ダイソーメスティンは多くの点でトランギアのメスティンと異なった仕様となっています。今回このダイソーメスティンとトランギアのメスティンを、サイズ、シーズニングの必要、スタッキング方法、炊飯について比較しました。
比較結果のポイント
- 27gダイソーメスティンが軽い
- どちらも1合炊飯が可能
- ダイソーメスティンはシーズニングの必要なく扱いやすい
- トランギアのメスティンの中にダイソーメスティンがスタッキングできる
- ダイソーメスティンにもそれなりに山ごはん道具をスタッキングできる
ダイソーメスティンとメスティンのサイズ
ダイソーメスティンのサイズは幅150mm✕奥行80mm✕高さ50mmと比べ、トランギアのメスティンのサイズは幅170mm✕奥行95mm✕高さ62mmダイソーメスティンの方が一回りコンパクトなつくりとなっています。
ダイソーメスティンとメスティンの容量・重量
ダイソーメスティンの重量は123gで容量は500mlと比べ、トランギアのメスティンの重量は150gで容量は750mlというサイズの違いがあり、炊飯の目安もダイソーメスティンが約1合までに対して、トランギアのメスティンは約1.8合炊飯が可能です。
これらを以下の表で整理してみました。
※横スクロールで表がスクロールできます。アイテム | ダイソーメスティン | トランギアのメスティン |
---|---|---|
イメージ | ||
重量 | 123g | 150g |
サイズ | 幅150mm✕奥行80mm✕高さ50mm | 幅170mm✕奥行95mm✕高さ62mm |
価格 | ¥500(税別) | ¥1600(税別) |
容量 | 500ml | 750ml |
炊飯量 | 約1合 | 約1.8合 |
ダイソーメスティンの管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★☆ |
コンパクト性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
動画で紹介
ダイソーメスティンとメスティンの細かな違い
メスティンのハンドル部分についている黒い樹脂が、しっかりとハンドルに取り付けられていて握った時の感触も使いやすいのに対して、ダイソーメスティンのハンドルの樹脂は、ふにゃふにゃとしており持ちづらさが若干あります。
もしこれが気になるようであればカッターなどで取り除いてしまい、触る時はグローブなどをするという方法を検討してみてもいいかもしれません。
ダイソーメスティンのシーズニングについて
ダイソーメスティンもトランギアのメスティンも素材はアルミ製ですが、トランギアのメスティンは無垢のアルミで完成されているのでシーズニングが必要です。
シーズニングの方法については以下の記事で紹介していますのでご覧ください。
対してダイソーのメスティンは、無垢のアルミではないのでシーズニングの必要がありません。シーズニングが必要な場合というのは、人工的に酸化皮膜を生成させる表面処理がされていない場合で、ダイソーメスティンではこの処理がなされています。購入した箱の『材質』という欄にアルマイトという記載があるのがその証拠になります。
上の写真をみてもダイソーメスティンがアルマイト加工されたツルリとした印象の素材であることがわかると思います。
もしも焦げ付きが気になるという場合はメスティン愛用者にも注目されているフッ素革命というスプレーを使って焦げ付きを防止することができます。
ダイソーメスティンのスタッキング
ダイソーメスティンのサイズは幅150mm✕奥行80mm✕高さ50mmなのですが、トランギアのメスティンでスタッキングするアイテムが綺麗に収まるサイズなのでとても使いやすいと感じています。
スタッキングするアイテムは、Wildoのフォールドダーカップと折りたたみのスポーク、これでダイソーメスティンの約半分の空間を占領するので、空いた部分におつまみや固形燃料ミニライターなどをしまうことができます。
山小屋泊などの場合は、潰したくないおつまみなどを入れていくケースのように活用することもできます。
トランギアのメスティンの中にダイソーのメスティンを綺麗にスタッキングできるので、どちらかを炊飯用、スープ用というように使い分けできるます。ランチを楽しむ日帰り登山にも、山ごはんをしっかり楽しむ縦走登山にも、このスタッキング方法は大活躍です。
炊飯時に役立つコジー
トランギア製メスティン、ダイソーのメスティンにピタッとフィットするコジーがとても便利でおすすめです。内側にはアストロフォイルを使用していますので、効果的な蒸らしと保温が可能です。外側はタイベックスで軽量に仕上げてます。
お米、炊き込みご飯をメスティンで作る際、最後の蒸らしの工程で美味しく仕上げることができ、取っ手を掴んだ状態でスルっとコジーにメスティンを収納できる作りとなっており、ストレスなくコジーを活用できます。
メスティンを持ち歩く際には蓋が意図せず空いてしまうことを防ぎ、またコジーが緩衝材となるため、ザックに収納するさいに安心して持ち歩くことができます。
ダイソーメスティンで炊飯
メスティンでの炊飯方法はお米1合に対して、お水をメスティンの内側にあるリベット部分まで入れて、しっかりと浸水させた後に15〜20分を目処に弱火で炊飯します。その後しっかりと蒸らしを行って美味しいご飯が炊けるというのが一連の流れとなっています。
詳しくはメスティンの炊飯、ダイソーメスティンの炊飯方法という記事で紹介していますのでご覧ください。
この方法と同じようにして、今回ダイソーのメスティンでオリジナルの炊き込みご飯を作ってみました。
ダイソーメスティンの炊き込みご飯 材料
- お米一合
- 豚バラ肉少々
- シメジ少々
- キムチ少々
- しらす干し少々
- 鶏がらスープ小さじ1
レシピ
お米一合を浸水
ダイソーメスティンにお米一合を入れて内側のリベットまでお水を入れて浸水させます。
しらす干し以外の材料をダイソーメスティンに入れる
しらす干しは炊飯後に入れるのでそれ以外の材料をダイソーメスティンの中に入れます。鶏ガラスープも一緒に入れて蓋をします。
炊飯する
炊飯方法はトランギアのメスティンと全く同じで、15分間弱火で炊き上げます。
しらす干しを入れて出来上がり
炊飯し終えたらしらす干しを入れて完成です。
そのまま食べてもよし、混ぜてもよしと言う簡単なダイソーメスティンのレシピです。
実際に食べてみて、トランギアのメスティンで炊飯してもダイソーのメスティンで炊飯しても、美味しく、炊飯方法も同じ方法でできるのでとっても簡単です。
トランギアのメスティンが1.8合まで炊けるので、2人用の炊飯とするならば、ダイソーメスティンは1合という容量から、ソロ炊飯メスティンという位置付けも面白いかもしれません。
トランギアのメスティンと比較すると27gの差があるので、軽量化にもこだわりたいけど美味しい炊きたてのご飯も食べたいといったファストパッキングユーザーにおすすめのアイテムではないでしょうか。
その他のメスティンレシピの記事
メスティンといっても、トランギアのメスティン、ラージメスティンやダイソーメスティンとサイズと形が様々あります。またメスティンで作ることのできるレシピも様々です。メスティンの様々なレシピを紹介中ですので、是非チェックしてみてください。
ダイソーメスティンで簡単にできる炊き込みご飯のレシピは以下もおすすめです。