山での「もしも」に備え、登山ではファーストエイドキットを携行することが大事と分かっていても、使用する機会が滅多にないため、何を持って行けばいいのか、最低限必要なキットは何かなど、中身に悩む方は多いのではないでしょうか。
また、ファーストエイドキットを入れておくポーチなど収納バッグについても気になりますよね。
この記事では、登山のファーストエイドに最低限必要な中身の選び方と使い方、実際に役立つ自作のキットなどについて解説しています。併せておすすめのファーストエイドキットとポーチを紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
(なお、本記事では応急処置に必要な救急セットについてのみ取り上げ、遭難などの非常事態に備えるエマージェンシーキットは省いています)
登山におけるファーストエイドキットとは?

登山でもハイキングでもいったん山に入ったらどんどん街から離れ、アクシデントが発生してもすぐに街に戻ったり、病院へ行ったりすることができません。
自然の中、救助隊が到着するまで、あるいは病院を受診するまでなんとか耐えなくてはならず、症状の悪化を防ぐため最低限の応急処置、すなわちファーストエイドを施す必要があります。
登山用ファーストエイドキットは、その応急処置に必要な道具であり、どういったシーンでどんなアイテムが役に立つのかあらかじめ知識を身に着け、実際に使えるようにしておくことが大切です。
ファーストエイドキットは中身を自分で選んで揃える

登山のファーストエイドキットは人によって中身が異なり、これが正解!というのはありません。山で起こりうる不測の事態に全て対応しようとすると、キットの中身は膨大となり、重くなってしまいます。
怪我や体調不良など山で起きることをある程度想定して必要なキットを選び、花粉症などパーソナルな持病に備える薬を加えて、自分流にカスタマイズしたファーストエイドキットを持ち歩くようにしましょう。
登山用ファーストエイドキットに入れたい中身の選び方

登山経験の少ない初心者の方は、ファーストエイドキットに何を持って行けばいいか迷ってしまいますよね。ここでは中身の選び方のポイントとなる点を紹介します。
①怪我(外傷、捻挫・骨折)、体調不良、虫さされに備える

登山用ファーストエイドキットの中身を選ぶ際、次の4点を軸に考えるといいでしょう。
- 外傷に備える:絆創膏やパッド
- 捻挫や骨折に備える:テーピングテープや簡単な固定具
- パーソナルな経口薬:体の内側からケアする
- 虫よけ・虫刺され対策:夏に必要(山域によっては春~秋に必要)
登山では木の根や泥濘など不整地を歩くため、街より怪我をするリスクが高くなります。怪我は、転んで擦り傷や切り傷などを負ってしまう外傷のほか、捻ったり挫いたり、場合によっては骨折することもあります。
山での怪我は大きな傷になることが多く、流血してなかなか血が止まらなかったりすることもあるので、大きめの絆創膏や止血のためのキットがあると役立ちます。
外傷を負った際は消毒をせず、傷を乾かさない湿潤治療が良いとされており、水で患部の汚れを落としてから止血を行い、傷口を保護するキットがあるといいでしょう。
足を挫いたりした場合は、まず患部を冷やして炎症を抑え、太めのテーピングで患部を固定します。テーピングは使い慣れていないと貼り方がわからないので、初心者の方は最低限、膝用と足首用のテーピングを持って行くといいでしょう。
また、長時間の歩行で靴擦れを起こしたり、疲労で足がつったり痙攣したり、指先にトゲが刺さったりすることもあります。
痛みで動けなければ救助要請が要りますが、軽症であればファーストエイドを施した上で、自力で歩いて下山しなくてはならず、ある程度の備えは用意しておくべきです。
経口薬はむやみに他人に譲渡できないため、自分の薬は自分で用意するのが鉄則です。花粉症や胃腸が弱いなど個々人が備えている常備薬がある場合は準備しておきましょう。
怪我による痛みが強い場合、痛み止めを飲んで和らげることができますし、足がつった時には飲んで効く漢方薬があるので、心配な方は用意しておくことをおすすめします。

