなですが、登山において一つひとつの装備の重量はできる限り軽くしたいものです。マットも例外ではなく、必要な断熱性能を有したうえでできるだけ軽量なモデルを選びましょう。

特にインフレータブルマットは、最も軽いモデルでも450gからと他のマットと比べて重い傾向にあります。荷物全体の重さを少しでも軽くするためにも、重さは重要な指標です!

③快適に過ごすサイズ選び

マットのサイズは、寝心地を大きく左右しますが、同時に軽量化できるポイントでもあります。一般的には、身長よりもやや長いものを選ぶと良いと言われています。また、ワイドタイプであれば、寝返りも可能になります。

しかし、大きければ大きいほど重量が重くなります。軽量化を図りたい場合には、足はザックの上に乗せるなどしてショートタイプの短いものにしても良いでしょう。

④穴あきを防ぐ耐久性

インフレータブルマットの最大の弱点である穴空きを防ぐために、十分な耐久性のあるものを選ぶようにしましょう。参考に、生地の厚みを表すデニール数を載せています。

厚ければ厚いほど耐久性がありますが、その分重くもなります。底部のみ厚くしているものなど、バランスを考えて選ぶと良いでしょう。

おすすめのインフレータブルマット軽量ランキング!

インフレータブルマットの重量比較は、エアーマットと同じように考えて行うことができます。注意する点としては、収納時のサイズがエアーマットよりは大きくなりがちということです。

今回紹介するマットは各メーカーの主要なモデルをピックアップしています。およそR値が2~3の3シーズン用が多くなっています。R値と重量の比例関係から、比較すると考えやすいでしょう。

※横スクロールで表がスクロールできます。

ブランド

NEMO

サーマレスト

イスカ

シートゥサミット

シートゥサミット

エクスペド

Rab

モデル名

ゾア/オーラ

プロライト

トレイルマットレス

ウルトラライトS.I.マット

パシュートS.I.マット

SIM ultra 3.8

エグゾスフィア

R

2.7/2.7

2.4/3.2

2.7

2.6/4.2/4.3

3.0/4.2

不明

3.4

厚み(cm

2.5/2.5

2.5/3.8

2.5

2.5/3.8/7.5

5/7.5

3.8

5

重量(g)

450/530

510/650

520

550/780/880

599/798

610

665

価格(税込)

¥19,250/¥18,150

¥19,800/¥22,000

¥15,730

¥11,550/¥12,980/¥14,410

¥21,560/¥25,850

¥15,400

¥15,400

使用時サイズ(cm999978

51×183

51×183

51×183

51×183

56×183

50×183

不明

収納サイズ(cm

20×11/20×12

28×10/28×12

12.5×27

13×28/16×26/20×26

16×30/14×29

不明

不明

材質

20Dポリエステル/30D-75Dポリエステル

50Dポリエステル

不明

30Dポリエステル/75Dポリエステル

20Dポリエステル

ポリエステル

400T/20D ポリエステルTPUコーティング

〜最軽量インフレータブルマット〜『NEMO ゾア・オーラ

出典:NEMO

軽量性と快適性を両立した登山用テントマットです。ゾアはわずか450gと軽量で、コンパクトに収納可能。20Dポリエステル生地を使用し、春から秋の登山に最適です。

オーラはトップに30D、ボトムに75Dの厚手ポリエステルを採用し、耐久性を高めつつ530gと軽量さも維持。断熱性や内部構造は共通で、どちらも安定した寝心地と体圧分散性に優れています。

サイズ展開も豊富で、用途や好みに合わせて選べるのも魅力。軽さとタフさ、どちらも妥協したくない登山者におすすめです

モデル名

ゾア

オーラ

R

2.7

2.7

厚み(cm)

2.5

2.5

重量(g)

450

530

価格(税込)

¥19,250

¥18,150

サイズ(cm

51×183

51×183

収納サイズ(cm

20×11

20×12

材質

20Dポリエステル

30D-75Dポリエステル

〜安心の定番マットレス〜サーマレスト プロライト

出典:サーマレスト

軽さと断熱性を両立した登山用テントマットの定番モデルです。R2.43.2のバリエーションで、春から秋だけでなく、初冬まで幅広く対応可能。

独自のオープンセルフォーム素材が効率よく体温をキープし、快適な睡眠をサポートします。本体重量は約400500gと軽量で、コンパクトに収納でき、持ち運びも楽々。

耐久性も高く、長く愛用できる信頼感。軽さと快適さを求める登山者におすすめの逸品です。

モデル名

プロライト

プロライトプラス

R

2.4

3.2

厚み(cm)

2.5

3.8

重量(g)

