雪山でスノーシューを履いて、ハイキングするスノーシューハイク。雪山の銀世界をお手軽に堪能できるのが魅力です。今回は、スノーシューハイクにおすすめな山を5つご紹介します。あわせてスノーシューハイクに必要な物や注意点を学び、雪山の世界へ飛び出してみましょう。
スノーシューハイクの魅力
![スノーシュートレッキングのイメージ 大山鏡ヶ成](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/pixta_86797672_M-1200x675_1706120382.webp)
スノーシューハイクの魅力は、ふかふかの新雪を歩き、山の雪景色を堪能することにあります。雪深い場所でも足を取られずに歩けるのは、スノーシューの浮力のおかげ。山の中を自由に歩き回り、木々が雪に染まった、美しい銀世界を体感できます。
ときには、動物の足跡を見つけたりして、普段は見かけない野生動物の存在を身近に感じることもあるでしょう。
スノーシューハイクに必要な雪山装備を用意しよう
![スノーシューとワカンで雪山ハイキング](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/pixta_85612153_M-1200x800_1706120382.webp)
お手軽にできるスノーシューハイクではありますが、冬山のフィールドに出る以上危険が伴います。雪山でのトラブルを防ぐために、以下で紹介する雪山装備を準備するようにしましょう。
ウェア類
雪山での一番のリスクは、寒さによる低体温症です。体を冷やさないよう、山の気温に合った温かい服装を選びましょう。また、歩いていくうちに暑くなってくるケースもあるので、脱ぎ着しやすいようにレイヤリング(重ね着)を意識すると、体温調節がしやすいです。
スノーシューハイクに必要なウェア類は以下の表にまとめています。
ウェアの種別 | 備考 |
---|---|
ベースレイヤー(肌着) | 保温性・速乾性に優れるもの (化繊素材やメリノウールなど) |
ミドルレイヤー(中間着) | 保温性・通気性に優れるもの (フリースや化繊綿のジャケットなど) |
アウターレイヤー(防寒着) | 防水性・防風性に優れるもの |
靴下 | 厚手・極厚手のもの |
スパッツ(ゲーター) | 強度が高く、破れづらいもの |
手袋 | 防水性があるもの 予備の手袋・インナーグローブも用意 |
帽子 | 耳まで隠れる帽子がおすすめ |
ギア類
雪山では、紫外線が雪面で反射しやすいため、紫外線の影響が大きくなります。強い紫外線を目に浴び続けると、「雪目」のように目が痛くなる可能性も。紫外線から目を守るために、サングラスまたはゴーグルを用意しましょう。
その他、スノーシューハイクに必要なギア類は以下の表の通りです。
ギアの種別 | 備考 |
---|---|
登山靴 | 防水性があるもの。保温材入りモデルのもの推奨 |
ザック(バックパック) | 雪が付きにくいモデルのもの |
サングラス・ゴーグル | 紫外線を防ぐために必要 |
ポール(ストック | スノーバスケットがついているもの |
スノーシュー | 体重+背負う荷物の重さに対応する浮力のものを選ぶ |
雪山用の装備を一気にそろえるのが大変という方は、装備をレンタルするというのも手です。「やまどうぐレンタル屋」では、冬用登山靴やスノーシュー、ウェアなどがレンタルできます。装備を買うよりも手軽に装備をそろえられます。
▼やまどうぐレンタル屋の詳細を見る
登山道具のレンタルなら【やまどうぐレンタル屋】![](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/0_1706120383.webp)
スノーシューの選び方
スノーシューハイクでメインの装備になるスノーシュー。大まかには山岳用、ハイキング用、ランニング用の3つの用途に分類されます。スノーシューハイクでは、起伏の少ない場所を歩くので、ハイキング用のモデルがよいでしょう。
スノーシューは、自分の体重と荷物の重量を考慮し、対応する浮力のものを選びます。
▼スノーシューおすすめはこちらから
スノーシューハイクにおすすめな場所5選
![スノーシューハイクのイメージ](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/pixta_11330754_M-1200x800_1706120383.webp)
お手軽に雪山の世界を堪能できるスノーシューハイク。以下では、スノーシューハイクにおすすめの山を5つご紹介します。
北海道【大雪山・旭岳】
