【24-25版】冬山登山の必須装備！アウターグローブのおすすめ9選！

防寒グローブの選び方①：対応温度域

基本的には対応温度域でグローブを選ぶというのがシンプルですが、自分のアクティビティにあった使いやすいグローブ選びが重要です。

冬山登山であれば標高の違いで気温の違いが大きく変わります。 また風の強さによっても体感温度が大きく変わるため、単純に気温だけで考えては危険です。

標高は100m上げると0.6℃下がります。風速は1m/sで体感温度が1℃下がります。地上の気温が0℃だったとして、3,000mの山で風速が10m/sだった場合の体感温度は-28℃となります。

体感温度以外に運動量も重要です。ゆっくりと歩く勾配の少ない登山と、勾配があり緊張の多い登山とでは運動量が異なるし、低山で楽しむトレイルランニング、またバックカントリースキー、ゲレンデスキーとでは運動量が異なります。

防寒グローブの選び方②：防水透湿素材

防水透湿素材の代表的なものといえばゴアテックスです。ゴアテックス以外に各メーカーが開発している防水透湿素材には、高い伸縮性、優れた透湿性に特徴があり、それによってグローブの重量にも変化があります。

安心感を求めるならばゴアテックス、透湿性や価格を抑えめにグローブを購入したいならば、各メーカーが開発している防水透湿素材の特徴を理解して選ぶのが良いでしょう

防寒グローブの選び方③：保温素材

保温素材は中綿の厚みによって高まりますが、厚みが出ることで指が動かしにくくなり、細かい作業が難しくなる、またグリップ感が劣るなどデメリット面も考えなくてはいけません。

断熱性が高い素材を使用することで中綿の厚みを抑えながらも保温性を高く維持することができます。グローブに使用されている代表的な保温素材は、断熱性が高い順で、プリマロフト、シンサレート、フリースです。

プリマロフトはロフトが高くダウンのような優れた保温性が特徴です。しかしながら嵩張りがあるため操作性は劣りがちです。シンサレートは綿シート状の素材で比較的薄いことでかさばりが少なく、操作性が求められるシーンで有効な保温素材として知られています。

このことからも保温性を重視するのならばプリマロフト、操作性を重視するのならばシンサレートというように考えると分かりやすいでしょう。

防寒グローブの選び方④：アウターシェル

アウターシェルにはいくつかの素材が登場し、これらを適材適所に組み合わせてグローブが作られています。以下の表でグローブの素材スペックで登場する素材の特徴を整理してみました。

多くのグローブが採用しているゴートレザーは手のひらに使われており、摩擦力が高くストックが滑りづらく持ちやすいのが特徴です。シープレザーは軽くしなやかで、ゴートレザーと比較すると耐久性は劣りますが細かな作業や握りやすさに特徴が出ます。

防寒グローブの選び方⑤：インナーの取り外し

インナーグローブが取り外しできるセパレートタイプと取り外しができない一体タイプがあります。それぞれにメリットデメリットがあり適したシーンが存在します。

取り外しができるタイプは以下のようなメリットとデメリットがあります。

おすすめの秋冬用アウターグローブ9選！

※横スクロールで表を移動できます。

～超極寒にも対応する安心の二層構造～　『ブラックダイヤモンド　ソロイスト』

極寒の環境での登山やアルパインクライミングに最適なアウターグローブです。このグローブは、取り外し可能なインナーと防水性のあるシェルを備えた二層構造が特徴です。

インナーにはプリマロフトゴールドの中綿が使用されており、非常に優れた保温性を有しています。特に、-25度以下の超低温にも対応可能で、雪山での活動において手をしっかりと守ってくれるでしょう。

また、掌には耐久性の高いレザーが使用されており、グリップ力も向上しています。操作性も高く、ピッケルやカラビナの操作がスムーズに行えるため、登山やクライミングでの使用に一押しのグローブです。

～極地を想定した究極のグローブ ～　『THE NORTH FACE　インフェルノシーカーグローブ』

極地遠征を想定した高性能なエクスペディショングローブです。このグローブは、ゴアテックス素材を使用しており、高い防水性を有しています。

また、プリマロフトゴールドの中綿により優れた保温性を実現しており、極寒環境でも手を暖かく保ちます。巧みな立体裁断により操作性が高く、ダイニーマレザーで要所を補強しているため耐久性も兼ね備えています。

