メスティン

    メスティンは山ごはんを楽しむ上で、僕にとって必須アイテムとなっている。何故かって?炊飯がとっても簡単でしかもお米が美味しく炊けるから。

    しかもメスティンは炊飯だけでなく、その形から、パスタや、炒め物料理にも適している、とっても優秀クッカーなのだ。

    今回はメスティンで炊飯をする際に、これだけ覚えておけば失敗せずに美味しいお米が食べられるというポイントを伝えたいと思う。

    メスティンとは

    メスティンはトランギアというスウェーデンのブランド。家庭用クックウェアからスタートし、その後キャンピングギアの商品開発を行ったという歴史がある。トランギアのキャンプ料理のための製品としての第一弾はストームクッカーで、効率的な料理が楽しめる。

    メスティンもこのオリジナルリティのある巧妙なデザインというトランギアのコンセプトを受け継いだ炊飯に特化したクッカーとして人気を博している。

    炊飯時の抑えておきたいポイント

    1. お米にしっかり水を含ませる
    2. 水の量を間違えない
    3. 炊飯時の火加減に気をつける
    4. 炊飯後の蒸らす

    今回紹介するメスティンの炊飯技術は、お米1合をベースにまとめていく。またメスティンはラージメスティンではなく、容量750mlの通常のメスティンを使用する。

    メスティンの炊飯ポイント その1「お米にしっかり水を含ませる」

    これはメスティンに限らず、炊飯する前には、お米に沢山お水を吸ってもらうことが大事。

    炊飯 水を含ませる

    これを行わないと、炊き上がりのお米に芯が残りやすい。また水を吸わせることで、ふっくらとしたお米が炊き上がる。気温によって吸わせる時間はまちまちだけど、夏場で30分、寒い時だと1、2時間吸わせるのが良いと聞く。

    テント場についてお腹がすいた状態で、そんな30分も待ってられない!という人は、小さなペットボトルに1合のお米を入れてひたひたにお水を入れておくと、メスティンで炊飯をし始める時に待つ時間が省ける。僕はこの「待つ時間」も山の1つの楽しみにしているので、気にならない。

    メスティンの炊飯ポイント その2「水の量を間違えない」

    メスティン 炊飯 水の量

    次に水の量メスティンの内側にはグロメットといって、取っ手と本体を繋げるために使用している丸いリベットのようなものがある。

    この丸い部分を目印に水を入れる。少し柔らかなお米が好みであれば、グロメットが隠れるくらい。王道の炊き上がりであれば、グロメットの中心に水を入れる

    メスティンの炊飯ポイント その3「炊飯時の火加減に気をつける」

    炊飯 火加減

    炊飯をする際によく耳にする「はじめチョロチョロ中パッパ」。最初は火加減を弱く、その後強くしてという段取りなのだけど、メスティンで炊飯をするときの火加減はずっと弱火。あとは待つだけ。

    メスティンの炊飯時間

    炊飯時間は15〜20分。炊飯時間のポイントは以下のとおりだ。

    • 低山であれば15分
    • 2000m級の高山であれば20分
    • 焦げ臭くなったら止める
    • パチパチという音がしたら止める
    • 心配であれば途中蓋を開けて確かめる
    • 慣れてきたら時間把握する

    バーナーでの炊飯時は時計でカウントしていても忘れてしまうので、タイマーがおすすめだ。あやまって焦がさないように固形燃料で炊飯をするというのも良いだろう。

    ちなみに分数をカウントしても風で熱がメスティンに向かっていなければ、お米がかたよって炊飯されてしまうので、バーナーは風に強いものを選ぶのと同時に風防を活用することが重要だ。

    炊飯用 バーナー

    上の写真はSOTOのウインドマスターだが、低山、高山に限らず安定した火力を出し、風に強い。炊飯用バーナーとしておすすめだ。

    固形燃料で炊飯

    炊飯 固形燃料

    ガスストーブの場合は止めるという作業が必要だけど、15~20分で火が勝手に落ちるように固形燃料のサイズを調整して使うというのもおすすめだ。

    タブレットの種類と燃焼時間、1箱あたりの分量をまとめると

    • 燃焼時間5分スタンダード4グラム
    • 燃焼時間6分5グラム
    • 燃焼時間12分ミリタリー14グラム

    上記からエスビットの固形燃料を低山であれば約15分なので、以下のバリエーションが考えられる。下をベースにお米が硬かった場合を想定し、予備としてスタンダード4グラムがあると良いだろう。

    • 燃焼時間15分:スタンダード×3
    • 燃焼時間17分:(ミリタリー×1)+(スタンダード×1)
    • 燃焼時間18分:5グラム×3

    高山であれば約20分なので、以下のバリエーションが考えられる。予備の考えは低山と一緒だ。

    • 燃焼時間20分:スタンダード×4
    • 燃焼時間24分:ミリタリー×2

    またこの時に風除けを一緒に使うことをおすすめする。せっかく時間を計っても風によってしっかりメスティンに火が向かっていなければ、上手な炊飯ができなくなる。

    メスティン 炊飯 蓋

    また火をかけていると蒸気によって必ず蓋が上がってくる。こうすると熱と水分が外に逃げてしまい、美味しいご飯が炊けないので、蓋に重石をのせておくと良い。

    メスティンの炊飯ポイント その4「炊飯後の蒸らし」

    メスティン 炊飯 蒸らし

    最後に忘れてしまいがちなのが蒸らしという工程。この蒸らしが工程にあるか、ないかでお米の美味しさが断然に変わる。

    この蒸らし最中にメスティンが徐々に冷やされてしまっては、温かなご飯が楽しめない。だから布に包んだり、風除けのアルミホイルに包んだり、持ってきた着替えのウェアに包んだり、と機転を利かせて蒸らす。蒸らす時間は10分程度。

    メスティン炊飯 完成

    こうして最高のお米が炊ける。改めてメスティンの炊飯ポイントだが以下の2点。

    ちょっと焦げ臭い!というくらいで火を止めると、お焦げがついている。パリパリっという食感も楽しみたい場合のポイントの1つ。ぜひ、美味しいご飯を山の上で楽しんでもらいたい。

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