メスティンはキャンプ、登山といった幅広いアウトドアユーザーに人気のある山ごはんギアです。メスティンは炊飯だけでなく様々な料理を作ることができ、メスティン用の山ごはんレシピ本も多数販売されています。
メスティンとは
メスティンとはイワタニプリムスが日本で展開するスウェーデンのブランド『トランギア』から発売されている人気クッカーです。
トランギアのサイトでメスティンの紹介文を確認すると、取り外し可能なハンドル付きの飯盒と紹介されています。
ハンドルを取ってお弁当箱のように作った料理を持ち歩くことができて、ハンドルを取り付けることで調理ができる便利なクッカーというのがメスティンです。
メスティンはアルミでできているので熱伝導率が高く下から火で温めても熱が内部に均一に伝わるように作られています。
長方形で且つ高さが低くできているので、お米の一粒一粒に熱が均等に伝わるような形でできていることもメスティンの特徴です。
これがふっくらとしたご飯を炊くことができる秘密となっていて、誰でも簡単にお米とメスティンさえ持ち歩けばどこでも美味しいご飯を食べることができます。今回はそんなメスティンの魅力をレシピを踏まえて紹介していきます。
おすすめポイント
- アウトドアで炊飯が簡単にできる
- 炊飯以外にクッカーとしても使える
- 多くのレシピがウェブメディアや書籍で確認できる
- 山ごはん周りの小さなアイテムを仕舞える
- 簡単に山ごはんを作ることができる
商品概要
ブランド | トランギア |
商品名 | メスティン |
商品説明 | 取手付きアルミ製飯ごう(メスティン)。小物入れやランチボックスとしても便利。熱伝導率の高いアルミ製のため、熱が全体に回り、アルコールバーナーでもごはんが美味しく炊くことができる。 |
価格 | ¥1,600(税抜) |
重量 | 150g |
サイズ | 17×9.5×6.2cm |
素材 | アルミ製(無垢) |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
汎用性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★★☆ |
コンパクト性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
メスティンの特徴・人気の理由
メスティンでいろいろ楽しめるレシピ
メスティンは炊飯だけでなく、蓋をフライパン代わりにすることで簡単な炒め物から、ラーメンやパスタなどの麺類も楽しめます。
プラスアルファで料理の幅が広がる
メスティンにはメッシュトレイがオプションで販売されています。このトレイを使用することで蒸し料理や燻製料理ができるようになります。
メッシュトレーの網は高さがあるので十分に水を入れて食材を蒸すことができるのも使いやすく人気のポイントです。
またメッシュトレイを反対にするとフラットに収納することができるので、メスティンの中に料理ギアを収納しやすいのも便利です
メスティンのサイズは2つ
メスティンと呼ばれるものは重量150 G 、サイズ17☓9.5☓6.2 CM 、容量750 ml のレギュラーサイズを指します。
これとは別にラージメスティンは重量270 G 、サイズ20.7☓13.5☓7 CM 、容量1350mlというサイズです。
レギュラーサイズのメスティンは一人用の食事を作るのに適したサイズですが、ラージメスティンは約3.5合の炊飯が可能で、登山仲間と食事を楽しんだり、キャンプを楽しんだりするのに便利なサイズです。大きいがゆえに調理周辺アイテムを収納することにも長けています。
いづれのサイズのメスティンもレッドハンドル、ブラックハンドルとハンドルカラーを選べます。
またそれぞれのサイズのメスティンには専用の EVA ケースがオプションとして販売されており小物入れやスパイスボックスとしても活用できます。
このEVAケースはバックパックに装備類を詰め込む際に、ぐっと押し込むことでメスティンが潰れてしまわないように守る役割があります。
山ごはんレシピ5選
炊飯
レギュラーサイズのメスティンには、お米1.5合に対して300ミリリットルの水を入れ、お米に十分水を含ませた後に、約20分ほど炊飯すれば美味しいお米が炊き上がります。
メスティンで上手に炊飯行うポイントをまとめた記事は以下から確認いただけます。
速攻炊き込みご飯
食材は鯖缶とお米だけです。拍子抜けするほどシンプルな食材でとても美味しい炊き込みご飯が出来上がります。
炊飯方法を覚えておくだけで中に入れる具材を変えたり味付けをすることで炊き込みご飯を作ることができます。
サバ缶の中に入っている汁もすべてメスティンに投入をしお米を炊きあげて完成です。
クリームペンネ