また、山行が暑い時期なら、虫刺され・虫除け用のキットが必要です。虫よけスプレーや虫にさされたところに塗るかゆみ止めの薬、状況に応じてマダニや蜂などの毒を除去するキットなどを用意します。ヒルが多発する山域へ行く場合は、ヒルよけスプレーの持参がおすすめです。
②多用途に使えるアイテムや収納の工夫で軽量化を図る

例えば三角巾は、骨折した腕を吊るすだけでなく、添え木や捻挫したところの固定に使ったり、出血を抑えるための止血に使ったりなどさまざまな使い方ができます。
テーピングテープも膝やアキレス腱などのテーピングのほか、捻挫したところを固定するのに使ったり、あらかじめ踵の後ろに貼っておくことで靴擦れを防止したり、足の指に貼っておくことでマメを防いだりできます。
ワセリンは皮膚から水分が失われるのを防いで乾燥を防ぐため、リップクリームやハンドクリームとして使うだけでなく、怪我をした傷口を保護するのにも使えます。
このように多用途に使えるアイテムを持っておくとファーストエイドキットの中身を減らすことができて装備の軽量化に貢献します。
さらに、ジップロックや100均の小分け用ジッパー付きビニール袋などをうまく使ってカテゴライズするとスッキリと収納でき、いざという時に素早く取り出せます。

また、ワセリンや軟膏タイプの薬はそのままだとかさばるので、小さなケースに詰め替えて蓋にネームシールを付けておけばコンパクトにまとまり、使い勝手がよくなります。
③意外に役立つアイテムも要チェック

例えばペットボトルの蓋に穴を開けたものを持っておき、水を入れたペットボトルやプラティパスの蓋と取り換えれば、外傷で汚れた傷口にシャワーのように水をかけて汚れを落とすことができます。

また、ビクトリノックスのクラシックは、はさみ、爪楊枝、ピンセットなどさまざまな道具が1つに収まっているため、テープを切ったりトゲを抜いたりなど、さまざまな用途に使えて便利です。
このように、一見すると救急用品とは無関係でありながらファーストエイドに非常に有用なアイテムがあるため、本記事や山仲間の意見を参考に、キットに取り入れると良いでしょう。
登山に最低限必要なファーストエイドキット

これだけは持っておきたい登山用ファーストエイドキットを紹介します。
絆創膏

絆創膏は登山で最もよく使われるファーストエイドキットの1つです。擦り傷や切り傷、靴擦れを起こした際など、痛みを抑えて治りが早い湿潤治療用の絆創膏としてニチバンのケアリーブ治す力やバンドエイドのキズパワーパッド、瑞光メディカルの救急ばんプラスモイストの使用がおすすめです。登山の傷は大きいことが多いため、大判サイズは必ず入れておきましょう。
テーピングテープ

膝などの疲労を防ぐことが目的で普段から使っている方も多いテーピングテープは、足首を捻挫した際の関節の固定に使ったり、骨折の添え木の固定に使ったりできます。
また、マメや靴擦れができそうなところにあらかじめ貼っておくことで防止したり、外傷を負った際の包帯などを留めるテープとして使ったりなど、出番の多いキットです。

さらに、ファーストエイドではありませんが、登山靴が破けた時やソールがはがれた時などにぐるぐる巻きにして履き続けられるようにするのにも活躍します。
テーピングテープは膝用、指用など太さがいろいろありますが、ある程度太い方が汎用性があり、おすすめです。また、伸縮性と非伸縮性とがあり、運動用には伸縮性を、捻挫などの固定用には非伸縮性を使うのが一般的です。
テーピングの使い方がよくわからない方は、あらかじめ膝用や足首用にカットされたプレカットタイプのテーピングを持っておくことをおすすめします。貼り方の知識がなくても使えるようになっているため、特に初心者の方にはおすすめです。
止血用の吸収パッド

瑞光メディカルのヘモスタパッドは、たくさん血を吸ってくれる止血用パッドです。傷の大きさに切って使うことができるため、大きな傷に非常に役立ちます。
防水性サージカルフィルム

ヘモスタパッドで止血し、その上から防水フィルムを貼って水や細菌の侵入を防ぎ、傷を保護します。また、足のマメに貼ったテーピングの上から貼るのもおすすめです。
ハイドロコロイド包帯

