【2024年版】登山におすすめの軽量クローズドセルマット徹底比較

クローズドセルマットは、軽量で持ち運びしやすく耐久性があり安価なためアウトドアにおいて重宝するテントマットです。特に、登山におけるテント場ではゴツゴツした石があって、エアーマットだと破けてしまうのではないかと不安に感じてクローズドセルマットを選ぶ登山者も多いです。

そこで、今回は登山におすすめの軽量なクローズドセルマットをランキング形式で紹介するとともに、クローズドセルマットを選ぶ時の注意点やクローズドセルマットの便利な使い方を紹介します。

この記事にも注目！

【2024年版】登山に最適な軽量テントマットの徹底比較-最軽量はどれだ？｜テントマット・枕｜テント泊装備｜登山ギア｜山のモノ｜登山・トレラン・山スキーマガジン「山旅旅」

テント泊登山において、テントマットは寝心地の快適性と装備全体の重量に大きな影響を及ぼします。また、冬季のテント泊においてテントマットの断熱性能は、生死に関わることもある重要な装備です。テントマットは大｜【2024年版】登山に最適な軽量テントマットの徹底比較-最軽量はどれだ？｜登山・トレラン・山スキーマガジン「山旅旅」の「テントマット・枕」（山のモノ｜登山ギア｜テント泊装備）カテゴリの記事ページです。

クローズドセルマットのメリットとデメリット

クローズドセルマットのメリット

クローズドセルのテントマットはエアーマットのように膨らませる必要がないので、すぐに使えて、乱暴に扱っても壊れることがないので気にせず休憩中に岩場の上で使うことができます。テント場でみんなで食事をするときなどは便利です。
また空気を膨らませる＆抜く必要がなく、ひと手間が省けるので設営と撤収を早く済ますことができます。

クローズドセルマットのデメリット

クローズドセルマットを選ぶポイント

クローズドセルマットにも、最軽量モデルやコスパ重視のモデル、高性能なモデルなど様々な特長を持ったマットが販売されています。その中から、使用環境や意向に合わせたモデルを選択するようにしましょう。

クローズドセルマットの厚み

マットの厚みは、寝心地や断熱性能に直結します。厚みがあればあるほど、地面の凹凸を伝えずに寝心地がよくなりますが、その分かさばります。

1～2cmの厚みのものが主流ですが、安価なものなど1cmを切る厚みのものもあります。使用する場所やエアマットと併用するかどうかで変化しますが、目安としては少なくとも1cm以上の厚みがあるといいでしょう。

クローズドセルマットの断熱性能

断熱性能を表す数値にR値というものがあります。特に、寒い時期などに使用する場合には注意が必要で、地面からの冷気を遮断できる性能を持ったマットを選ぶようにしましょう。

クローズドセルタイプのR値はあまり大きくなく、最も大きいサーマレストのリッジレスト ソーライト シルバーでも2.8ほどです。これは、地表に霜が降りる程度の寒さまでの範囲に対応している数値で、これ以上の寒さの場合にはエアマットとの併用が必要になります。寒さを気にしない環境での使用がメインであれば、そこまでR値を気にする必要はないでしょう。

クローズドセルマットの収納方法

クローズドセルをコンパクトにして持ち歩く方法に2種類あり、折りたたむタイプとロールタイプのものがあります。

折りたたむタイプは簡単にたためて広げることができるので設営と撤収を早く行えます。

ロールタイプはザックの中の内周に這わせるように収納することができ、またカットして長さを調整することが容易です。

クローズドセルマットの凹凸がありなし

登山におすすめのクローズドセルマット比較

ここでは、クローズドセルマットの100cmあたりの重量に着目して、軽量な順にランキング形式でおすすめ商品を紹介していきます。

※横スクロールで表がスクロールできます。

① 圧倒的に軽い！ダントツのNo,1軽量マット『山旅　ULテントマット180cm』

発泡倍率が日本で扱っているポリエチレンフォームのものでは最も高く、圧倒的に軽量なクローズドセルマットです。180cmの長さで販売されており、ライターで熱したカッターで簡単にカットすることができ、自分好みの長さに切って使用することができます。180cmの長さで146gは、エアーマットで最も軽いサーマレストのネオエアウーバーライトSサイズ170gと比較すると、カットして120cmにした場合、約97gとなるので、約73gも軽くなります。