さらに、タッチスクリーン対応であるため、スマートフォンなどの操作も可能です。これらの特徴により、過酷な条件下でも信頼できるパフォーマンスを発揮します。

～寒さから身を守る、高い機能性～　『アークテリクス　フィション SV グローブ』

極寒の環境でのスキーやスノーボードに最適な高性能グローブです。

このグローブは、GORE-TEXメンブレンを採用しており、優れた防水性と通気性を提供します。プリマロフトシルバーとゴールドの断熱材を使用しており、最大級の保温性を実現しています。

耐久性を高めるために、プレミアムゴートレザーによる二重補強が施されています。さらに、手首のストラップでフィット感を調整でき、高い機能性で厳しい天候から手を守ります。

～操作性と保温性に優れた冬用グローブ～　『マウンテンハードウェア　エクスボージャーゴアテックスグローブ』

バックカントリースキーやスノーボードに最適な高性能グローブです。このグローブは、防水性と通気性に優れたゴアテックスメンブレンを採用しており、手を乾燥した状態に保ちます。さらに、ピタードレザーが使用されており、耐久性とグリップ力を提供します。

中綿にはプリマロフト ゴールド エコが使用され、エアロゲル技術を組み込んでいるため、軽量でありながら優れた保温性と通気性を実現しています。

～ミドルグローブと組み合わせて最適な防寒を～　『ファイントラック　エバーブレススノーシェルグローブ』

雪山での使用を想定した高性能な防水アウターグローブです。このグローブは、防水性と透湿性に優れたエバーブレス素材を使用し、雪や雨から手を守ってくれます。国産牛革のレザーパームにより耐久性が高く、操作性も優れています。

保温材はなく純粋なアウターグローブのみですので、好みのミドルグローブやインナーグローブと合わせて使用することで、様々な環境に最適な組み合わせとすることができます。また、親指と人差し指はタッチパネル対応で、スマートフォンの操作も可能です。

～使い勝手の良いセパレートタイプ～　『モンベル　2 in 1 アルパイングローブ』

厳しい冬山環境に対応するために設計された高性能グローブです。このグローブは、取り外し可能なライナーと防水性のあるアウターを組み合わせたセパレートタイプとなっています。

ライナーはウール製で、優れた保温性と吸湿性を提供し、アウターは耐久性のある素材で作られ、防水透湿性を確保しています。この構造により、連泊時にも乾燥が容易で、ライナーの交換が可能なため、長期間の使用においても快適さを維持できるでしょう。

さらに、手のひら部分には摩耗に強い素材が使用されており、耐久性を確保するとともに自然な操作感覚を実現しています。

～高機能なゴアテックスグローブ～　『マムート　ノードワンド　プロ　グローブ』

ゴアテックスメンブレンを使用しており、100%の防水性を確保しています。手のひらと上部は柔軟で撥水性のあるヤギ革で作られており、優れた操作性を同時に実現しています。

保温剤には、プリマロフトゴールドが使用されており、寒冷な環境での優れた保温性能を発揮します。

指の周りにはラップアラウンド構造が採用されており、操作性が向上していますし、ストレッチカフとフック＆ループクロージャーにより、フィット感を個別に調整可能です。

～過酷な環境に耐える高スペックグローブ～　『ラブ　クローマツアーグローブ』

このグローブは、防水性と通気性に優れたゴアテックス素材を使用しており、過酷な環境下でも手を快適に保ちます。特に、耐久性のあるレザーが掌に使用されており、優れたグリップ力と操作性を確保しています。

また、軽量でありながらプリマロフトゴールドによる保温性も十分に確保されており、寒冷地での長時間の活動にも耐えるでしょう。さらに、タッチスクリーン対応機能があるため、スマートフォンなどの操作も手袋を外すことなく行えます。

～操作性抜群の高機能グローブ～　『ミレー　トリロジー アイコン ゴアテックス グローブ』

GORE-TEXメンブレンを使用しており、防水性と防風性に優れ、極端な条件下でも手をしっかりと保護します。さらに、プリマロフトクロスコアが100g使用されており、エアロゲル技術によって優れた保温性を実現しています。

人間工学に基づいたデザインと成型された指の構造により、流れるような動きと正確なグリップで快適な使い心地となっています。また、安全な手首ストラップと調整可能なリストバンドが装備されており、快適さと安全性も高くなっています。