【2025年】夏におすすめのシュラフ9選！選び方のポイントと軽量ランキング！

テント泊登山を行う際に必要な装備にはテント、テントマット、シュラフ、ペグ、ランタンなどがありますが、中でもテントとシュラフは重量があるため、軽量化を行うことで装備全体の重量を減らすのにインパクトがあります。

これからの暑い時期のテント泊では、高い断熱性能をもつ重いシュラフは必要ありません。必要最低限の断熱性能で、装備全体の重量を軽くすることができます。

今回は、夏のテント泊におすすめの軽量な登山用シュラフを紹介します。2025年最新モデルも含む9つのモデルを軽い順にランキング形式で紹介していきますので、選び方とあわせて参考にしてみてください。

夏用シュラフの特徴

夜でもあまり冷え込まない夏場のテント泊には、中綿の量が少なめで軽量なモデルがおすすめです。しかし、あまり中綿が少なすぎるとクッション性が損なわれてしまいますし、夏とはいえ高地では気温が低下することもあります。寝ている間の快適さを保ちつつ、適度な保温性をもったシュラフを選ぶようにしましょう。

登山でよく使われるマミー型に限らず、頭の部分が開放されたものや体温調節がしやすいようにファスナーで全て開閉できるものなど多様な形状が存在します。選ぶ際は、自分の使用環境や体感温度に合わせて、最適なモデルを選ぶことが重要です。

シュラフ選びの概要と夏用の条件

ここではシュラフの選び方の概要と夏用シュラフに求める条件をご紹介します。シュラフの選び方については、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください！

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• コンフォート温度

　シュラフ選びで最も重要なのは「快適温度（コンフォート温度）」です。快適温度は、一般的に寒さを感じずに眠れる温度の目安で、EN/ISO規格に基づいて各メーカーが表示しています。初心者や寒がりの方は「快適温度」を基準に選ぶのがおすすめです。山域や季節によって必要な温度帯が異なるため、行く場所の夜間気温を参考に、自分の行動スタイルや体質に合ったシュラフを選びましょう。

夏用シュラフには、『コンフォート温度10～15℃』がおすすめ！

夏の2000m級までの山や低山では、快適温度10〜15℃程度のシュラフが目安です。3000m級の高山や寒がりの方は、より低い快適温度（5〜9℃）のモデルも検討しましょう。自分の主な山行スタイルや体質に合わせて、快適温度を基準に選ぶのがポイントです。

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• 形状

シュラフの形状には、体にフィットして保温性・軽量性に優れた「マミー型」と、ゆったり寝られて寝返りしやすい「レクタングラー型（封筒型）」があります。登山や携行性重視の場面ではマミー型が主流ですが、キャンプや車中泊など快適性重視の場面ではレクタングラー型も人気です。中間タイプも増えています。

夏用シュラフには、『マミー型』がおすすめ！

登山や山岳テント泊では軽量・コンパクトで保温性の高い「マミー型」が基本。荷物や重量に余裕があり、ゆったり寝たい場合やファミリーキャンプでは「レクタングラー型」もおすすめです。夏場は通気性や寝心地も重視し、自分のスタイルや好みに合った形状を選びましょう。

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• 中綿素材

登山用シュラフの中綿素材は「ダウン」と「化繊（化学繊維）」の2種類。ダウンは軽量・高保温・コンパクトで、寒冷地や長期登山向き。化繊は湿気や水濡れに強く、手入れが簡単で価格も手頃です。

夏用シュラフには、『濡れへの対策を』

夏山や湿気の多い環境では、扱いやすくコスパも良い「化繊シュラフ」がおすすめです。軽量・コンパクト性を最優先したい場合は「ダウンシュラフ」も選択肢ですが、濡れへの対策を忘れずに！

• シェル素材

シュラフのシェル（外側生地）は、耐久性や快適性、中綿の保護に重要な役割を果たします。ナイロンやポリエステルが一般的で、軽量・速乾性・耐久性に優れています。

生地の厚みは「デニール（D）」で表され、数値が大きいほど丈夫で重く、小さいほど軽量ですが耐久性はやや劣ります。特にダウンシュラフには撥水加工されたシェルが効果的で、結露や湿気から中綿を守り保温性を維持します。

選ぶ際は、デニール数と撥水加工の有無を確認し、軽量性・耐久性・防水性のバランスを考えることが大切です。

夏用シュラフには、『撥水加工されている生地』がおすすめ！

夏用シュラフには、軽量なナイロンやポリエステル素材で、10〜20デニール程度の薄手かつ耐久性のあるシェルを選ぶのがおすすめです。特に撥水加工が施されたモデルは、テント内の結露や湿気から体と中綿を守るため、夏場でも快適に使えます。