![北海道 大雪山旭岳の冬の風景](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/pixta_75239365_M-1200x800_1706120384.webp)
大雪山の旭岳では、ロープウェイで登った先の姿見駅付近でスノーシューハイクができます。森林限界上の開けた場所のため展望がよく、2,000級の山々が連なる景観はまさに圧巻です。また、火山活動による噴煙を間近に見られ、山の息吹を感じられるでしょう。
山名 | 大雪山・旭岳 |
場所 | 北海道中央部 |
標高 | 2,291m |
▼大雪山・旭岳の詳細はこちらから
山形・宮城県【蔵王山】
![山形蔵王の樹氷と青空 山形県山形市](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/pixta_73174545_M-1200x800_1706120384.webp)
日本三大樹氷に数えられる蔵王山。蔵王山の樹氷は「スノーモンスター」と呼ばれ、木々の原型がなくなるほど大きく成長します。スノーモンスターが立ち並ぶ姿はまさに迫力満点です。樹氷を鑑賞できるエリアまではロープウェイで登ることができます。
山名 | 蔵王山 |
場所 | 宮城県と山形県の両県南部の県境 |
標高 | 1,841m |
▼蔵王山の詳細はこちらから
山形県【月山】
![月山の雪景色](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/pixta_17337299_M-1200x800_1706120385.webp)
山形県の中央部にある月山は、特別豪雪地帯にあるため積雪量が豊富。そんな月山山麓でのスノーシューハイクでは、美しいブナ林を眺めながら歩けます。雪に包まれた山林で、静けさを感じながら雪山を満喫できます。
山名 | 月山 |
場所 | 山形県中央部 |
標高 | 約1,984m |
▼月山の詳細はこちらから
長野県【北八ヶ岳・坪庭】
![北八ヶ岳 坪庭から見える景色 中央アルプス・御嶽山方面](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/pixta_62478149_M-1200x800_1706120385.webp)
北八ヶ岳ロープウェイで登った横岳坪庭山頂駅周辺には、坪庭自然園と呼ばれる自然庭園が広がります。坪庭周辺では樹氷や日本アルプスの山々が見える好展望。なだらかな道で雪景色を眺めながらスノーシューハイクを楽しめます。
山名 | 北八ヶ岳・坪庭 |
場所 | 長野県茅野市北山 |
標高 | 2,337m |
▼八ヶ岳の詳細はこちらから
長野県【上高地】
![冬の上高地の風景 霧氷と青空【長野県】](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/pixta_87033052_M-1200x800_1706120386.webp)
山岳景勝地である上高地。夏はハイキング客でにぎわいますが、冬はスノーシューハイクにもおすすめの場所です。雪で覆われた大正池の上を歩いたり、北アルプスの堂々たる山々を眺めたりできます。
山名 | 上高地 |
場所 | 長野県松本市 |
標高 | 約1,500m |
▼上高地の詳細はこちらから
ガイド付きツアーで安全にスノーシューハイクを楽しもう
![スノーシュートレッキング](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/pixta_10825077_M-1200x900_1706120386.webp)
雪山に登るのが不安という方は、ガイド付きツアーを利用するとよいでしょう。雪山が初めてでも、引率のガイドがサポートしてくれます。
ガイド付きツアーは、とくに「クラブツーリズム」がおすすめです。現地までの送迎があったり、スノーシューのレンタル付きのプランがあったりするので、雪山初心者の方にピッタリのツアーです。
▼クラブツーリズムの「スノーハイク」ツアーを見る
クラブツーリズム![](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/0_1706120386.webp)
スノーシューハイクに必要な物、スノーシューハイクにおすすめの山をご紹介しました。雪山のフィールドに出る以上リスクが伴うので、準備をしっかり整えて臨むことが大切です。雪山が初めてという方は、ガイド付きツアーに参加するのがおすすめです。引率のガイドがサポートしてくれるので、安全にスノーシューハイクを楽しめるでしょう。