カテゴリーから探す

山のモノ Wear / Gears

山のコト Experiences

軽量傘
2026.04.13
【2026年】登山に日傘?!使える場面・NGシーン・失敗しない選び方とおすすめ7選

【2026年】登山に日傘?!使える場面・NGシーン・失敗しない選び方とおすすめ7選

「登山に日傘って、実際どうなの?」SNSYouTubeで日傘を差して歩く登山者を見かけて、気になっている方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、登山での日傘は「条件付きでアリ」です。
いつでもどこでも万能、というわけではありません。ただ、樹林帯の緩やかなトレイルや林道歩きなど、条件がそろった場面では「可動式の小さな日陰」は驚くほど快適です。
この記事では、登山歴のある方にも初心者の方にもわかりやすいよう、日傘が活躍するシーン・避けるべきシーン・失敗しない選び方・おすすめモデルまでまとめました。「日傘、持っていこうかな」と迷っているなら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

なぜ登山で日傘が注目されているのか?標高と紫外線の意外な関係

「山は涼しいから日焼けしない」と思っていませんか? 実はこれ、大きな誤解です。
標高が1,000m上がるごとに、紫外線量は約1013%も増加します。つまり、標高3,000m級の山では平地と比べて紫外線が30%以上も強くなる計算です。
さらに厄介なのが「散乱紫外線」。木陰に入っても、空が見える場所では紫外線を浴び続けています。帽子やサングラスだけでは防ぎきれない紫外線が、首筋や腕にじわじわと降り注いでいるんです。
気象庁のデータによると、日本の地表に届く紫外線量は1990年以降、増加傾向にあります。夏山シーズンは特に要注意で、「ちょっとした低山ハイクだから大丈夫」と油断していると、下山後に真っ赤に日焼けしてしまった……なんて経験がある方も多いのではないでしょうか。
そこで注目を集めているのが「登山用日傘」です。日傘を差すだけで、体感温度は数度下がるとも言われています。帽子が頭だけをカバーするのに対し、日傘は顔・首・肩まわりに広い日陰を作ってくれる。いわば「日陰を持ち歩ける」道具なんです。

登山で日傘を使う5つのメリット

山に持っていきたい日傘のススメ【Six Moon Designs折りたたみ傘レビュー】

レインウェアより圧倒的に涼しい

夏場にレインウェアを着ると、内部がサウナ状態になりますよね。日傘なら体を覆わないので通気性バツグン。蒸れ知らずで快適に歩けます。

紫外線を広範囲にカット

UVカット率99%以上のモデルなら、帽子+日焼け止めだけでは防げない首筋・肩・腕への紫外線もしっかりブロック。日焼け止めの塗り直し頻度もグッと減らせます。

体力温存で疲れにくい

直射日光を浴び続けると、想像以上に体力を消耗します。日傘の日陰効果で体温上昇を抑えられるので、夏の低山やロングハイクで体力を温存できるのは大きなメリットです。

小雨にも対応する晴雨兼用モデルが多い

最近の登山向け日傘は、ほとんどが晴雨兼用。突然のにわか雨にもサッと対応できます。レインウェアをザックから引っ張り出す手間が省けるのは、思った以上にラクですよ。

超軽量モデルなら負担にならない

いまどきの登山用日傘は、軽いもので76g。スマホの半分以下の重さです。「荷物が増える」というデメリットは、もはやほとんど感じないレベルまで軽量化が進んでいます。

登山で日傘を使うデメリットと注意点

風に弱い——稜線では使えない

これが最大の弱点です。軽量な日傘は風に煽られやすく、強風の稜線や森林限界では使用NG体ごと持っていかれそうになることもあるので、風が出てきたら迷わず畳みましょう。

片手がふさがる

傘を持つと片手が使えなくなります。岩場やはしご、鎖場では両手が必要ですから、こうした場面では必ず収納してください。
ただし、ザックのショルダーに取り付ける「アンブレラホルダー」を使えばハンズフリーになれます。緩やかなトレイルでは、このホルダーとの組み合わせがかなり快適ですよ。