ハイドロコロイド包帯は、傷の大きさに合わせて切って使える、湿潤治療用の包帯です。1枚のシートになっているので、ビクトリノックスのクラシックについているハサミで切って使います。
ハイドロコロイド包帯自体が吸収パッドになっているので、これ1枚で止血もできますが、大きな傷を負った時はヘモスタパッドで圧迫止血し、その上からハイドロコロイド包帯を貼るのがおすすめです。フィルムドレッシング材で密閉する必要がなくなり、移動時もとれづらいです。
三角巾

三角巾は、腕を吊ったり、捻挫を固定したり、外傷の止血の当て布として使ったり、保冷剤や添え木を固定したりと、さまざまな用途に使えます。2枚あると安心です。
マルチツール「ビクトリノックスのクラシック」

ビクトリノックスのクラシックは、ハサミ、ナイフ、ヤスリ、マイナスドライバー、ピンセットなどがコンパクトにまとめられたマルチツールです。
登山のファーストエイドでは、ピンセットをトゲ抜きに使ったり、ハサミをテーピングテープや止血用パッド、防水フィルムなどを切ったりするのに使います。
また、山ごはんの食材を切るのにナイフを使ったり、爪が伸びた時にヤスリを使ったりと、これ1つでさまざまな用途に使えるため非常に重宝します。また、道具を個別に持って行くよりも装備の軽量化に貢献します。
【自作】小さな穴を開けたペットボトルの蓋

ペットボトルの蓋の真ん中に穴をあけたものを自作して持参します。これを、水を入れたプラティパスの蓋として取り付け、怪我をしたところに勢いよく水を当てると傷口についた汚れを落とすことができます。水を入れる容器はペットボトルでも構いません。

簡単に自作できる上、水道のない山の中では非常に役立つアイテムですので、ファーストエイドキットの1つに加えることをおすすめします。
プラティパス

水を入れるソフトボトルです。

穴を開けたペットボトルの蓋を取り付け、怪我をしたところに水を当てることで、指や手を使わずに傷口を洗うことができます。
ワセリン

お肌や唇の乾燥を防ぐだけでなく、外傷の傷口に塗ることで乾燥を防ぐ湿潤療法に使えます。

小さなケースに詰め替えて蓋にネームシールを付けておけば、コンパクトにまとまり軽量化できます。
使い捨て手袋

山の中では手を水で洗うことできないため、衛生対策と感染予防対策として、使い捨ての手袋をつけて傷の手当てをします。もったいなくても1度使ったら廃棄するようにしてください。
鎮痛剤

痛みを抑える内服薬は助けを待つ間、痛みに耐えるために飲むか、どうしても動かなくてはならない時に服用します。
登山で役立つおすすめのファーストエイドキット

万が一のリスクに備え、持っていると役に立つおすすめのアイテムを紹介します。必要に応じてご自身のファーストエイドキットに加えてください。
常備薬(内服薬)

お腹を下しやすい、胃が弱い、花粉症がひどいなど、人によって必要となる内服薬をファーストエイドキットに加えます。
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

足がつった時によく効く、非常に即効性のある漢方薬です。足がつりやすい方におすすめします。
サムスプリント




骨折した時に添え木として患部を固定するのに使います。
サランラップ

深い傷で血が止まらない時、サバイバルな方法として傷口にワセリンを塗ってサランラップでぐるぐる巻きにするというやり方があります。大き目の絆創膏や包帯でも傷を覆えない時にサランラップが活躍します。
使い捨てカイロ

寒くてつらい時に役立ちます。
急性冷却パック

捻挫や骨折は、患部に炎症を引き起こします。ファーストエイドではまずこの炎症を冷やすことが大切です。急性冷却パックがあれば骨折や捻挫の炎症を鎮めることができる上、熱中症の時にも役立ちます。
ポイズンリムーバー

ハチやブヨなどにさされた時の毒を吸い上げるキットです。症状を緩和させる効果はないといわれていますが、すぐに毒を吸い上げることで痛みが持続せず、比較的傷の治りが早いといわれています。効果を実感している方が多いキットです。
マダニ取り「ティックツイスター」