独立気泡の発砲体なので吸水せず雨に濡れた岩場や草地などに引いてもマットが重くなることがありません。 触るとほんのり温かく感じ、さらにエマージェンシーシートなどを重ねて使用することで快適な環境を自分で作り出すこともできます。

1厚｜山旅ULテントマット180cm（最軽量クローズドセルマット/登山用） | 山旅

• 山旅ショップ

この記事にも注目！

テント泊登山道具の軽量化にインパクト大『山旅ULテントマット』2種類の厚みと3つのサイズ：おすすめの使い方とカット方法｜テントマット・枕｜テント泊装備｜登山ギア｜山のモノ｜登山・トレラン・山スキーマガジン「山旅旅」

登山テント泊で皆さんはどのタイプのテントマットを使用していますか？登山での使用に適した軽量なテントマットを大きく分けるとエアマットとクローズドセルマットの2種類があります。エアマットは対してクローズド｜テント泊登山道具の軽量化にインパクト大『山旅ULテントマット』2種類の厚みと3つのサイズ：おすすめの使い方とカット方法｜登山・トレラン・山スキーマガジン「山旅旅」の「テントマット・枕」（山のモノ｜登山ギア｜テント泊装備）カテゴリの記事ページです。

②軽量でありながら断熱性能が高い『山と道　ULPad15+』

③軽量化に特化したミニマムなテントマット『エバニュー　FPmat』

クローズドセルタイプのスリーピングパッドで、軽量かつコンパクトな設計が特徴です。硬さがあるため0.5cmの厚みでも地面の凸凹を和らげ、底冷えを防ぐことができます。また、収納時には背面パッドとしても活用でき、UL系ザックにもおすすめです。

④ミニマルな作りで寝心地と軽量性を維持したテントマット『エバニュー　Trailmat』

発泡倍率が低いため耐久性に優れ、硬さがあるクローズドセルマットです。0.9cmの厚みでFPマットと比較すると約2倍の厚みで、こちらは寝心地の良さが追求されています。その分重量も100cmあたり180gと20gほど重くはなっていますが、それでも軽量な部類のクローズドセルマットレスになります。

⑤細かな配慮の行き届いた登山のためのマット『ゼログラム　Trail Buddy Sleeping Pad』

軽量でありながら、厚みも1.5cmと十分にありストレスなく利用できるクローズドセル・スリーピングパッドです。角がラウンドになるよう加工されているため、他のものと触れて傷んだり、パッキング時に引っかかることがないなど、細かい部分にも配慮されています。発泡素材 IXPEの凹凸マットに断熱性に優れたアルミニウムフィルムが使われておりR値も2.1と十分な断熱性能を有しています。

⑥環境に配慮した素材で作られたマット『ビッグアグネス　ツイスターケインバイオフォーム』

ユニークな素材で作られたEVAフォームを使用した環境に配慮したクローズドセルマットです。2層構造のクローズドセルフォームパッドは断熱性に優れ、ダイカットされた凹凸の谷部分に空気を閉じ込め、暖かさと快適さをもたらします。

⑦豊富なサイズ展開が魅力『モンベル　フォームパッド』

アコーディオン式で畳みやすく、持ち運びに便利なクローズドセルタイプのスリーピングパッドです。凹凸のあるパターンが荷重を分散し、快適な寝心地を提供しつつR値1.5という十分な断熱性能を持っています。サイズ展開も豊富で、理想に近いバランスの良いマットレスです。

⑧アルミ蒸着で温かいテントマット『サーマレスト　Ｚライトソル』

クローズドセルマットで最も多くの人が活用していると言っても過言ではない折りたたみ式のクローズドセルマットです。表にアルミを蒸着しており断熱性が20%向上しています。軽量かつ高性能で信頼できるマットレスです。

⑨独自の凹凸設計で厚みのあるテントマット『NEMO　スイッチバックレギュラー』

独自の凹凸設計でコンパクトにおりたたむことができ、厚みを持たせたクローズドセルマットです。サーマレストのZライトソルと比較すると0.3cm厚みがあり、より快適な寝心地を得られます。裏面には熱を反射するサーマルフィルムが貼られており、凹凸内にため込んだ空気とともに断熱効果を高めています。