周囲への配慮が必要

狭い登山道ですれ違うとき、傘が相手に当たる可能性があります。すれ違い時は傘を畳むか体の横に寄せる、混雑する山頂では畳んでおく、傘の先端が人に向かないよう注意する——街中で日傘を差すときと同じマナーを意識すれば問題ありません。

登山で日傘を使っていい場面・ダメな場面を整理

判定場面理由

○ OK

樹林帯の緩やかなトレイル

風が穏やかで足場も安定。日傘の恩恵を最も感じられる

○ OK

林道歩き・アプローチ

舗装路や広い林道は道幅にも余裕があり、安心して使える

○ OK

テント場・山小屋周辺

休憩時やテント設営時に差すだけで暑さがやわらぐ

○ OK

低山ハイク・里山歩き

標高が低くても夏場の日差しは強烈。気軽に使える

○ OK

湿原歩き(尾瀬・戦場ヶ原等)

木道整備+風が穏やかな日が多く、日傘との相性は抜群

× NG

稜線・森林限界の上

強風で煽られて転倒リスクが跳ね上がる

× NG

岩場・鎖場・はしご

両手フリーが鉄則。傘を持ったまま通過は非常に危険

× NG

狭いすれ違い区間

混雑する人気ルートでは他の登山者の迷惑になる

× NG

雷が近いとき

金属パーツを含む傘は落雷リスクを高める

× NG

強風・悪天候時

風速10m/s以上では傘は凶器にもなりうる

「迷ったら畳む」がゴールデンルール

使っていいか判断に迷ったら、畳んでください。安全マージンは多めに取るのが登山の基本です。日傘はあくまで「快適装備」であって、安全に勝るものではありません。

登山用日傘の選び方——失敗しない3つのポイント

重量は150g以下を目安に

登山用日傘を選ぶなら、重量は150g以下を目安にしましょう。100g以下の超軽量モデルもありますが、軽くなるほど耐風性や耐久性は落ちる傾向があります。
「とにかく軽さ重視!」なら76100g台のUL(ウルトラライト)モデル、「バランス重視」なら120150g前後がおすすめです。

UVカット率・遮光率は99%以上が安心

日傘として使うなら、UVカット率は必ずチェックしましょう。登山向けモデルの多くはUVカット率99%以上ですが、念のため確認を。
裏地が黒いものは地面からの照り返しを吸収してくれるので、より涼しく感じられます。表地がシルバーのモデルは太陽光を反射して熱を遮るので、遮熱効果が高いのが特徴です。

晴雨兼用かどうかで使い勝手が変わる

山の天気は変わりやすいもの。晴雨兼用モデルを選んでおけば、にわか雨にもそのまま対応できて一石二鳥です。
撥水加工の有無や耐水圧もチェックポイント。ただし、本格的な雨には対応できないモデルもあるので、レインウェアは別途必ず持っていきましょう。

登山用日傘おすすめ7選|タイプ別に厳選紹介

ここからは、登山で使える日傘を「判断軸」別に4つのグループに分けて紹介します。まずはスペック比較表で全体像を把握してから、気になるモデルの詳細をチェックしてみてください。

ブランド

モンベル

エバニュー

ゴッサマーギア

エバニュー

トレイルバム

シックスムーンデザインズ

ユーロシルム

製品名

トレッキングサンブロックアンブレラ 55

SL76gアンブレラ

Lightrek Hiking Umbrella

トレイルシェード

ライトトレックUV

シルバーシャドウC

ライトトレック

価格

6,380

5,500

¥9,790

¥5,500

¥9,900

¥12,100

¥9,460

重量

200g

76g

約166g

136g

175g

193g

175g

UVカット

99.7%

不明

UPF50+

99.9%

UPF50+

UPF50+

UPF50+

晴雨兼用

素材(記事/骨)