マダニは、口器を肌にしっかり突き刺して吸血するため、無理に引き抜くとマダニの一部が皮膚内に残ってしまい、感染症を引き起こす恐れがあるため、病院を受診する必要があります。
しかし、病院をすぐに受診できない山の中では、素早く応急処置を行うのがおすすめです。

マダニが肌を刺しているのを見つけたら、マダニと肌の間にティックツイスターを差し込み、ねじりながら引いていくと、体内にマダニの一部を残すことなく除去できます。
ムヒアルファEX、ステロイド軟膏

虫にさされた後の強烈なかゆみにおすすめなのがムヒアルファEXで、非常に効き目があります。かゆみによる炎症を鎮めたり患部の広がりを抑えたりするにはステロイド薬が有効です。リンデロンやフルコートなどは薬局で販売されていますので、使用上の注意をよく読んでから使うようにしてください。
虫よけスプレー「スキンべープ」

夏はもちろん、山域によっては春から秋まで虫よけが必要です。さまざまな虫よけスプレーが市販されており、どれも効き目がありますが、蚊、ブヨ、アブ、マダニからヤマビルまで、これ1本で対策できるフマキラーの「スキンべーブ」がおすすめです。
ビニール袋

絆創膏を貼った時などのゴミ袋として使ったり、手袋の代わりになったりと何かと重宝するので、ファーストエイドキットに加えることをおすすめします。
ファーストエイドキットの使い方

ここでは怪我をした時のファーストエイドキットを使った応急処置の方法を紹介します。
①外傷を負った時
登山で最も多い怪我は、転倒などによる外傷です。「傷ができたら消毒してガーゼ」と思っている方も多いでしょうが、現在は「消毒をせず、傷を乾かさない」湿潤治療が痛くなりづらく、傷を綺麗に治すため、主流となっています。
湿潤治療における正しいファーストエイドキットの使い方を紹介します。
ステップ1:傷の汚れを水で落とす

街とは違い、山の中で水は限られています。限られた水で傷口を洗うには、水を入れたプラティパスまたはペットボトルの蓋を、小さな穴をあけたペットボトルの蓋に付け替えて、水をシャワーのように勢いよく穴から出して患部に掛けることで、傷口に手を触れることなく汚れが落とせます。
また、限りある水を無駄に消費することもありません。
ステップ2:止血する

傷が深い時は出血が多いです。ヘモスタパッドを傷の大きさに合わせてビクトリノックスのクラシックについているハサミでカットして直接患部に貼り、さらにその上からハイドロコロイド包帯を貼って手のひらで圧迫して止血します。
患部が手指の場合、心臓の位置より高く上げて止血すると効果的です。

ヘモスタパッドがなければ、ガーゼや手ぬぐい、三角巾などでも止血できますし、生理用ナプキンを直接患部に当てて止血を行うのもおすすめです。
ステップ3:傷口を保護する

浅い傷で出血がひどくなければ、傷口にワセリンを塗って皮膚の乾燥を防ぎ、その上から大き目の絆創膏を貼ってしっかり保護します。登山での傷はたいてい大きいため、大き目の絆創膏は必需品です。
絆創膏を貼ったら、汗による皮膚の炎症を防ぐため、暑い時期は1日に2回以上、寒い時期は1日に1回を目安に絆創膏を取り替えます。
傷が深ければ応急処置後、下山して病院を受診しましょう。浅い場合は絆創膏を交換しつつ経過を観察します。
②捻挫、骨折した時
捻挫と骨折は、素人では見分けがつきにくいです。いずれも応急処置の方法は同じなので正しいステップで痛みが長引かないよう対応し、街に帰ったら受診することをおすすめします。
ステップ1:患部を冷やす

