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八ヶ岳・赤岳鉱泉は冬も営業|行者小屋は小屋閉め、冬季予約は11月9日から

八ヶ岳・赤岳鉱泉は冬も営業|行者小屋は小屋閉め、冬季予約は11月9日から

この記事の要点:南八ヶ岳の行者小屋は10月31日の宿泊で今季の夏秋営業を終え、赤岳鉱泉もお風呂の営業を同じ日で終えました。赤岳鉱泉は冬も通年で営業し、2027年冬季(12月〜4月)の宿泊・食事予約は11月9日(月)12時から受け付けます。10月28日には稜線で初冠雪があり、北沢登山道には凍結箇所が出ています。11月の八ヶ岳はチェーンアイゼンと冬の防寒着を前提に計画してください。

何が発表されたか

赤岳鉱泉・行者小屋の公式サイトは、10月29日に「南八ヶ岳近況報告(10月28日時点)」を出しました。それによると、行者小屋の2026年夏秋営業は10月31日(土)の宿泊が最終日、赤岳鉱泉のお風呂営業も10月31日(土)が最終日です。赤岳鉱泉そのものは通年営業で、11月以降も泊まることができます。

また、同サイトは9月28日付で「2027年冬季予約開始日のお知らせ」を出しており、冬季の宿泊・テント泊の食事予約を11月9日(月)12:00から受け付けるとしています。冬の赤岳鉱泉は、毎年アイスクライミングや冬の赤岳・硫黄岳をめざす人で混み合う小屋です。年末年始や週末に泊まる予定がある人は、受付開始日を押さえておくと安心です。

くわしく:南八ヶ岳・北八ヶ岳の山小屋の営業状況

以下は、11月3日時点で各山小屋の公式サイトに出ている案内をまとめたものです。営業状況は天候や設備の都合で変わることがあります。出かける前に、必ず公式サイトで最新の情報を確かめてください。

  • 赤岳鉱泉(南八ヶ岳):営業状況 営業中(通年営業) / 期間・予定 お風呂は10月31日で終了。冬季の宿泊・食事は12月1日〜4月30日泊が対象 / 予約 冬季分は11月9日12時からWEB予約(推奨)・衛星電話 / アクセス 美濃戸口から北沢経由
  • 行者小屋(南八ヶ岳):営業状況 夏秋営業は終了 / 期間・予定 10月31日泊で営業終了。冬は12月26日〜1月2日泊の年末年始のみ予約制で営業 / 予約 年末年始分は11月9日12時から / アクセス 美濃戸口から南沢経由
  • 硫黄岳山荘(南八ヶ岳):営業状況 まもなく今季終了 / 期間・予定 4月下旬〜11月上旬。冬は休業 / 予約 公式サイトの予約ページ / アクセス 桜平から約3時間
  • 根石岳山荘(南八ヶ岳):営業状況 営業中 / 期間・予定 4月下旬〜11月下旬。年末年始と1〜3月は金・土の夜のみ宿泊営業 / 予約 公式サイトの予約ページ / アクセス 桜平から約2時間15分
  • 夏沢鉱泉(南八ヶ岳):営業状況 営業中(通年営業) / 期間・予定 設備の点検などで臨時休業の日あり / 予約 公式サイトの予約ページ / アクセス 桜平から約30分
  • 黒百合ヒュッテ(北八ヶ岳):営業状況 営業中(通年営業) / 期間・予定 冬季は冬季料金の加算あり / 予約 公式サイト・電話 / アクセス 渋の湯から。唐沢鉱泉側は冬は除雪がなく車で入れない

赤岳鉱泉と行者小屋のテント場は、冬季も予約不要・人数制限なしとされています。ただし、テント泊で夕食・朝食を頼むときは事前予約が要ります。2026年6月から長野県の宿泊税が始まり、1人1泊6,000円(税別)以上の宿泊料金には200円が別に現金でかかる点も覚えておきましょう。

登山者にとっての意味・気をつけたいこと

赤岳鉱泉の近況報告では、10月28日の赤岳鉱泉(標高約2,220m)の気温は最低−2℃・最高0℃でした。小屋のまわりに積雪はないものの雪が舞い、稜線ではこの日の朝に初冠雪が確認されています。稜線は岩と氷と雪が混じった状態で、小屋は「難しいコンディション」と伝えています。

  • 北沢の凍結に備える:北沢登山道には凍結した場所が点在しています。沢沿いの道は日が当たりにくく、朝に凍った箇所が昼まで解けないことがあります。チェーンアイゼンを持って行き、凍った木道や岩の上では早めに着けてください。
  • 稜線は冬の入り口:赤岳・横岳・阿弥陀岳の稜線は鎖場やハシゴが多く、薄い雪や氷が付くと滑りやすくなります。最新の状態は稜線近くの山小屋に問い合わせるよう、小屋も呼びかけています。自分の経験に合ったルートを選び、無理だと感じたら硫黄岳までにとどめるなど、引き返す判断を早めにしましょう。
  • 日の短さ:11月は夕方4時半ごろには暗くなります。登山口を早く出て、小屋には早めに着く計画にします。ヘッドランプは必ず持ちます。
  • 泊まれる小屋が減る:行者小屋が閉まり、硫黄岳山荘も11月上旬で今季を終えます。赤岳鉱泉、根石岳山荘(曜日に注意)、夏沢鉱泉、黒百合ヒュッテなど、営業している小屋を確かめてから計画を立ててください。閉まった小屋をあてにした行程は組まないようにします。
  • モバイルバッテリー:赤岳鉱泉・行者小屋は10月4日付で、小屋内でのモバイルバッテリーの充電と給電を禁止するお知らせを出しています。冬の寒さで電池が減りやすいので、予備電池は保温して持ち歩きましょう。

登山口までのアクセスと、確かめ方

赤岳鉱泉・行者小屋への登山口は美濃戸口と美濃戸です。茅野駅から美濃戸口へはアルピコ交通の路線バスがあり、茅野市のサイトに時刻表が出ています。昨季は10月27日から冬の時刻表に切り替わり、1日2往復の運行でした。今季の冬の時刻は、茅野市かアルピコ交通の最新の案内で確かめてください。美濃戸口から美濃戸までの林道は、冬は凍結しやすい道です。車で入る場合は、スタッドレスタイヤやチェーンの用意が必要になります。

北八ヶ岳の黒百合ヒュッテへは、渋の湯から登るのが冬の基本ルートです。黒百合ヒュッテの公式サイトによると、唐沢鉱泉へ向かう道は冬は除雪がなく、車で入ることができません。

次の大きな予定は、赤岳鉱泉・行者小屋の冬季予約の受付開始(11月9日12時)です。そのほか、各山小屋の公式サイトやSNSの近況報告で、雪の付き方や道の凍結を確かめてから出かけてください。

長野県では、登山計画書(登山届)の提出が呼びかけられています。長野県警察の「山岳遭難防止」のページや、オンラインで出せる登山届の仕組みを使って、出発前に提出しておきましょう。

出典:赤岳鉱泉・行者小屋公式「南八ヶ岳近況報告|2026.10.28」(2026年10月29日)/赤岳鉱泉・行者小屋公式「2027年冬季予約開始日のお知らせ」(2026年9月28日)/硫黄岳山荘グループ公式(硫黄岳山荘・根石岳山荘・夏沢鉱泉)/黒百合ヒュッテ公式/長野県山小屋情報ポータルサイト(八ヶ岳)/茅野市「美濃戸口線」時刻表(2025年度冬季)(2026年11月3日確認)

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