ポリエステル/カーボン

不明/カーボン

ポリエステル/アルミ

ポリエステル/アルミ+カーボン

テフロンポリエステル/FG

テフロンポリエステル/カーボン

テフロンポリエステル/カーボン+アルミ

〜「まず1本」ならコレで間違いなし〜『モンベル トレッキングサンブロックアンブレラ』

ライトグレー(SV)
出典:モンベル

登山用日傘の世界で、もっとも多くの人に選ばれているのがこのモデルです。直径55cm(重さ約200g)で、日陰面積が広くしっかり日差しをカットできます。UVカット率99.7%以上、遮光率99.9%。シルバーコーティングの表地が太陽光をしっかり反射してくれます。晴雨兼用なので突然の雨にも対応でき、開閉もスムーズ。モンベルならではの信頼感と手に入れやすさが魅力です。

価格

6,380

重量

200g

UVカット

99.7%

晴雨兼用

素材(生地/骨)

ポリエステル/カーボン

こんな人におすすめ!

  • 登山用日傘が初めてで、まず信頼できる1本が欲しい方
  • 大きめの傘でしっかり日陰を確保したい方
  • 性能・品質と価格のバランス良いモデルを探している方

〜驚異の76g、スマホの半分以下〜『エバニュー SL76gアンブレラ』

SL76gアンブレラ
出典:エバニュー

名前のとおり、わずか76gという圧倒的な軽さが最大の武器。「傘を持っていることを忘れる」レベルの軽さで、ULハイカーやファストパッカーから絶大な支持を得ています。
ただし、骨の数が少ないぶん強風には弱く、耐久性は割り切りが必要。「穏やかな天候の低山・トレイルで、とにかく軽く日差しを遮りたい」という使い方にぴったりです。

価格

5,500

重量

76g

UVカット

不明

晴雨兼用

素材(生地/骨)

不明/カーボン

こんな人におすすめ!

  • 1gでも軽くしたいULハイカー
  • 日帰り低山が中心で、風の穏やかな場所がメインの方
  • サブ装備として「お守り代わりに」持っておきたい方

ULガレージブランドの本命〜『ゴッサマーギア Lightrek Hiking Umbrella

Lightrek Hiking Umbrella
出典:ゴッサマーギア

UL界の名門ゴッサマーギアが手がけるトレッキング用の折りたたまない傘。重量約166gで、UPF50+とスペックも優秀です。
収納時約63.5cmありますが、ザックのサイドに引っ掛ければあることを忘れるほどの軽さで気になりません。ガレージブランドらしいシンプルで洗練されたデザインも魅力的です。

価格

¥9,790

重量

166g

UVカット

UPF50+

晴雨兼用

素材(生地/骨)

ポリエステル/アルミ

こんな人におすすめ!

  • UL装備にこだわりがあり、ブランドの背景も含めて楽しみたい方
  • 90g台で軽さと品質のバランスを求める方
  • テント泊縦走でも日傘を持っていきたい方

〜アルミ蒸着で「日陰の涼しさ」を体感〜『エバニュー トレイルシェード』

出典:エバニュー

表地にアルミ蒸着加工を施した、遮熱性能に特化したモデル。太陽光を反射してくれるので、一般的な日傘より「涼しさ」を実感できます。
重量136g、開径90cmUVカット99%以上・遮光99.9%と、スペックも申し分なし。骨にはカーボンとアルミのハイブリッドを採用しており、軽さと耐久性のバランスが良好です。

価格

¥5,500

重量

136g

UVカット

99.9%

晴雨兼用

素材(生地/骨)

ポリエステル/アルミ+カーボン

こんな人におすすめ!

  • 暑さに弱く、「とにかく涼しい傘」が欲しい方
  • 真夏の低山ハイクで少しでも快適に歩きたい方
  • 遮熱効果を体感レベルで求める方

〜日傘に本気のULブランド〜『トレイルバム ライトトレックウルトラUV

LIGHT TREK ULTRA UV
出典:トレイルバム

国内ULブランド・トレイルバムの晴雨兼用モデル。シルバーコーティングの表地が日差しを跳ね返し、裏地の黒が照り返しを吸収。ダブルの効果で真夏の日差しに強い傘です。
重量は約175gで、親骨にはユーロシルムと同じ高品質なグラスファイバーを使用。風にも比較的強く、樹林帯から開けた場所まで幅広く使えるのが頼もしいポイント。

価格

¥9,900

重量

175g

UVカット

UPF50+

晴雨兼用

素材(生地/骨)

テフロンポリエステル/FG

こんな人におすすめ!