患部を冷やして炎症を抑えます。街と異なり、冷たい水に濡らしたタオルで冷やすことができないため、急冷パックを利用します。
ステップ2:患部を固定する

痛みが強いと患部が腫れてきます。腫れている時は椹木(あてぎ)やテープなどで患部を固定しましょう。捻挫の場合は太めのテーピングで関節を固定します。

骨折の場合は、患部を固定するサムスプリントがあると便利です。なければ灌木などを利用して添え木とするといいでしょう。
ステップ3:ラクな体位を保持する

捻挫の場合は松葉杖の代わりになるような灌木を探したり、骨折の場合は三角巾などで腕を吊るしたりなど、ダメージを受けたところが悪化しないよう対処します。
骨折や捻挫の場合、基本的には動かないのが良いのですが、周りに人がおらず助けを呼べない場合は現在位置を把握し、どういった下山ルートが一番楽なのか確認してから、時間をかけてゆっくりと下山しましょう。
下山ルートが分からないのに行動すると遭難のリスクや体力消耗の危険が高まります。無理な行動は控え、動けなければ救助要請をしましょう。
【自作】万能虫よけスプレーの作り方

暖かな時期になると、ファーストエイドに虫よけキットが必要になります。市販の虫よけスプレーでもいいですが、特有のニオイや肌への刺激が嫌だったり、虫全般に効くキットが欲しかったりする方におすすめなのが、自作の虫よけスプレーです。
ここではブヨ、ハチ、マダニなど、幅広い虫に対して効果的な万能虫よけスプレーの作り方を紹介します。
【材料】
- ハッカ油
- シトロネラオイル
- 消毒用エタノール
- イカリジン
【配合】
- ハッカ油1:シトロネラオイル2:消毒用エタノール20:イカリジン20
この虫よけスプレーは、ハッカ油とシトロネラオイルが虫の嫌がるニオイを発しているため、虫を近づけない効果があります。また、シトロネラには汗のニオイや体臭を防ぐ効果もあります。
イカリジンには吸血害獣の感知能力を錯乱させる成分が入っているため、虫の吸血行動を阻止できる効果があります。虫が近くに来たとしても、血を吸われること、刺されることがないので、安心して行動できます。
この虫よけは、ハッカ油を多めに配合すると強力になりますが、多すぎると肌への刺激が強くなるので注意してください。

出来上がった虫よけスプレーは大きめの瓶などに保存し、無印良品の「詰替えセット」を使って「小分けボトルスプレータイプ」に移し替え、持参するといいでしょう。
初心者におすすめ!ファーストエイドキットのセット

ファーストエイドキットは何から揃えればいいかわからない、今まで説明したものを全部買い揃えるのは面倒という方は、最低限必要なものがセットになったファーストエイド キットが販売されていますので、手始めに市販のセット商品を使ってみてはいかがでしょうか。
市販のセット商品は、それぞれ中身が異なりますから、購入したら必ず中身を確認し、使い方をチェックしておきましょう。
また、市販品をそのまま持参するのもいいですが、例えば花粉症の薬や止血用のパッドなどを加えたりするなど、自分流にアレンジしてみるのもおすすめです。
おすすめのファーストエイドキットのセット商品
ここでは、おすすめのファーストエイドキットのセットを紹介します。中身がそれぞれ異なるので確認した上で、必要なアイテムを加えたり、不要なアイテムを削ったりとカスタマイズするのがおすすめです。
山旅 ファーストエイドキットBasicキット

ドラッグストアなどで購入が難しい、だけどあると大変便利なファーストエイド下記6種類をセットにした製品です。
- フィルム付きバンド:38x38mm ×10個
- 防水フィルム:80x80mm ×5個
- 指先用防水バンドエイド:45x45mm ×5個
- ミニ防水バンドエイド:直径22mm ×10個
- ハイドロコロイドヒールステッカー ×4個
- ハイドロコロイド指ステッカー ×4個

大きめの傷に対応できる上、カットしても使える防水フィルムや、靴ずれなどの湿潤治療に対応できるステッカーなど、ドラッグストアにありそうでないものがまとめてセットになっているため、あちらこちら探す手間が省けます。