使用する食材はコンソメとクリームチーズとペンネ、調味料です。
メスティンにペンネと刻んだコンソメと水を入れて放置した後にクリームチーズをのせます。
その後火をかけて時々混ぜながら加熱を行い、柔らかくなってきたら完成です。最後に胡椒とオリーブオイルを混ぜるとより本格的なクリームペンネに変身します。
蒸し料理
冷凍シュウマイ、じゃがいもや人参、肉まんなどをメッシュトレイの上にキッチンペーパーをひいて、その上に虫タイ食材を乗せて火を掛け蒸せば完成です。
シュウマイや肉まんなどは冷たいものを持って行って食べる瞬間に蒸して熱々を食べるというスタイルです。根菜類は蒸した後にマヨネーズや塩をつけてお酒のおつまみにしたりと楽しめます。
リゾット
ソーセージと刻んだ野菜と、トマトペーストとお米で作るリゾットは、炒めた後に水とお米を入れ、炊飯を行い、最後にチーズをかけ蓋をすれば出来上がりというとっても簡単なレシピです。
トマトは体を温め栄養補給にも優れた食材なので満腹感も栄養も得ることができる山ごはんです。
重要ポイント!メスティンの注意点
ポイント1:メスティンを購入したらシーズニング
購入したばかりのメスティンは無垢のアルミ状態です。いわゆるアルマイト加工というのが行われていない状態です。アルマイト加工は皮膜加工なのですが、この加工によってアルミ臭を防ぎ焦げ付きにくくなっています。
だからまず初めにメスティンのシーズニングを行い、その後に使い始めることで料理がしやすく美味しい食事を楽しめます。
ポイント2:バリ取り
これも購入したばかりのメスティンの縁を見るとギザギザとしていて、触るとあやまって手が切れてしまいます。
だから最初は紙やすりなどで磨いて丸みを出すことから始めます。
ポイント3:フッ素革命で焦げ付き防止
最初はメスティンで炊飯をするとお米の焦げを作ってしまいがちです。
焦げがつくとそれを取り除くのがとても大変なので業者にお願いをしてフッ素加工する方も少なくありません。
フッ素加工は業者にお願いすると本体で3000円程度、蓋で3000円程度と安くありません。
そこでメスティン以外にもアルミのクッカーいやチタンのクッカーにも使えるフッ素革命がおすすめです。フッ素革命は工場で熱加工をしてコートをする必要がなく誰でも簡単に焦げ付きにくいクッカーを手に入れることができます。
ポイント4:メスティン折りで焦げ付き防止
メスティン折りはクッキングシートで簡単に作ることのできるアイディアアイテムです。
メスティン折りに適したサイズのクッキングシートを使って決められた寸法に従って折るとメスティンの中にちょうど入る箱が完成します。折り紙感覚で作ります。
その中で炊飯や料理をすることで直接メスティンに食材をつけることなく調理ができるので焦げ付き、汚れが防止できるというものです。一泊以上の縦走登山などでは衛生的にメスティンを使えるので大変便利なアイテムとして使用が可能です。
おすすめのメスティンレシピ本
メスティンレシピ trangia 公認
メスティンのレシピを炊く、煮る、蒸す、炒める、燻すという5つの方法によって各10〜15レシピほどを紹介しています。
レシピだけでなくメスティンの特徴やメスティンを使う前の儀式、ご飯の炊き方や固形燃料で自動炊飯する方法、また周辺アイテムの紹介やメスティン収納術などが紹介されています。
メスティン自動レシピ
その名の通り何もせずに自動で食事ができてしまうということをコンセプトに、アイディアを紹介している面白いレシピ本です。レシピの内容もとにかく簡単に美味しいものができるという視点で紹介されており、山ごはんなど多くの食材を持ち歩けないシーンでは大変便利な一冊です。
こちらの書籍でもメスティンの基本情報からみんなのアイディアまで紹介されています。
メスティンマスターブック
メスティンを初めて使おうとするあなたにオススメの一冊です。
メスティンを使う時に必要な周辺グッズって何だろう?とか、メスティンのレシピにおいても写真と共に非常にわかりやすい紹介が特徴です。
前で紹介した2冊と比べるとサイズの大きいムック本となっているので、1ページの掲載ボリュームが多く、写真も出来上がりのご飯だけではない、ボリュームのある情報で確認することができます。
メスティンは書籍だけでなく、様々な登山WebメディアやキャンプWebメディアでも紹介されています。
メスティン一つあるだけで美味しいご飯が山の上で、自然の中で楽しめちゃう!とっても便利で可能性のあるアイテムなんです。
その他のメスティンレシピの記事
メスティンといっても、トランギアのメスティン、ラージメスティンやダイソーメスティンとサイズと形が様々あります。またメスティンで作ることのできるレシピも様々です。メスティンの様々なレシピを紹介中ですので、是非チェックしてみてください。