ポーラテックのパワーストレッチプロは4方向にストレッチするため、着用ストレスが極端に少なく、快適な着心地を提供するフリースです。今回はこのパワーストレッチプロを使用した大人気のフリース、RabパワーストレッチプロジャケットとHoudiniパワーフーディを比較していきたいと思います。
この記事では
- ポーラテックのパワーストレッチプロの特徴
- 2種類のパワーストレッチプロフリースの共通点
- 2種類のパワーストレッチプロフリースの違い
ついて紹介をしていきます。
こんな方におすすめの記事です。
- 着用感に優れたフリースの購入を検討している方
- ポーラテックのパワーストレッチプロが気になっている方
- 登山も普段も使えるリラックスフリースを探している方
ポーラテックのパワーストレッチプロの特徴
ポーラテックのパワーストレッチプロは、優れたストレッチ性による着心地の良さだけでなく、裏生地で素早く汗を吸い上げ、表生地に汗を移動し、拡散して乾きを促すミドルレイヤーで力を発揮する素材です。
パワーストレッチとパワーストレッチプロの2種類があり、プロは表面素材にポリエステルではなくナイロンを使うことで耐久性を向上させた素材となっています。
耐久性があるため登山などでアウターとして着用しても破れづらく、素材が艶やかになるためレイヤリングのしやすさが特徴です。パワーストレッチと比較するとパワーストレッチプロは価格が高くなるため、製品も高価となります。
2種類のパワーストレッチプロフリースの共通点
パワーストレッチプロを使用したフリースの中でも非常に人気の高いHoudiniパワーフーディは、Houdiniの旗艦アイテムとして知られ、毎年カラーを変えて販売し続けられています。
Rabのパワーストレッチプロジャケットはまだあまり多くの人に知られていないジャケットですが、非常に着心地がよくこれから脚光を浴びること間違いなしのフリースです。
この2つのフリースの共通点から紹介をしていきます。
シルエットとサイズ感
シルエットはどちらも体に吸い付くようなタイトな仕上がりです。しかしストレッチ性に優れているので窮屈に感じることはありません。
同じような着用感で、Houdiniパワーフーディが『Sサイズ』、Rabのパワーストレッチプロジャケットが『USでMサイズ』です。
ポケット
どちらにもハンドウォーマーポケットが左右についています。外側にはこのポケットだけで、内側には縦型の大きなポケットが付いています。
寒い季節では縦型の大きなポケットに冷えては困るグローブなどを入れるなどして活用することができます。
サムホール
手首と手の甲をしっかり温めるサムホールが設けられています。寒い季節には手首からの冷気の侵入を防ぎ、それによって手首を温めることで体を冷やさないことが可能です。
首をしっかり覆い隠す襟の高さとフード
フード付きのそれぞれのフリースは、襟が高く、それによってしっかりと首を温めてくれます。
フードのデザインはしっかりと頭を包み込むもので、フードを被っても視界が確保され息もしやすいデザインです。
2種類のパワーストレッチプロフリースの違い
多くの点で共通点があるパワーストレッチ製のフリースですが、細かな点で特徴に違いがあります。続いてはこの2つのフリースの違いについて見ていきましょう。
重量と価格
- Houdiniパワーフーディは30,800円で平均重量が478g
- Rabパワーストレッチプロジャケットは16,000円で平均重量が400g
価格は同等かと思いきや、かなり差があります。また重量は78gの違いがあります。
この重量差が価格に反映されており、その特徴からコストパフォーマンスをどのように考えるかという整理ができそうです。結論Houdiniの値段設定が高すぎ、Rabの値段設定が安すぎ、中間の22,000円前後が妥当な価格設定のような気がします。
採用されているフロントジッパー
- Houdiniパワーフーディはダブルジッパー
- Rabパワーストレッチプロジャケットはシングルジッパー
ダブルジッパーであることで通気性の確保がしやすいメリットがあります。しかしながらフリースジャケットで最も重い部材となるのがジッパーなので、ダブルジッパー分の重量が追加されます。
ドローコードのありなし
- Houdiniパワーフーディは裾にドローコードあり
- Rabパワーストレッチプロジャケットはドローコードなし
裾全周にドローコードが備わっていることで、裾からの冷気の侵入を防ぐ事ができます。サイズの選び方で体にフィットさせることができるポーラテックのパワーストレッチなので、ドローコードがなくとも冷気の侵入はある程度防げるとも言えます。こちらもドローコードが付いている分の重量が追加されます。
サムホールのデザイン
- Houdiniパワーフーディはダブル生地&ホールはシンプル
- Rabパワーストレッチプロジャケットはシングル生地&ホールは重なっている
Houdiniパワーフーディはサムホール部分のみパワーストレッチの生地が二重になっています。これによって手首部分がモコっとした厚みがあり、しっかりと手首を温めます。サムホールをした時は親指の大きさにもよりますが若干冷気の侵入があります。
Rabパワーストレッチプロジャケットは生地は一重。サムホールを使用しない時もごわつきが少ないです。親指をした時にはサムホール部分の生地が重なっているため、親指の付け根にフィットするため冷気の侵入が少ない特徴があります。
ハンドウォーマーポケットのデザイン
- Houdiniパワーフーディは開口部は小さめ、中の素材はメッシュ素材
- Rabパワーストレッチプロジャケットは開口部は大き目、中の素材は起毛メッシュ素材
ハンドウォーマーポケットの開口部が大きいことで手の出し入れがしやすく、中がメッシュ素材であることでベンチレーションとしての活用が可能です。
中の素材は体感の温度を直接手で感じることができるため、保温効果の高いハンドウォーマーポケットですが、起毛したメッシュ素材だとよりデッドエアが多いため保温効果が高くなります。
立体裁断
どちらのフリースもパワーストレッチによる大きな行動に追随する着心地の良さを体感できますが、Rabパワーストレッチプロジャケットは脇部分の縫製に立体裁断を採用しているので、より軽快な動きが可能です。
不明点
ここまで共通点と違いについて説明をしてきました。ひとつだけ分からないのがポーラテックのパワーストレッチプロの番手です。触った感じではどちらも変わりなく同じ厚みのように感じました。
直接各メーカーに確認したわけではないので同等の素材とは言い切れないため、不明点として残しておきます。