OHKEY 救急セット ファーストエイド キット

出典:Amazon
防災士が監修した非常用救急キットです。登山だけでなくアウトドア全般から旅行などにも使えます。
中身は、笛、安全ピン、絆創膏、ポイズンリムーバー、ガーゼ、綿棒、三角巾、ハサミ、毛抜きなど最低限のキットは入っていますが、テーピングなどテープ類は入っていません。しかし、ポイズンリムーバーや笛、エマージェンシーシート、除菌ティッシュなどは入っています。

出典:Amazon
入れ物は視認性の高い赤いポーチで、いざという時、すぐに見つけられます。13.0㎝×18.5㎝のポーチにコンパクトに収まっています。
NORAH 救急セット 21点セット

出典:Amazon
登山に最低限必要なファーストエイドキットが揃ったセットです。
包帯、絆創膏、綿棒の応急セットのほか、ドライバーや缶切り、ナイフがセットになった多機能カード、止血帯、ガーゼ、テーピングテープ、サージカルテープ、使い捨て手袋、三角巾、ピンセット、はさみ、笛、ポイズンリムーバー、エマージェンシーシートなど16種類21点が入っています。

出典:Amazon
視認性の高い赤いポーチは防水性があるので濡れても大丈夫です。
救急セット 防水 携帯用 ファーストエイド キット

出典:Amazon
懐中電灯、笛、反射バンド、使い捨て手袋、多機能マルチツール、付箋、ポイズンリムーバー、はさみ、安全ピン、ピンセット、簡易裁縫セット、テープ、止血帯、眼帯、包帯、三角巾、簡易トイレ、人工呼吸用携帯マスク、サバイバルシートなど外傷手当用品のほか、非常時にも役立つ28種113点のアイテムが入っています。

出典:Amazon
ポーチは全面防水で雨の日でも安心です。ポーチの中はキットの中身をカテゴライズしやすいようメッシュポケットが配置され、見やすくコンパクトに収納できます。
登山用ファーストエイドポーチの選び方

ファーストエイドキットはこまごまとしたものが多いため、どこに何が入っているか、いざという時にすぐに見つけて取り出せる、使い勝手の良い入れ物に収納する必要があります。
ここでは、ファーストエイドキットを収納するポーチの選び方について解説します。
①視認性がある

ファーストエイドキットを使用するシーンは、負傷して自分でキットを取り出せないことも考えられます。他人に助けを求めて手当てをしてもらう場合、ザックからファーストエイドキットポーチをすぐに取り出してもらえるよう、誰が見てもファーストエイドキットが入っているポーチだとわかってもらえることが必要です。
ファーストエイドキットポーチはザックからすぐに見つけてもらえるよう視認性の高い赤色で、白い十字マークがついていれば救急用品だとすぐにわかってもらえます。
②防水性がある

雨が降っていると、レインカバーをしていても背中からの汗や雨で濡れたり、ザック内の荷物の出し入れの際にザック内部が濡れてしまったりすることがあります。
大切なファーストエイドキットの中身を濡らさないよう、ファーストエイドキットのポーチは、防水性のものがおすすめです。
③開口部が大きく広がる

ポーチの開口部が狭いと中身を取り出しにくく、処置をするまで時間が長くかかってしまいます。必要な中身がすぐに取り出せるよう、口元が大きく開くポーチがおすすめです。
ポーチ内部は、外傷を負った際のケア用品、虫さされ対策用品など用途別に収納でき、なおかつ必要なものがすぐに取り出せるよう見やすい設計となっているかどうかがポイントです。中身の視認性に優れ、必要なものが取り出しやすい伸縮性のあるメッシュ素材であったり多彩なポケット構成であったりすると便利です。
④適度なサイズ感

登山に必要なファーストエイドキットが無理なく収納できるポーチは、ザックの雨蓋に収納することができる、大きすぎず小さすぎないサイズがおすすめです。下記の寸法を目安にしてください。
- 縦:8~13cm
- 横:16~19cm
- 奥行き:約6cm
おすすめのファーストエイドキットポーチ6選

おすすめの登山用ファーストエイドポーチを紹介します。
【山旅】X-PAC製ファーストエイドポーチ

外側にX-PAC製の白十字型のポケットを配置し、最も使用頻度の高い絆創膏を収納できます。デザイン性と利便性を両立した作りで、ジッパーの引き手にはホイッスルが付き、助けを呼ぶことができます。