• その他

もちろん自分の身長がシュラフの適合サイズに合うことが必要です。また、必要な保温性を保持した上で、できるだけ軽量・コンパクトなものが理想です。

さらには、夏場は気温・湿度が高めなので蒸れやすい環境です。通気性の良い素材や、ファスナーで全開できるタイプなど、温度調節がしやすいモデルを選ぶと快適です。

コンフォート温度10〜14℃前後の夏用シュラフ軽量ランキング！

夏場のテント泊におすすめのコンフォート温度が10℃前後のシュラフを紹介します。軽量なものから順にランキング形式で紹介していますので、参考にしてみてください。

①〜極限まで軽く、わずか300gの最軽量シュラフ〜 『イスカ エアドライト 140』

夏の登山や低山ハイクに最適な超軽量ダウンシュラフです。わずか300gの本体重量と、手のひらサイズに収納できるコンパクト性が魅力。750FPの撥水ダックダウンと15D撥水ナイロンシェルを採用し、湿気や結露にも強く快適です。

フードやファスナーを省いたシンプル設計で、使用温度は8℃。夏山のテント泊はもちろん、山小屋や旅先でのインナーシュラフとしても活躍します。荷物を極限まで軽くしたい方におすすめの最軽量シュラフです。

②〜驚きの軽さ、夏登山のためのシュラフ〜 『シートゥサミット スパーク7C』

夏の登山や縦走に最適な超軽量ダウンシュラフです。約363gの軽さと、手のひらサイズに収まるコンパクト収納で、荷物の軽量化を徹底サポートします。

高品質850+フィルパワーダウンと軽量7Dナイロンシェルを採用し、快適温度11℃で夏山のテント泊や山小屋泊にぴったり。全開ファスナーでブランケットのようにも使え、通気性にも優れています。軽さ快適性を両立した、夏山登山のベストチョイスです！

③〜濡れても安心、最軽量化繊シュラフ〜 『OMM Mountain Raid 100』

夏の登山やファストパッキングに最適な超軽量化繊シュラフです。約380gという軽さと、コンパクトな収納性で荷物の軽量化に貢献。

中綿には高性能PrimaLoft Goldを使用し、濡れても保温性を維持できるため、湿気の多い日本の夏山にも安心です。手軽でタフな夏用シュラフを求める方におすすめのは最軽量化繊シュラフです。

④〜軽さとフィット感、コスパ抜群のシュラフ〜『モンベル シームレス ダウンハガー800 #7』

夏の登山や山小屋泊に最適な超軽量ダウンシュラフです。約391gの軽量設計に加え、独自のシームレス構造でダウンの偏りや冷気の侵入を防ぎ、快適な寝心地を実現しています。

800フィルパワーの高品質ダウンとストレッチ素材により、体にしっかりフィットしながらも動きやすさもバッチリです。それでいながら3万円を切る超低価格で、荷物の軽量化をしながらもコスパを重視する方におすすめです。

⑤〜洗濯もできる、使い勝手抜群の化繊シュラフ〜 ～『スタティック エクスプローラー100スリーピングバッグ』

夏の登山や軽量ハイクに最適な化繊シュラフです。約410gと軽量ながら、化学繊維中綿を採用することで湿気や水濡れにも強く、手軽に洗濯できるのも魅力です。

快適温度は10℃前後で、夏山のテント泊や山小屋泊、低山縦走にぴったり。全開ファスナーでブランケットとしても使用でき、通気性と使い勝手も抜群です。初めての夏山シュラフにもおすすめの一枚です。

⑥〜軽量で安くて安心のバランス型シュラフ〜『イスカ エアドライト190』

夏の登山や縦走に最適な超軽量ダウンシュラフです。わずか約415gの軽量設計で、収納時は手のひらサイズとコンパクト。770FPの撥水ダックダウンと15D撥水ナイロンシェルを採用し、湿気や結露にも強くなっています。

夏山のテント泊・山小屋泊、インナーシュラフとしても活躍します。軽さと安心感を両立した一枚です。

⑦〜メンテナンスにも優れる初心者おすすめシュラフ〜『スタティック アフターバーナースリーピングバッグ』

夏山登山や軽量ハイクに最適な化繊シュラフです。約420gの軽量設計で、収納時はコンパクトにまとまり、荷物の軽量化に貢献します。

中綿には湿気や水濡れに強い高機能化繊を採用し、快適温度は10℃前後。全開ファスナーでブランケットとしても使え、通気性や使い勝手も抜群です。洗濯も簡単でメンテナンス性にも優れています。

⑧〜シートゥサミットの最上位モデル〜『シートゥサミット エンバー7C』

夏山登山やバックパッキングに最適なウルトラライトダウンシュラフです。約420gの軽量設計で、850+フィルパワーの高品質ダウンを使用し、快適温度は10℃前後。キルト型のため通気性が高く、暑い夜はブランケットのように広げて使えるのが魅力です。

コンパクトに収納でき、単体でもインナーとしても活躍。夏のテント泊や山小屋泊、ファストパッキングにぴったりの自由度と快適性を兼ね備えた一枚です。

⑨〜夏のための高機能化繊シュラフ〜 『イスカ　ウルトラライトネオ』

夏山登山や低山縦走に最適な超軽量化繊シュラフです。約470gの軽さとコンパクトな収納性が魅力で、荷物の軽量化を重視する方におすすめ。

中綿には高機能ポリエステルを採用し、湿気や水濡れにも強く、手入れも簡単。夏のテント泊や山小屋泊、さらにはインナーシュラフとしても活躍します。コストパフォーマンスにも優れ、初めての夏山シュラフにも最適な一枚です。