  • UVカットも耐風性もどちらも妥協したくない方
  • 国内ガレージブランドの製品を応援したい方
  • 樹林帯だけでなく、ある程度開けた場所でも使いたい方

UPF50+の頼れる日除け〜 『シックスムーンデザインズ シルバーシャドウカーボン』

シルバーシャドウ カーボン トレッキング傘
出典:シックスムーンデザインズ

アメリカのULメーカーが作った、日差しカットに振り切った1本。UPF50+の紫外線保護指数は、登山日傘の中でもトップクラスです。
カーボンシャフトで重量193g、開いたときの直径約94cmと大きめサイズ。DuPontテフロン加工の生地は引き裂きに強く、泥汚れも付きにくい。長く使える耐久性が魅力です。

価格

¥12,100

重量

193g

UVカット

UPF50+

晴雨兼用

素材(生地/骨)

テフロンポリエステル/カーボン

こんな人におすすめ!

  • 日差しカット性能を最優先で選びたい方
  • 大きめの傘で広い日陰がほしい方
  • 海外ULブランドのギアが好きな方

〜タフさで選ぶならこの傘〜『ユーロシルム ライトトレックウルトラ』

オープントレッキング・ハイキング用アンブレラライトトレックウルトラ(シルバー、UV保護付き)50+の眺め
出典:ユーロシム

ドイツの老舗傘ブランド・ユーロシルムの定番モデル。登山用傘の「元祖」ともいえる存在で、多くの登山者に長年愛されてきた実績があります。
重量は約175gで、グラスファイバー製の骨は反転しても元に戻る柔軟性があり、突然の突風にも壊れにくい。シルバーコーティング仕様ならUVカットもしっかり。

価格

¥9,460

重量

175g

UVカット

UPF50+

晴雨兼用

素材(生地/骨)

テフロンポリエステル/カーボン+アルミ

こんな人におすすめ!

  • 頑丈さ・壊れにくさを重視する方
  • 雨傘としても本格的に使いたい方
  • 定評のあるロングセラーを選びたい方

日傘をハンズフリーで使う方法——アンブレラホルダーの活用

「日傘は便利だけど、片手がふさがるのがネック……」という方におすすめなのが、ザックのショルダーストラップに傘を固定できる「アンブレラホルダー」です。
代表的なのがGLIDER製のアンブレラクランプ。傘の柄をクランプで挟み、ショルダーベルトに固定するだけで、両手フリーの快適な日傘ハイクが実現します。
注意点としては、風が吹いたときに体ごと煽られるリスクがあること。固定した状態でも、風が出てきたらすぐに傘を畳む判断は変わりません。あくまで「穏やかな天候の樹林帯・林道歩き」で使うアイテムとして考えてくださいね。

日傘だけじゃ不十分?併用したい登山の紫外線対策グッズ

日傘は強力な紫外線対策ですが、散乱紫外線や地面からの照り返しは防ぎきれません。以下のアイテムと組み合わせることで、紫外線対策がぐっと万全になります。

  • 日焼け止め(SPF50+/PA++++——こまめな塗り直しが基本。汗で流れやすいので23時間おきに
  • サングラス——目からの紫外線侵入は疲労の原因にも。UVカット機能付きを選びましょう
  • UPF素材のアームカバー・ネックガイター——肌の露出を物理的に減らす方法。日傘と併用で効果倍増
  • つばの広い帽子——日傘を畳んだときの保険として、帽子は必ず持っていきたいアイテムです

日傘を「紫外線対策のメイン武器」にしつつ、畳んでいるときのサブ防御もしっかり固めておく。このダブルガードの考え方が、快適な夏山登山のコツです。

Topics

注目記事

Ranking

週間ランキング

Contents

山旅旅のコンテンツ

カテゴリーから探す

SNS

オンラインショップ

Online Shop Yamatabitabi

山旅旅がセレクトする、軽量で使い勝手がいい、普段使いもできるアウトドア用品を扱うオンラインショップです。