メスティンは山でおいしいお米を食べることができる、取っ手付きアルミ飯盒として人気のある商品だ。メスティンで行う炊飯を覚えておくと登山だけでなくキャンプなどでも役立つだろう。この記事ではメスティンで上手に炊飯するための全行程についてポイントを踏まえて紹介していく。

炊飯を行う全行程

  1. お米に水を含ませる
  2. 火にかけ炊飯を行う
  3. しっかりと蒸らす

この3つの行程で炊飯は完了する。以下でポイントを踏まえ炊飯方法を紹介していく。

お米に水を含ませる

お米にしっかり水を含ませて、その後に炊飯を行う。こうすることでお米に芯が残らずにふっくらとしたお米を楽しめる。時間にすると暖かい時期で20分、寒い時期で30分を目安にすると良いだろう。

炊飯 水を含ませる

ポイント1-水を含ませる時間を短縮する方法

お腹が空いて炊飯を行おうと考えた際に、お米に水を含ませるための時間、待つというのは少し億劫に感じる場合があるだろう。その場合はペットボトルにお米と水を入れて、それを持っていくことで水を含ませる時間短縮が可能。

メスティン炊飯時 お米に水を浸す

ポイント2-メスティン内の水の量はグロメットを目安に

水の量はメスティンの内側のグロメットを目安にする。お米の量が1合の場合だ。グロメットとはメスティン本体と取っ手をつなげるために使用している丸いリベットの部分を指す。

細かな位置はグロメットの中心に水がくるようにする。もしペットボトルにお米を入れて浸水させたお米を利用する場合はグロメットの下あたりを目安にすると炊き上がり、お米が柔らかくなりすぎず美味しく炊くことができる。

メスティン 炊飯 水の量

火にかけ炊飯を行う

炊飯 火加減

炊飯をする際によく耳にする「はじめチョロチョロ中パッパ」。最初は火加減を弱く、その後強くしてという段取りなのだけど、メスティンで炊飯をするときの火加減はずっと弱火。あとは待つだけ。

ポイント1-メスティンの炊飯時間

炊飯時間は15〜20分。炊飯時間のポイントは以下のとおりだ。

  • 低山であれば15分
  • 2000m級の高山であれば20分

ポイント2-炊飯時のチェック

  • 焦げ臭くなったら止める
  • パチパチという音がしたら止める
  • 心配であれば途中蓋を開けて確かめる
  • スマホのタイマーを使うと間違いを回避できる

バーナーでの炊飯時は時計でカウントしていても忘れてしまうので、タイマーがおすすめだ。あやまって焦がさないように固形燃料で炊飯をするというのも良いだろう。

炊飯用 バーナー

ちなみに分数をカウントしても風で熱がメスティンに向かっていなければ、お米がかたよって炊飯されてしまうので、バーナーは風に強いものを選ぶのと同時に風防を活用することが重要だ。

上の写真はSOTOのウインドマスターだが、低山、高山に限らず安定した火力を出し、風に強い。炊飯用バーナーとしておすすめだ。

ポイント3-固形燃料で炊飯は放ったらかし

炊飯 固形燃料

ガスストーブの場合は止めるという作業が必要だけど、15~20分で火が勝手に落ちるように固形燃料のサイズを調整して使うというのもおすすめだ。

タブレットの種類と燃焼時間、1箱あたりの分量をまとめると

  • 燃焼時間5分スタンダード4グラム
  • 燃焼時間6分5グラム
  • 燃焼時間12分ミリタリー14グラム

上記からエスビットの固形燃料を低山であれば約15分なので、以下のバリエーションが考えられる。下をベースにお米が硬かった場合を想定し、予備としてスタンダード4グラムがあると良いだろう。

  • 燃焼時間15分:スタンダード×3
  • 燃焼時間17分:(ミリタリー×1)+(スタンダード×1)
  • 燃焼時間18分:5グラム×3

高山であれば約20分なので、以下のバリエーションが考えられる。予備の考えは低山と一緒だ。

  • 燃焼時間20分:スタンダード×4
  • 燃焼時間24分:ミリタリー×2

またこの時に風除けを一緒に使うことをおすすめする。せっかく時間を計っても風によってしっかりメスティンに火が向かっていなければ、上手な炊飯ができなくなる。

ポイント4-蓋が浮き上がらないように重しを使う

火にかけていると蒸気によって必ず蓋が上がってくる。こうすると熱と水分が外に逃げてしまい、美味しいご飯が炊けないので、蓋に重石をのせておくと良い。放ったらかし炊飯の場合は特に気をつけたい。

メスティン 炊飯 蓋

しっかりと蒸らす

メスティン 炊飯 蒸らし

蒸らしの行程は非常に大事だ。お米のおいしさが断然変わる。この蒸らしの最中にメスティンが徐々に冷やされないようにすることでほかほかのご飯が楽しめる。

メスティン用コジー

この蒸らしの行程で今や必須装備となっているのが山旅のメスティンコジーだ。アストロフォイルの輻射熱でしっかりと熱を逃がさず、しっかり保温をしてくれるので蒸らしの行程ではもちろん、お米を入れたメスティンを保温しておくのにも役立つ。

メスティン炊飯 完成

こうして最高のお米が炊ける。改めてメスティンの炊飯ポイントだが以下の2点。

ちょっと焦げ臭い!というくらいで火を止めると、お焦げがついている。パリパリっという食感も楽しみたい場合のポイントの1つ。ぜひ、美味しいご飯を山の上で楽しんでもらいたい。

メスティンレシピの記事

メスティンといっても、トランギアのメスティン、ラージメスティンやダイソーメスティンとサイズと形が様々あります。またメスティンで作ることのできるレシピも様々です。メスティンの様々なレシピを紹介中ですので、是非チェックしてみてください。

メスティンとは

メスティンとは

メスティンはトランギアというスウェーデンのブランド。家庭用クックウェアからスタートし、その後キャンピングギアの商品開発を行ったという歴史がある。トランギアのキャンプ料理のための製品としての第一弾はストームクッカーで、効率的な料理が楽しめる。

メスティンもこのオリジナルリティのある巧妙なデザインというトランギアのコンセプトを受け継いだ炊飯に特化したクッカーとして人気を博している。

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