510

650

価格(税込)

¥19,800

¥22,000

サイズ(cm

51×183

51×183

収納サイズ(cm

28×10

28×12

材質

50Dポリエステル

50Dポリエステル

イスカがつくる安心のマット〜イスカ トレイルマットレス

出典:イスカ

登山やトレッキングに最適な高性能エアマットです。独自の断熱素材とエアセル構造により、優れた断熱性とクッション性を両立。軽量でコンパクトに収納できるため、携帯性も抜群です。

耐久性にも優れ、長期間の使用でも安心。快適な寝心地で疲れた体をしっかりサポートし、山旅をより快適にしてくれる信頼の一枚です。

モデル名

トレイルマットレス

R

2.7

厚み(cm)

2.5

重量(g)

520

価格(税込)

¥15,730

サイズ(cm

51×183

収納サイズ(cm

12.5×27

材質

不明

最安インフレータブルマット!シートゥサミット ウルトラライトS.I.マット

ウルトラライトS.I.マット
出典:シートゥサミット

その名の通り「超軽量」を追求した登山用テントマット。本体重量はわずか約450gと、長距離登山やバックパッキングに最適です。

独自のセルフインフレーティング(S.I.)構造で、空気入れも簡単。R2.0の断熱性能で春から秋のキャンプやトレッキングに十分対応。コンパクトに収納でき、持ち運びもラクラク。耐久性にも優れ、コストパフォーマンスも抜群です

軽さと快適性を両立した、アクティブなアウトドア派におすすめの逸品です。

モデル名

ウルトラライトS.I.マット

キャンプマットS.I.

キャンププラスマットS.I.

R

2.6

4.2

4.3

厚み(cm)

2.5

3.8

7.5

重量(g)

550

780

880

価格(税込)

¥11,550

¥12,980

¥14,410

サイズ(cm

51×183

51×183

51×183

収納サイズ(cm

13×28

16×26

20×26

材質

30Dポリエステル

75Dポリエステル

75Dポリエステル

〜2025最新インフレータブルマット!シートゥサミット パシュートS.I.マット

パシュートS.I.マット
出典:シートゥサミット

独自の「Self-Inflating(セルフインフレーティング)」システムで、わずかな空気入れで簡単に膨らみ、初心者から上級者まで幅広くおすすめできる登山用テントマットです。

R3.0の断熱性能と適度な厚みで、春から秋の登山やキャンプに最適。本体重量は約1kgとやや重めですが、耐久性と快適性に優れ、安心して長く使えます。

コンパクトに収納でき、表面は滑りにくい仕様で、安定した寝心地を実現。手軽さと信頼感を兼ね備えた、頼れる一本です。

モデル名

パシュートS.I.マット

パシュートプラスS.I.マット

R

3.0

4.2

厚み(cm)

5

7.5

重量(g)

599

798

価格(税込)

¥21,560

¥25,850

サイズ(cm

56×183

56×183

収納サイズ(cm

16×30

14×29

材質

20Dポリエステル

20Dポリエステル

快適さと携帯性のバランスエクスペド SIM ultra 3.8

ONECOLOR
出典:エクスペド

超軽量でありながら高い断熱性能を実現した登山用テントマットです。R3.8で春から秋、初冬のキャンプや登山にも十分対応でき、快適な睡眠をサポート。本体重量はわずか約400gと、バックパッキングや長距離登山にも最適です。

独自のエアセル構造により、体圧分散性も抜群で、安定した寝心地を実現します。耐久性に優れ、コンパクトに収納できるのも魅力。軽さと温かさを両立した、ハイスペックなアウトドア派にぴったりのマットレスです。

モデル名

SIM ultra 3.8

R

不明

厚み(cm)

3.8

重量(g)

610

価格(税込)

¥15,400

サイズ(cm

50×183

収納サイズ(cm

不明

材質

ポリエステル

~断熱、厚み、価格のバランスに優れたマット~Rab エグゾスフィア

出典:Rab

軽量かつ高い断熱性を備えたエアマットで、登山やテント泊に最適なモデルです。厚み3.5cmのインフレータブル構造により、地面の凹凸をしっかり吸収し快適な寝心地を実現します。

コンパクトに収納できるためパッキングも容易で、持ち運びの負担を軽減します。Rabならではの耐久性と機能美を兼ね備え、初心者からベテランまで幅広い登山者におすすめできる一枚です。

モデル名

エグゾスフィア

R

3.4

厚み(cm)

5

重量(g)

665

価格(税込)

¥15,400

サイズ(cm

不明

収納サイズ(cm

不明

材質

400T/20D ポリエステルTPUコーティング

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