出典:山旅
開口部は大きいので中身を取り出しやすく、止水のダブルジッパーで中が濡れづらいのも魅力です。

また、両端にループがついているので、バックパックに外付けができます。ザックの雨蓋に収納できるサイズです。
価格 | 4,680円 |
重量 | 27g |
サイズ | 9×17.5×5cm |
素材 | Dimension-Polyant X-Pac VX21 |
【山旅】X-PAC製ファーストエイドバッグ

出典:山旅
軽量で視認性と利便性の高いファーストエイドバッグです。X-PAC210デニールナイロンを使用しているため耐久性があり、止水ダブルジッパーで防水性があります。手頃なサイズ感でザックの雨蓋に収納可能です。
大きな開口部で中身を取り出しやすい上、内側にはジッパー付きメッシュポケットやストレッチバンドポケットが配置されているため、絆創膏から小型ツールまで、使う順番に整然と収納でき、中身の整理整頓と緊急時の視認性を両立させています。

出典:山旅
ジッパーの引手にはホイッスルが付属されており、助けを呼ぶことが可能です。

出典:山旅
登山用ファーストエイドバッグとして使うほか、耳栓、ヘッドライト、アイマスクなどを収納して山小屋泊の夜用セットとして使ったり、歯みがきやメイク用品などを入れてトラベルバッグとして使ったりすることができます。持ち手が付いているので移動時に便利です。
価格 | 5,980円 |
重量 | 77g |
サイズ | 11×17.5×6cm |
素材 | Dimension-Polyant X-Pac VX21 |
【ドイター】アクティブパパイヤ

出典:Amazon
どこに何があるかすぐにわかるよう、小分け収納に便利なメッシュポケットや仕切りが付いています。

コンパクトにまとまり、持ち運びに便利なサイズです。防水性があり、ザックの中で視認性の高い赤色で、誰もが一目でファーストエイドとわかるポーチです。
価格 | 3,300円 |
重量 | 60g |
サイズ | 9×12×5cm |
素材 | 不明 |
【シートゥーサミット】ファーストエイドドライサック デイユース

耐摩耗性と防水性に優れた素材で中身を守ります。オーバル型の底面形状は多くのファーストエイドキットの寸法にフィットし、クリアウィンドウにより中身を把握しやすく、必要なものを素早く取り出せます。

出典:Amazon
狭いスペースにも収まりやすいソフトな本体で、日常使いから縦走登山時のパックとして活躍します。
価格 | 1,540円 |
重量 | 32g |
サイズ | 12×8×23cm |
素材 | 70Dナイロンファブリック |
【グラナイトギア】ファーストエイドエアポケット レッド

非常に軽量コンパクトでマチのないタイプのポーチです。防水性のある素材で、日帰り登山で最低限のファーストエイドキットを収納するのにちょうどよいサイズです。
| 価格 | 2,970円 |
重量 | 不明 |
| サイズ | 13×18cm |
| 素材 | 30Dシルナイロンコーデュラ |
【パーゴワークス】W-FACEポーチ1

非常に軽量で登山から旅行、普段使いまでできるフレキシブルなスタッフバッグです。独自の2ルーム構造で、水に強く、パッキングしやすいナイロンとメッシュを採用。2つの気室を隔てる仕切りは可動式のため、自分流にカスタマイズできます。

出典:パーゴワークス
カラー展開が豊富なので、ご自身が持っていないカラーを選んで目立たせることができます。
| 価格 | 2,200円 |
| 重量 | 25g |
| サイズ | 14×6×12cm |
| 素材 | 40Dナイロン、ポリエステル |
ファーストエイドキットの中身は自分流にカスタマイズしよう
ファーストエイドキットは出番が少ないため、何を持って行くべきか悩みますが、先輩の意見を聞いたり経験を重ねたり、本記事を参考にしたりすることで、自分流にカスタマイズしたキットを持参するのがベストです。
ファーストエイドキットをザックに入れっぱなしの方は、今一度中身を確認し、新しいものと交換したり、必要なものを追加したりするといいでしょう。


