テンカラとは
テンカラは毛バリを使う日本の伝統的な釣りである。河川において特に上流域で行う釣りで、水生昆虫を捕食するイワナを対象とした釣りの手法。さおと毛ばりと釣り糸のみの仕掛けで手軽な釣りの方法として知られている。上流域に住む魚が対象となりヤマメ、イワナ、アマゴ、ニジマスとなる。テンカラ釣りで利用される毛鉤は釣り針に鳥の羽根屋ケイト綿などの素材を巻き付けて作る。天からの糸は先に向かって細くなるテーパードラインと均一な太さのレベルラインの2種類が使用される。テーパーラインが毛鉤を飛ばしやすいメリットがあるがラインが重いため戻ってくることが多くなり難しいとされている。上級者になるとこれを特徴として使いこなす。レベルラインは現在の主流として知られているレベルラインの太さは3から4号程度でラインが軽いという特徴があり風に弱く飛ばしづらいデメリットがある。山旅旅でマウンテンカラというネーミングでトレイルランニングの装備を装い、軽量コンパクトなテンカラをザックに装備し走ることで上流域に向かい釣りを行うアクティビティがある。別の雑誌ではテンカランなどと形容されているが、マウンテンカラが手段として走ることもあれば状況に応じて走らずに歩くこともあるため、テンカランとは異なる。
