2022.04.23

日帰り登山は15L前後の登山ザックで十分-おすすめのメーカー別ザックを紹介

日帰り登山におすすめのザックの容量は20〜30Lに満たない程度と言われていますが、実際に必要な装備を並べてパッキングすると15L前後で十分です。今回は各メーカーが出している15L前後のおすすめの登山ザックを紹介します。

15L前後のザックに収納できる装備一覧

日帰り登山用ザックの定番容量である20L台のザックを購入してみたら、メイン基質の中がスカスカになってしまっては仕方がありません。ザックの中がスカスカだと、ザックの中で装備が動いてしまい、安定して歩くことができません。ザックを購入する前に持っていく装備を並べて適切な容量のザックを購入するようにしましょう。

ブランド	オスプレー	ドイター	パタゴニア	グレゴリー	カリマー	ブラックダイヤモンド	アークテリクス	マウンテンハードウェア
商品名	ハイクライト18	ACライト17	アルトヴィア・パック14L	イナーシア18	セクター18	ディスタンス15	エアリオス15	フリューイッド15リップストップ
容量	18L	17L	14L	18L	18L	15L	15L	15L
重量	0.68kg	0.84kg	0.477kg	0.553kg	0.48kg	0.394kg	0.54kg	0.49kg
背中の構造	弓なりメッシュ	弓なりメッシュ	メッシュパネル	メッシュパネル	メッシュパネル	メッシュパネル	メッシュパネル	メッシュパネル

15L前後のザックの共通点

容量が小さいザックの特徴の一つに雨蓋がないことが挙げられます。また背面長の調整も省かれています。容量が小さいことから腰荷重ではなく、肩と背中で背負う作りとなっていることを念頭においておすすめザックをチェックして下さい。

15L前後のメーカー別おすすめ登山ザック

ピックアップしたメーカーは全部で6つ。どのメーカーもザックに力を入れている、背負い心地と機能性に優れたザックです。各メーカーが得意とする特徴を前面に出し、差別化を図ったザックに仕上がっています。

オスプレーハイクライト18

オスプレイの特徴である弓なりになった背面パネルを備え、背中と荷室の間に空間を作ることで背中の通気性を確保したザックです。

付属のレインカバーがボトムから引き出せる
ハイドレーションスペースの確保
上部フロントポケットあり
サイドボトルポケットあり
サイドコンプレッションストラップあり

ドイター ACライト17

コスプレ同様高い背面通気性を搭載したザックです。ウエスト部分には厚みのあるクッションパネルを配置することでザックの横ブレを防いだドイツならではの機能を備えたザックです。

付属のレインカバーがボトムから引き出せる
ハイドレーションスペースの確保
縦型に開閉するフロントポケットあり
上部ポケットあり
サイドボトルポケットあり

パタゴニアアルトヴィアパック14L

パタゴニアのザックの中でも背負い心地の良さとシンプルな構造で人気のアルトヴィアパックです。縦に長いシルエットで体に吸い付くようなフィット感のあるザックです。コンプレッションはフロントストラップで全体をコンパクトにすることができます。ウエストベルトがないシンプルさは、普段使いもしやすいでしょう。

付属のレインカバー
ハイドレーションスペースの確保
上部ポケットあり
サイドボトルポケットあり
フロントストラップあり

グレゴリーイナーシア18

フロントポケット2つに、2種類のサイドポケットを備えた細かなものを収納しておける利便性の高いザックです。取り外し可能なヒップベルトは普段使いがしやすい設計でシンプルなデザインも魅力です。

ハイドレーションスペースの確保
上部ポケット2箇所あり
サイドボトルポケットあり
サイドジッパーポケットあり

カリマーセクター18

普段づかいしやすいコンパクトな作りのザックです。荷物を収納すると厚みの出る構造で、荷物が少ないときは再度のコンプレッションストラップで調整が可能です。

ハイドレーションスペースの確保
フロントポケットあり
サイドボトルポケットあり
サイドコンプレッションストラップあり

ブラックダイヤモンドディスタンス15

トレイルランニング用ザックのフォーマットを取り込んだ、背負いながら様々なものを取り出せるショルダーストラップに特徴があるザックです。非常に軽量なつくりで余計なものを削ぎ落としつつ快適性を維持したダックです。フロントポケットの代わりに前面に取り付けられた大小様々なポケットに行動食やスマートフォン、ウォーターボトル、地図などを整理して収納することができます。